田舎は色々きついんです

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日方向音痴の私が

頑張って集金業務をしている記事を書いたんですが

 

その・・・

 

 

まずね

 

 

私が住んでいる辺りって

あまりにも半端に田舎過ぎるんじゃないかと思うんですよ・・・!

 

これがより一層迷子を助長している気がする・・・!!!

 

 

これがね

本当に民家がそもそも1軒しかない場所

とかだったら迷わないと思う

 

その辺で第一村人みたいな人に声をかけて道を聞けば

大概たどり着けると思うんです

 

 

だけど私が集金に行ってる場所って

 

 

信号無い

道路だか道路じゃないんだか分からない道ばかり

家なんだか物置なんだか分からない家ばかり

 

これ・・・!

こういうの良くない・・・!!!

 

目印になるものがそもそも無いのはダメじゃない・・・!?

 

郵便局とかさ!

消防署とかさ!

交番とかさ!

学校とかさ!

 

そういう分かりやすく

決して簡単に無くなったりしない

シンボル的な建物が無いと無理じゃね!?

 

ずらーっと昭和初期みたいな家がぐじゃぐじゃっと配置されてて

まともな道が無いような入り組んだ感じとか

そういうのダメだと思うの!!!

 

道路整備しよ!?

 

道路なのかな?

と思って進んだらその先は断崖絶壁でバックして戻るしかねぇ

みたいなのは本当にやめよう!!!

 

すげー道路脇ぎりっぎりじゃん!

ここお年寄りがアクセルとブレーキ踏み間違ったら

あっという間に車転落すっからね!?

 

『ポツンと一軒家』に出て来るみたいな

危険極まりねぇ道とか要らねぇんだよ・・・!

 

ここ人間いっぱい住んでるんでしょう!?

だったら道路は真っすぐにちゃんと!

アスファルトにしろとまでは言わないから

まともに配置してこ!?

 

適当に自分の家と斜め向かい辺りにある家は繋いだけど

その奥の家は良いや

でその奥の家は反対隣の方とだけ道繋ぎました

だからどっちも反対側からの道からしか入って来られません

みたいな感じでぶつぶつ途切れた道路作るの勘弁して!

 

ぐにゃぐにゃさせ過ぎだから!

 

行けると思ってた道に突然木が生えてて

すっげー遠くの反対側からしか行けないと分かった時の絶望感よ!

 

 

・・・え?

それともこれは故意にやってるの・・・?

この地を知らない人たちを徹底的に迷子にさせて

寄り着かせなくするみたいな狙いがあるの・・・?

 

だとしたら成功だとは思うけど・・・?

 

 

後単純に

 

集金先まで車でたどり着けない

とかもやめて欲しい

 

 

かろうじてアスファルトになってるけど

車で上がって行けない道があるんですよ・・・!

 

 

「私が住んでいる町は

 山があって海があって川があって滝があって

 最高の場所さ!」

 

とか思ってたけど

 

山激しすぎだから・・・!!!

 

 

雪積もってる訳でもねぇのに

タイヤ滑って上がって行けねぇ道路なんて初めて見たわ!

 

つーかそれ道路なの!?

ただの罠じゃん・・・!!!

タイヤ滑ってすげぇ音出した時変な汗出たわ・・・!

 

車を降りてから何分登山させるつもりなんだよ

 

最近私

足腰がどんどんしっかりしてきちゃったじゃん

 

ケツの筋肉とか多分ガッチガチになるぞ?

 

それに

どこの道も車一台分の幅しかない

 

車で上がって行けないと分かると同時に

車をどこかに停めて徒歩に切り替えなきゃならなくなる

 

なのに

どこに車停めたらいいの・・・!?

 

私が車ここに停めたらもう誰もここ通れなくて

バックで戻って貰うしかないじゃん・・・!

 

私どこまで戻って車停めれば良いの・・・!?

酷いよぉぅ・・・!!!

 

 

それと川な・・・

 

いや

素敵なんですよ・・・川・・・

 

迷子になって途方に暮れて

車から降りて川を見つめると和みます

とっても癒されます

 

川のせせらぎって素敵ですよね・・・

 

 

だけど

 

そもそも迷子になったのは

 

地図に無い川がそこに存在するからなんだよ・・・!

