原因は『お前』
皆様こんにちは
ＬＵＫＡでございます
先日ちょっと
不思議な出来事が起きたんですよ・・・！
聞いて頂けますか・・・！！！？
これはある日の集金の時の出来事・・・
私はこれまでにも数度
車で通った事がある道を
地図を見ながら進んでおりました
そのあたりは小さな道路が入り組んでいる場所で
方向音痴の私にとって少々ハードルが高い道路の配置
そこで私は
無事に目的地にたどり着く為に
途中の左折ポイント的な目印を作って
まずはそこを目指す事にしていたんです
この建物まではきっと何とかなる気がするから
まずはこの建物を目指して
それが見えたら私は左折をするぞ！
と決めていた
・・・が
もうそろそろ右手にその建物が見えてきてもおかしくないというのに
一向に目指した建物が右手に見えてこない
地図を何度も確認しながら進んできて
どう見ても合っているはずなのに
どうしてだかその建物が無いんです・・・！
おかしいなぁおかしいなぁと思いながら
私は一度車を停めてみる事にした
一度車を停めて
冷静に考えてみよう
道路脇に車を停車させ
右手側の建物をずーっと見て行く
無い
おかしいなぁーーー
どこで道間違えたかなぁー！！！？
仕方なく
車を発進させて元来た道を戻ろうとし
左のサイドミラーに視線をやった私は
サイドミラーに写し出された看板を見て
衝撃を受けた
右手に見えるはずの建物が
何故か左後方にある・・・！！！
私が地図を見ていた限り
目印の建物は絶対に・・・！
絶対に今居る場所から見て右前方にあるはずだった！！！
なのに！
なのに何故かその建物が
左後方に存在していたのだ・・・！！！
んえぇぇぇぇぇーーー！！！？
どういう事ぉおおーーー！！！？
車の中で笑った
「はぁぁぁ！！？」
「いやいやいやいやそんなバカな！」って言いながら笑った
私の中のイメージでは
こうだったんですよ
黒いのが私の車で
右前方に目印の建物が見える
この道路を走っているつもりだった
だけど実際には
こうだった
目印の建物を通過して走り去って行く途中・・・！
だから左後方に目印の建物が見えている・・・！！！
こんな事ある！！！？
そこから
バックで目印の建物の前まで下がり
再び地図を手に取って見つめる
え・・・？
どゆ事？？？
手に持った地図を
くるくると回してみる
私はさっきまでこう見ていて・・・
ここを通ってそれでここまでやって来たんだよね・・・？
え？でもそれだと今ここにこの向きで居るのおかしくね？
どこで何が起きて私は今ここに居るの？？？
何度地図をクルクルクルクル回してみても
自分が今まで通って来た道路が一体どこで
何が起きて自分がこの場所に居るのかが分からない
分からないけど・・・
とりあえず・・・あれだ・・・
『目印の建物を左折する』という目的は
いつの間にか果たしていたようだ・・・
となると後はここから真っすぐで良いって事ね・・・
う・・・うん
訳が分からねぇけど真っすぐ行って
目的地目指そう・・・
頭を傾げながら車を発進させる
・・・っていうか左折一回もしてねぇんだけど！
左折一回もしてないのに
何故か左折しないとたどり着けないはずだった場所に
こうしてたどり着いてるのはなんで！？
一体私に何が起きてるの！！！？
とまぁ・・・
こんな不思議な出来事があったんですよ・・・
無事に目的地にはたどり着いたんだけれど
何がどうなってたどり着けたのか分からない
帰社して
まともさんに「めっちゃ早かったね！」と声を掛けられたけれど
何が要因で本来よりも早くたどり着けて早く帰って来られたのか
まるで意味が分かっていない
私は一体どこをどう走っていたのだろう・・・？
思わず休憩時間中
ペンを持って地図の上を走らせていく
会社がここだからここからこうスタートしてー・・・
迷路を攻略しているかの如く
線を引いていく
ここを通ったのは間違いないでしょー？
それからここ通って・・・
この交差点の所までは間違いないでしょー？
で
その交差点から右に曲がりましてー
そしたら・・・
何故か今線を引いた場所とは
全く違う場所に出現していた・・・！！！
地図に通ったルートを引いて行ったはずなのに
どうやっても私が居た場所にはたどり着かない・・・！
休憩室で笑いながら線を何度も引き直す
どうして？？？
どうしてこうなった？？？
私は一体どこを通ったの？？？？？
するとそこへ
２０歳の女の子がやって来た
２０歳「え？なんか笑ってる？」
