本当にやるからな?
皆様こんにちは
LUKAでございます
最近北海道も
急激に気温が下がって
ようやく過ごしやすい日々になってまいりました
もうそろそろ夏
終わりだかんね
北海道の夏は短いのだ
まだかろうじて海へは行けるだろうけれど
ここから一気に秋になっていくはず
暑過ぎるのは正直苦手なので
このくらいの23~25度くらいの気温が
長く続いてくれるのが良いんだけどなぁー
暑過ぎると
家の中には居ても立ってもいられなくなり
外出する事が多かったんですが
上述の通り涼しくなってきたので
最近はめっきり家に篭っております
観たかった海外ドラマを見ながら
サクサクレジン作品作りに勤しむ毎日
引き籠ろうと思えば何か月でも引き籠って居られるくらい
元来出不精の人間なので
このままずっと家の中に居たい所なんだけれど
冷蔵庫の中身が空っぽになってきたので
先日ちょっと買い物に出掛けた
仕方なく出掛ける支度を整え
車に乗り込み
エンジンをかけていざ出発
どうせなら必要な物をガッツリ買い込んで
また明日からしばらく引き籠りたい
そんな気持ちで走り出した
まずは市場へ行って
新鮮な魚介類とお肉を買って
次は薬局へ行って
生活必需品を大量に買い込んで
スポーツ用品店へ行って
マリンシューズを買って
スーパーへ行って調味料系を買って
最後にコンビニでたばこを買って帰ろう
買う物が多いからしっかり覚えておかなきゃ!
頭をフル回転させながら必要な物を考え
車を走らせていると
まだまだ先の道路の左側を
フラフラと歩く老人が視界に入った
何だろう
妙にフラついていて危ないなぁ・・・!
ちょっと大げさに避けて走ろうかな
老人はゆっくりゆっくりこちらに向かって歩いて来ている
かなり手前からハンドルを右に切り
老人を避けて通過しようとした
そして老人との距離がどんどん近付き
すれ違った瞬間
私は叫んだ
私「かんわえぇぇぇえーーーー!!!」
フラフラと歩いていた老人は
80~90代に見えるお爺ちゃん
目を閉じた上体で
口を大きく開いたまま歩いていたが
その歯はまばらで
数本しか歯が見えなかった
何を隠そう
私はお年寄りが大好きである
お爺ちゃんやお婆ちゃんの手や腕の
しわくちゃに余った皮をフニフニ触るのが大好き
何喋ってんのか分からない
ふがふがした喋り方も大好きだし
瞼が下がって眼球がちょっとしか見えない所も好き
何かをこちらに渡そうとしてきているのに
なかなか離さないその反射神経の鈍さも可愛いし
腰や背中が曲がって
どこもかしこも痛そうな様子は
心の底から可哀相に思える
坂道を辛そうに歩いている様子を見ると
思わず車に乗せて連れ帰りたくなっちゃうくらい
お年寄りが大好きなのだ
そんな私から見たフラフラ歩くお爺ちゃんは
とにもかくにも可愛かった
そしてそれプラス
そのお爺ちゃんは
ある物を両手で抱えて歩いていた
それは
茶色のテディベア
びっくりするくらい可愛い
多分30センチくらいあるんじゃないかなぁ?
そのくらい立派なテディベアを
両手で大事そうに抱えて歩いていた
何それぇぇぇえーーーーー!!!
爺ちゃんも可愛いけど
テディベアで更に可愛さ増してるー!!!
え!?
何それ散歩!?
お爺ちゃんクマちゃんと散歩してるの!?
可愛いでしゅねー!
お爺ちゃんもクマちゃんも可愛いでしゅねー!
と思ったけど
すぐに車停めたわ
爺ちゃん認知症で徘徊してんのかも
って冷静になったわ
やっべーじゃん
車を停めて
ぐるっと首を後ろに回して
お爺ちゃんの後ろ姿をしっかり確認してみた
するとお爺ちゃんは
ちゃんと靴(?)を履いていた
上はランニングシャツ
下はステテコ
(まぁこれはこの辺りのお年寄り皆そんな恰好だから心配ない)
つっかけタイプのサンダルを履いて
真っ白な髪がちょぼちょぼ生えてる
どこからどう見ても可愛いお爺ちゃん
徘徊だったら
足元が明らかにおかしい場合があるけれど
今回はサンダルと言えど
外履きらしき物を履いているから大丈夫だろう
足取りは怪しいけれど
歩いている場所は歩道側
お爺ちゃんは次の曲がり角を
ちゃんと車道を避けて曲がって行った
よし!
大丈夫そうだね!?
あれは徘徊じゃないね!?
いやーしっかし可愛かったなぁー
なんだろーあのテディベア
孫の代わりとかなのかなぁー
背景に悲しい物語とかが隠されていないと良いなぁ・・・
それにしても
とにもかくにも可愛いお爺ちゃん&クマちゃんだったなぁー
買い物を終えた私は
実家に立ち寄り
お土産に安く購入したアワビを冷蔵庫に収納
そのお爺ちゃんの出来事を
4コマ漫画にして実家に置いて来た
夜になり
母から電話が掛かって来た
母「爺さん大丈夫なの?」
私「え?あぁ徘徊かなって一瞬焦ったけど
足元見たら問題無さそうだったよ」
母「あぁそれなら良かった」
私「いやもうお爺ちゃん可愛かったんだよー!
なんだろうね!
お年寄りってのはどうしてこうまでも可愛いんだろうね!
クマちゃんだっこしてどこ行くんだろうね!」
母「車から降りてだっこさせて貰えば良かったのに
可愛いですねーだっこして良いですかー?って」
私「あぁクマちゃんを?」
母「爺さんを」
私「・・・・・・・・・・」
その場合
爺さんの家にじゃなくて
お宅に私を引き取りに来るよう
警察から連絡が入ると思いますが大丈夫ですか?