見事なフラグ回収

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先月

兄夫婦の家のお引っ越しを手伝った私なんですが

 

その時ちょっと面白い事があった

 

 

朝早くから

レンタカー屋へ2tトラックを借りに行く事になった私

 

メンバーは

兄・父・Yちゃん(兄嫁)・私の4人

 

 

この4人でトラックを借りて兄夫婦の家へ戻り

荷物を積み込み

新居へと運ぶ作戦だった

 

 

 

しかし事件は

 

レンタカー屋へ向かっている途中の

兄が運転する車内で起きた

 

 

兄「〇〇のレンタカー屋どの辺だっけ

  場所分かんねぇや

  なんかこの辺にもあった気するし

  そっちにも無かったっけ」

 

Yちゃん「・・・・・・・・・・?」

 

 

後部座席でYちゃんの隣に座っている私は

Yちゃんの表情と動きがよく見える

 

 

Yちゃんは兄のそのセリフに

一瞬戸惑った様子を見せた

 

 

Yちゃん「え?レンタカー屋って一軒だけじゃないの?」

 

兄「なんかそっちにもあるぞ

  だけどお前が電話したって言ってたのは〇〇

  〇〇がどこだか調べて」

 

Yちゃん「・・・えっ

     そんな何軒もあるの?」

 

父「そっちの方にももう一軒あるぞ」

 

Yちゃん「・・・・・・・・・・???」

 

 

スマホを操作し始めるYちゃん

 

だけど手が止まる

 

 

Yちゃん「え?レンタカー屋ってなんて名前の・・・?」

 

兄「とりあえずお前が言ってた所行ってみるか?」

 

 

どうやらレンタカー屋に予約を入れたのは

ここ数日内の事ではなかったらしく

Yちゃんはレンタカー屋の名前を忘れてしまっている様子

 

 

そして

予約を入れた時に口にしていた名前の

レンタカー屋の前に到着した私たちは

車が停められている駐車スペースを見て頭を傾げた

 

 

父「2tっぽいの無いな

  あれは・・・違うか」

 

私「あれだと少し小さく見えるね」

 

兄「そもそもまだやってなくねーか?」

 

 

人一人おらず

とてつもなく静かなレンタカーショップ

 

 

Yちゃん「え・・・ここじゃないんじゃない?」

 

兄「ここじゃないんじゃないってお前

  お前が〇〇って言ってたんだぞ?

  なによ違うのか?

  大体これまだやってねぇぞ

  もう予約の時間なのにおかしくねぇか?」

 

Yちゃん「えぇ・・・!?

     あたし・・・どこに電話かけたんだろう・・・!

     この街にレンタカー屋一軒しかないと思ってた!」

 

私「発信履歴見てみたら?」

 

Yちゃん「あ!そうか・・・!そうだね!?」

 

 

車を一度停車させ

Yちゃんが必死に発信履歴を確認する

 

 

・・・が

 

 

Yちゃん「もう履歴残ってないわ・・・!

     電話したの1カ月前なんだよね・・・!」

 

兄「バカお前・・・!

  だから事前に一回ちゃんと確認しとけ

  って言っただろ!」

 

Yちゃん「えぇーー・・・どうしよう・・・!」

 

 

あぁだこうだと言っている兄と父

 

だけど私は

 

 

何というか

 

 

微笑ましいな

と思って眺めていた

 

 

トラックが借りられなかったら

そもそも引っ越し計画自体がとん挫するレベルなんだけれど

 

何というかこう・・・

 

 

夫婦ってこういうもんなんでしょうね・・・!

 

 

兄はYちゃんに「レンタカーを手配するように」依頼し

Yちゃんはそれを引き受けた

 

だけど失敗する事もある

 

そんなYちゃんを

兄は責めてはいるものの

本気では怒っていない様子だったし

怒られたYちゃんはとても申し訳なさそうで困った様子

 

これは当然それ以上怒る事なんて出来ない

 

 

こうやって二人で支え合って生きて行くのが

夫婦というものなんでしょう

 

 

頭の中で

 

私が誰かと結婚したら

をシミュレーションしてみる

 

 

私が兄の立場だった場合

 

 

怒らない

 

一言も怒らない代わりに

「お前に物を頼んだ私がおろかだったんだ」

と二度と信頼する事が無くなる

 

って言うか

そもそも何かを任せる事はしないんじゃないかな・・・

 

そのー人間ってさ・・・こう・・・

「誰かに何かを依頼したけれど予想した結果にならなかった」

という場合に

結構ストレスを感じませんか?

