ある意味素晴らしい躾スタイル

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

えー先日の記事を書き

頂いたコメントを見て

ふと思った事があったんですが

 

 

「時代が変わって治安が悪い」じゃなくて

 

多分昔も今も治安の良し悪しはそれほど

変わっていないと思うんですよね・・・!

 

 

よく

「子供がおじさんに連れて行かれた」とか

「変質者が出た」とかって聞いて

そのたびに学校やお母さんたちが大騒ぎしているけれど

 

昔だってめちゃくちゃありませんでした!?

 

 

パチンコ屋で誘拐される子供やら

スーパーで誘拐される子供やら

当時だってわんさか居たと思うんですよ

 

何なら今よりも圧倒的に電柱に貼られた

行方不明の子供の貼り紙が多かった気がする

 

 

メディアや親たちの反応が変わった事によって

学校関係者の対応も変わっただけであって

起きている事は何ひとつ変わっちゃいないと思っている

 

 

 

という訳で本日は

私が幼い頃に体験したあれこれを書いていきましょう!

 

以前にもいくつか記事にした事があった気がするんですけどね・・・

これは書いた事なかったはず・・・!

 

要はあれだよね・・・

変な人は今も昔も同じだけの確率で存在するけれど

そんな人と巡り合うかどうかは

「どれだけ外に出ているか」によって変わってくる気がする

 

よく外に出ている人や色々な人に会っている人は

当然その確率も上がってくるよね・・・

 

 

 

『おじさん何やってんの?』

 

これは私が小学校4年生くらいの頃かなぁ

 

転校してきたばかりだったから

多分そのくらい

 

学校内で全校集会が開かれて

「不審な人が目撃されていますので注意して登下校しましょう」

という話を聞かされた数日後の事だった

 

 

私と

当時仲が良かったYちゃんという女の子は

 

 

不審者を見てみたくて仕方なかった

 

 

思えば当時はそういった「不審者が出た」という話は

本当によく聞く話だった気がする

 

なんだろ

毎年春になるとね・・・

色んなパターンの変質者がどこからか現れるんですよ・・・

 

 

 

学校帰り

毎日のように学校周辺を探索して帰る私たち

 

もし万が一何かあったら

2人で反対方向に走って逃げよう!

という事まで決めていた

 

 

そして数日経ったある日の事

 

学校のグラウンドを出て

10台ほどの車を停められるようになっているスペースで

私とYちゃんは

 

変質者に遭遇した

 

 

男性がバッと車から降りてきて車の前に立ち

いかにもなトレンチコートをバッ!と広げると

 

 

そこは全裸の世界

 

 

私「!!!!!!」

 

Y「!!!!!!」

 

 

きたーーーー!!!!!

 

こいつかぁぁぁーーーー!!!

 

 

けど

 

全裸を見せてきた男性も

私たちも

 

誰も微動だにしなかった

 

 

男性がこちらに一歩でも歩いてきたら

逃げる気満々だったのに

向こうが動かないからこっちも動けず

 

ただただ全裸のおっさんを見つめるだけになった

 

 

男性「・・・・・・・・・・・」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

Y「・・・・・・・・・・・」

 

 

その沈黙を破ったのは

 

私の一言

 

 

私「おっさん何やってんの・・・?」

 

 

その瞬間

男性はバッ!と向きを変えて車に戻り

車を走らせて居なくなってしまった

 

 

それを見送った私とYちゃんは大笑い

 

そして

 

 

後悔した

 

 

私「とりあえず「小さい」って言うべきだった」

 

Yちゃん「パパのより小さいって言えばよかった!!!」

 

 

 

『ついてっちゃダメ!』

 

幼い頃から鍵っ子だった私に

母はいつだってこう言っていた

 

「知らない人からお菓子貰ってもついてっちゃダメ!」

 

多分私にだから言ってたんだと思う

 

 

お菓子貰えば誰にでもついて行く子だったから!!!

 

 

幼稚園に通っていた頃から

私の行動範囲は驚くほど広く

毎日が冒険の連続だった

 

 

そんなまだ可愛い可愛い私ですから

色んな人がお菓子をくれる訳ですよ

 

「可愛いねぇ」

「お菓子あげるからね」

「お友達と一緒に食べなさい」

 

当時のルカ家ではお菓子なんてほとんど買い与えられず

お菓子をくれるのはみーんな良い人に見えていたし

そういう人に出会いたくて

会えそうな場所へ足を運ぶ事だってあった

 

幼稚園児って案外ずる賢い

 

 

家に招かれてお菓子を食べさせて貰う事もあったし

必要とあらばお膝の上に座ってあげる事もあったし

肩たたきをしてあげる事だってあった

 

これから先も末永くお菓子を快く差し出して貰う為に

空気めっちゃ読んでた

 

 

ママ!