 

 

お前は一体何川なんだ!!!?

 

お前は一体いつからどうやってそこに存在するんだ!!!?

 

 

地図上1本しか無い川を渡った向こう側に行けば

ぐにゃぐにゃ入り組んだ村っぽい感じの所へたどり着くはずなのに

なんで突然2本目の川と遭遇しなきゃならねぇんだよ!

 

「は!!!?」ってなるわ!

「は!!!?そっ・・・そんなバカな!」だよ!

 

ここは一体どこなんだよ!!!

異次元!?

異次元なの!!!?

 

世にも奇妙な物語じゃあるめぇし

訳分かんねぇ所に川出て来るんじゃねぇよ・・・!

 

 

川が2本ある時点でこの道は何かの間違いなんだろう

 

と判断して引き返したけれど

どうやってもそこが正解としか思えない

 

それで進んで行ったら目的地にたどり着いた

 

 

じゃあマジであの川なんだったの

 

 

帰社してからマップ見直したけど

やっぱりそこに川なんて存在するはずないんですが・・・?

 

 

 

でも

まぁその・・・

 

私が働いている会社って

身動きが取れない高齢者さんの何でも屋

みたいな事をやっている時点で

 

そういう場所へ集金に行く確率が圧倒的に高いんですよね

 

 

普通の人は銀行振り込みでお支払い出来ちゃう

 

銀行振り込みが容易に出来ないような人たちの所へこそ

集金へ行く必要性があるんだから

こういう場所へしか行く事が無いというのが事実

 

 

銀行もコンビニも信号機も無い

 

これから先も私は

そんな場所へ集金に行き続けなきゃならないのでしょう

 

 

やれやれ・・・

 

さぁ今日も車じゃたどり着けない所へ

集金に行かなきゃならないらしい

 

 

途中まで車で入って行ったはいいけれど

途中で道路が途切れてそのずーっと上の方に民家が見える

 

草むらに

人が頻繁に通っているような形跡があり

どうやらここを通って登って行かなきゃならなさそうだ

 

 

バックで広い道路まで車で戻りそこに停車

 

 

さぁー歩くぞー!

 

と思ったその時

一台のトラックが私の後ろに車を停め

私が走行日報を書いている間に

トラックから荷物が入っているであろう箱を2つ取り出して抱えた

 

ほぼ同時に

同じ方向へ向かって歩き出す私たち

 

 

トラックに乗っていた男性が抱えている2つの箱の

上に積まれた箱からは

何やら野菜が飛び出して見える

 

 

これは・・・

よくあるスーパーとかでやっている宅配システムだ・・・

 

そうか

こういう場所に住んでいる人たちは一体どうやって

食材を手に入れているんだろうか

と不思議に思っていたけれど

電話か何かでこうやって宅配システムを利用しているんだな・・・

 

 

山の草むらに細くうねった道を

必死に一歩一歩進んで行く

 

スニーカーなのに砂利と砂で滑って足を取られそうになる

 

 

私「・・・・・・・・・・・・」

 

男性「ハァッ・・・ハァッ・・・ハァッ・・・ハァッ・・・」

 

 

かなり急な坂で

身軽な私は割とサクサク進めているけれど

荷物を抱えている男性は少しずつ遅れが出てきた

 

後ろから苦しそうな呼吸が聞こえてくる

 

 

男性「ふぅっ・・・ハァッ・・・ハァッ・・・!

   うっ・・・くっ・・・」

 

 

ねぇ大丈夫!!!!?

 

死にそうになってない!!!?

 

ちょっと心配になってくるからそういうのやめてよ!

 

 

今も急勾配だけど

もうちょっと先に進むともっとすげー事になってるよ!?

なにこれ拷問なの!!!?

 

 

5分ほど進んだ辺りで

一旦私も足を止めて休憩

 

 

・・・辛い

 

山菜採りの時の山登りは

途中収穫があるから楽しめるけれど

 

ただひたすらこういう滑る道を登るの辛い

 

 

雨の日とか最悪じゃね?

 

って言うかこれ・・・

 

下りの方がエグいんだけど・・・

 

 

登りでこれだけスニーカー滑ってるんだったら

下り私

ほぼ滑って行く事にならねぇか・・・?