 

勝手に理想を押し付けて

勝手に失望するのが人間のような気がしている

 

だけどそれって随分な自分勝手じゃないですか

 

「期待してたのに!」なんて

期待した方が悪くないですか?

 

 

だったら

 

最初っから最後まで全部自分でやった方が良いに決まってら!

 

 

自分がミスしたら自分でケツ拭けばいいだけだし

他の誰かにストレスを感じる事なんて無いんだ!

 

 

・・・うん

 

兄の立場だと「私結婚」という設定が破綻する

 

こうなってくるともう

結婚する意味も誰かと寄り添う意味も無い

 

 

故に私は一人なのだ

 

 

 

じゃあじゃあ!

 

私がYちゃんの立場だったとしましょう!

 

旦那から何かを任されていたけれど

それをミスして「バカじゃないのか」と言われました!

 

 

「はぁああ?

 だったら最初っからおめぇが全部自分でやりゃいいだろ!」

 

 

こうなる予感がする・・・!!!

 

 

ミスを認める気持ちもあるし

ミスしたら何が何でも自分でケツを拭く所存だ

 

だけどそういう動きをしている最中に責められようものなら

「うるっせぇな!

 今何とかすっから黙ってろボケ!!!」

ってなる

 

最終的にどうにもならない取り返しがつかないミスでした

という時点での責めは甘んじて受け入れるし謝罪するけれど

その途中経過の結論がまだ出ていない段階で責められたら

私はYちゃんのようにおとなしく黙ってなんか居られない

 

「男のくせにグダグダ言ってんじゃねぇ!

 黙って待ってなクソったれ!!!」

 

 

破綻です!!!!!

 

こんな強気な女は絶対に結婚に向いてません!!!

 

 

 

そもそも今回の場合

家を買う事になってからも忙しかったし

そこから引っ越しまでの流れも非常に急だった

 

だからYちゃんにミスがあったとしても

責められるもんじゃなかった気がするんですよね

 

お互い働きながらあれこれ手続きして

いっぱいいっぱいだったと思う

 

 

結局

兄がレンタカー屋に電話をかけて

「そこに予約入ってないですか?」

という確認を行い

無事Yちゃんがトラックを予約したレンタカー屋を見つけ

トラックを借りる事が出来た

 

ナイスフォローである

 

夫婦ってこうやって協力しながら

支え合って生きて行くもんなんでしょうね

 

実に微笑ましい

 

 

そして

私が結婚に不向きだ

という事を改めて痛感した一件であった

 

 

支え合える気しねぇわ

 

 

人を支えて支えて貰う事よりも

自分で自分を支える事の容易さよ

 

 

更にその道中

Yちゃんはこんな事を言っていた

 

 

Yちゃん「ルカちゃんのブログにあったさぁー

     まともさんが右って言って左指す

     とかってやつあったじゃない?

     あれ見てたらさぁー・・・

     あたしもあれなんじゃないかと思ってきて!」

 

私「えぇ?」

 

Yちゃん「なんかあたしもたまに

     どっちがどっちか分かんなくなる事あるんだよね!」

 

 

そんなバカなー

 

 

あんな「そこ右ね!」って言いながら全力で左指す人なんて

ゴロゴロ居られたら堪ったもんじゃないよ~!

 

 

元々住んでいた家から

荷物をトラックに積み込む私たち

 

途中私が

網戸を窓にはめ込もうとして

2階から網戸を落下させた事と

 

手伝いに来ていた青年が

スマホやら何やらポケットの中身をごっそりと

2階から落下させた事と

 

ベランダの木が(腐っていたのかな)

人が乗った拍子にボロン!と落ちた事以外

これと言った事件も怪我も無く無事に終了

 

 

引っ越しの荷物を新居に運び込んでいる最中

 

 

Yちゃん「違うよ!それは左の方だよ!」

 

 

と言って

 

 

右を指差した

 

 

私「・・・・・・・・!!!

  ちょ・・・ちょっとあなた!

  何を言ってるんですか!!!?

  今あなたどっちを指差してました!!?」

 

Yちゃん「あっ・・・!

     ほ、ほら!やっぱりだ!

     今逆だったよね!!?」

 

 

ルカ家は・・・

 

 

いつだって愉快な人ばかりである・・・!!!