私「あ・・・いやちょっと・・・
自分に何が起きたのか分からなくて・・・」
そこで私は
ありのままを口頭で伝えてみた
私「交差点で右折して
そうしたら右手に〇〇の建物が見えてくるはずなのに
一向に見えてこない
だから車を停車させたんですけど
そしたら何故か
左後ろに〇〇があったんです・・・！
左折していないのに左折していたんです！！」
２０歳「・・・・・・・・・？」
私「・・・私が何を言っているのか分かりますか？」
２０歳「ちょっと分かんない」
ですよねぇぇぇ！！！？
私も喋ってる途中で
自分が言っている言葉で混乱してきたし
「私は今何を言っているんだ？」って思ったもん・・・！
再びその場で
地図をクルクル回し始める私
分からねぇ・・・
分かる気がしねぇ・・・
２０歳「あぁーもしかして地図見れない人ですか？」
私「え・・・？」
い・・・いいえ？
私は・・・方向音痴ではありますけど・・・
地図は理解出来る・・・はずですよ？？？
２０歳「あたしもそうなんだけど
地図見れない方向音痴って居るよねぇ
地図見ながら走ってるつもりなのに
いつの間にか全然違う所に居るの
あたしはカーナビ見ても
自分がどこ走ってるのか分からないし
地図のどっちを上にしてみたらいいのか
全然わっかんない」
・・・・・・・え？
地図に視線を落とす私
・・・私
これまでの人生でただの一度も
『自分が地図を理解出来ない人間』だと思っていなかった
ただ
これには何の根拠も無くて
むしろ普通に考えれば
地図を見て走っていても何故かいつの間にか迷子になっていた
という時点で
もうそれは「地図を理解出来ていない」って事だったのでは・・・？
私「・・・・・・・・え？
私・・・地図見れない人なの・・・？」
２０歳「ちょっと貸してー」
私の手元から地図を奪った２０歳の女の子
そして地図を私に見えないようにクルクルさせて
バッ！と私の手元に置いた
２０歳「この地図正しい向きに置いて！」
え・・・？
それは・・・だって・・・
今ここ会社でしょう？
で・・・
この地図のここに会社があって・・・
会社の玄関が・・・
今この部屋から見るとえっとこっちにある気がして・・・
そんで道路がこう・・・こう・・・・・・・
こうだから・・・えっと・・・んっと・・・
私「んぁぁぁああ！！！
こうだ！！！」
２０歳「んーっとちょっと待って・・・
あたしもこれ苦手だから時間かかるんだよなぁ・・・
えーっと・・・・・・・・・・
あ！多分！多分分かった！
じゃあここの窓から外見てみてー」
私「？？？」
再び地図に視線を落として確認してから
会社の３階の窓を開けて外を見る
地図の通りだとそこからは海が見え・・・
ない！！！！！？
私「あっれぇぇぇ！！！？
なんか地図と違うぅ！！！」
２０歳「だからこれ多分違うよね
こうじゃない！？」
私「あれぇ！？海！！！？
海見えるはずなんですけど！！？
えっ！！？
・・・・・・・・・・ん？？？」
２０歳「あれ・・・違うか？あたしも違うかも・・・
えっ・・・待って・・・
あたしも分かんなくなってきた
玄関どっちだっけ・・・
あたし今こっち向いてて・・・
階段がこっち向きにあって・・・んん？？」
私「あれぇぇぇぇ！！！？」
２０歳「あれ！！！？」
私「何これ！！！！？」
２０歳「ちょっと待って！ちょっと待って！」
こうして
休憩時間１０分を使って
ようやく正しい地図の向きにたどり着いた私たち
それまでに一体何度
地図をクルクルクルクル回したか分からない
私「・・・・・・・・・
３６年生きてきて
生まれて初めて自分が
地図を理解出来ない人間なんだと知りました・・・」
２０歳「なんかめっちゃ疲れた・・・
地図とかこの世に要らない・・・」
つーか
なんで私今まで
「私は地図は理解出来るよ！」と思ってたんだろう・・・
地図は理解してるし
地図の通りに進んでいるけれど
何故か訳の分からない所にたどり着いている
原因は不明
みたいに考えていたのかなぁ・・・！？
『原因は不明』じゃねぇんだよ・・・
お前が地図を間違って解釈してるからそうなってんだろ・・・！？
車が突然瞬間移動したとでも思ってたのか私は・・・！
そりゃなんぼ地図見ても目的地にたどり着けなくて当然だし
方向音痴で当然だったわ・・・！！！
という訳で私はどうやら
地図を持っていてもゴミにしかならねぇ！！！
いや
むしろ
地図のせいで迷子になっていたんじゃ・・・！？