 

 

立ち止まって呼吸を整えながら

不安を感じて登って来た道(?)を見下ろすと

 

荷物を抱えた男性が

最初に見た時よりも明らかに弱り切った様子で

まだ歩き続けているのが視界に入った

 

マスクがよほど息苦しかったのか

マスクを顎の所まで下ろしている

 

 

・・・・・・・この人

 

いつもここに配達に来てるんだろうか・・・

 

 

夏とか大丈夫なもんなの?

あんた給料ちゃんといっぱい貰ってる?

ちゃんと評価されてる?

 

 

手伝ってあげたいけれど

ここから先の険しさを見る限り

ちょっと助けてあげてる余裕無いかな・・・

事務服で肉体労働はちょっと厳しすぎる・・・

 

 

呼吸を整えた私は再び歩き出し

どうにか集落にたどり着いて一軒ずつ表札を見て回る

 

ここが〇〇さんって事はこっちの斜め上の家が目的の家か!

 

 

と思って振り返った瞬間

 

 

目の前が崖で

目的の家には真っすぐにはたどり着けない事を把握した

 

 

 

は?

 

 

何これ

 

どういう事

 

 

崖周辺をちょろちょろと覗き込み

どこかから上がれないか見て回る

 

え?

どっかから回り込める道があるはず・・・だよね・・・?

 

どこ?

 

どこから???

 

 

そこへ

荷物を抱えた男性が到着して声をかけてきた

 

 

男性「ハァッ・・・ハァッ・・・あーしんどー!

   ・・・どうかしましたか?」

 

私「あ、あの

  △△さんのお宅を探していて

  あの上に見える家がそうだと思うんですけど

  どうやって行けるのか分からなくて・・・」

 

男性「あーーー!

   ・・・ふぅーっ・・・

   あの家はこっちからですね

   分かりにくいんですよ

   ・・・ふぅーあっつ・・・

   あー・・・そこに家見えるじゃないですか

   あそこの家の庭通ってしか行けないです」

 

 

はぁ!!!!?

 

 

私「庭ですか!!?」

 

男性「はははっ

   そっちから入ると縁側みたいになってて

   声かけると多分人出て来るから

   「通らせてください」って声かけて行くといっすよ」

 

 

何そのシステム・・・!!!

 

 

男性「洗濯物とか干してある所真っすぐ行くと

   いっぱい木生えてるんですけど

   ちょっと道っぽいのあるんで

   その道入って左に曲がると登って行けます

   自分も配達行くんですけど

   教えて貰わなきゃ分かんないっすよね!」

 

私「ほぁぁぁ・・・・・・

  あ!ありがとうございます!

  行ってみます!!!」

 

 

えぇぇぇ・・・

 

人の家の洗濯物を干してある庭を通らないと行けない家って

一体どういう・・・

 

 

言われた通り

見知らぬ人の家の庭に不法侵入して大きな声で呼びかけると

おばあさんが出てきて無事庭を通らせて貰え

 

林に入り

獣道レベルの道を必死に進むと

ようやく目的の家にたどり着いた

 

 

もはや登山

 

 

無事に集金を終えた私は

目の前の景色に驚いた

 

 

わぁー

 

すげー良い景色ー

 

通って来た所に建ってる家々が小さく見えるじゃん・・・

とんでもねぇ所まで登って来たもんだよ・・・

 

 

つーか

途中で宅配の男性に会ってなかったら

一生たどり着けてなかったぞこの家・・・!

 

 

 

そして

 

帰りの下り坂で私は

ほぼ四つん這い状態で滑り降り・・・いや

ほぼ落ちていると言っても過言じゃなかった

 

 

 

うぉおおお無理無理無理無理死ぬぅーーーーー!!!

 

こんな所2足歩行でなんてくだれねぇぇぇ!!!

 

こえぇぇぇぇぇーーー!

こんな場所で怪我したくねぇ・・・!!!

 

股関節も足首も絶対やべぇ!!!

 

こんなん私が山入る時の重装備くらいの恰好じゃないと

まともに歩ける気しねぇわ!!!

 

なんで私今事務服なの!?

スカート裂けるわ!!!

 

 

ちくしょーふざっけんなよ!

 

 

こんな所に家なんか建てたバカは

どこのバカだこんにゃろぉおおおーーー!!!(号泣)