大丈夫だよ!

あたしお菓子をくれない人にはついて行かないから!

 

 

そんな中

一度だけ「あれはヤバかった気がする状況」に遭遇した事があった

 

家からはちょっと離れた

平屋のアパートに住んでいる若い男の子

 

あれは大学生とかそういう感じだったのかなぁ?

 

日中に家に居る事が多かったから若干謎なんだけれど・・・

 

 

まだ私が幼稚園児という事もあり

大層身長が大きく見えたそのお兄さんは

いつもアパートの辺りをポケットに手を突っ込んで散歩しており

何度かそれを見かけているうちに

飴やらガムをくれるようになった

 

 

そしてそれが何度か続いた後

 

 

「一緒に遊びに行こう」みたいな事を言われた気がする

 

記憶が定かじゃないけれど

多分そう言われてお兄さんについて行ったのだ

 

 

お菓子貰ったからね!?

 

お菓子貰った分のお返しに

相手の要求に応えるのは当然だから!

 

 

結局

途中から手を繋がれて

公園の裏にある

薄暗い林の中に連れて行かれそうになったんですよね

 

途中会話をしながら

「そんな所に何しに行くんだ?」

みたいな事を聞いたんだけれど

 

私の納得のいく返答は返ってこなかった

 

 

なんとなく雰囲気で

「あ、これはまずい」みたいなものを察した私は

 

 

私「おしっこ!!!」

 

 

そう叫んだ

 

トイレの公衆便所を指さして

足をくねくねさせて何度も言う

 

 

私「おしっこ!おしっこしたい!!!」

 

 

するとようやくお兄さんが手を放してくれて

 

その瞬間

 

 

全力で走った

 

 

振り返らずに必死に走った

 

 

その時私の頭の中をよぎったのは

 

「こんなのバレたら

 お母さんにまたぶっ叩かれる!!!」

 

だった

 

 

お兄さんの身長からし

本気で走ったら私なんて簡単に捕まえられるだろう

とかそんな事より何より

 

何か問題が発生して

母が怒る事の方が圧倒的に怖かった

 

あんなに口酸っぱく

「お菓子貰ってもついてったらダメ!」

って言われてたのに

その言いつけを破って問題なんて起こそうものなら

あの恐ろしいほど重い平手打ちを何発ぶち込まれるか・・・!!!

 

 

公園の木の間を必死に駆ける私

 

 

 

お母さんにっ・・・

 

 

バレる訳にはいかねぇぇぇぇ!!!!!

 

 

公園を抜けた所でようやく振り返ると

少し遠く離れた位置に居たお兄さんがこちらに向かってきており

私が立ち止まったせいか

 

お兄さんも走り出した

 

 

なんだか分からないけど身の危険を感じますぅーーー!!!

 

 

崖のようになっている草むらに飛び込み

両手で草を掴みながら必死に登っていく

 

無事に家へ帰るんだ!

 

帰って何事もなかった風にしていればいいんだ!!!

 

 

以前友達と夜遅くまで遊んでおり

家へ帰ったらパトカーが来ていて

「捜索願を出す一歩手前だった」

という状況に陥った時の事が頭をよぎる

 

あの時は何発叩かれたっけ・・・!

 

 

何が何でも無事に家に帰らないと

色んな意味で無事では済まされないぞ!!?

 

 

結局私は無事に家に到着し

震える手で必死に鍵を開けて家の中に入り

ドアに鍵をかけて

 

ようやく落ち着いた

 

 

椅子を持って窓の所へ行き

窓の外を確認

 

ベランダからも窓の外を確認

 

 

するとお兄さんが

きょろきょろしながら歩いているのが見えた

 

 

こっわ!

 

 

なんでもなかったかもしれないし

なんでもあったかもしれない

 

だけどとにかく何だか嫌な雰囲気だった!!!

(その後お兄さんが散歩をしている姿は一度も見かけなかった)

 

 

この日私は

 

母の前で余計な事を言ってしまわないよう

いつになく慎重だった

 

 

あの

お兄さんが走って追いかけてくる姿も確かに怖かったけど

 

 

それより何より

 

 

私は母のくっそ重い平手打ちが怖い・・・!!!!!