枕をべちょべちょに濡らします

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

親知らずを抜歯して以降

ようやく以前の歯医者さんの予約が取れた

 

いやーほんっと長かった・・・!

 

 

親知らずの抜歯は何の問題も無かったけれど

直後に欠けた歯の痛みが凄まじかった

 

 

欠けたのが多分

歯の下の方で歯茎ギリギリの位置なんだよね

 

だから歯磨きをしていても

水を飲んでも何をしても

とにもかくにも突然神経にビシャーーーッ!とくる

 

 

ビシャーーーッ!と落雷でも落ちたみたいな痛みが

上顎まで駆け抜けるんだから痛くて仕方ない

 

 

歯が欠けて辛いんだ!

出来るだけ早く何とかして欲しい!

という電話をしてみたものの

 

いつも人気のいつもの歯医者さん

 

どうにもならずにたっぷり一週間以上待つ事になった

 

 

とほほ・・・!

 

 

親知らずの痛みなんてどうって事無かったのに

まさか欠けた歯の方が痛いなんて

想像もしていなかったよ・・・!

 

 

 

久しぶりに歯医者さんに行くと

いつもの助手さん達が一斉に受付に集まって声をかけてくれた

 

 

助手1「親知らず大丈夫でしたかー!?」

 

助手2「わーいルカさんだ~!

    お久しぶりでーっす!!!」

 

先生「わぁー

   大丈夫だったー?

   〇〇先生「難しい手術だった」

   「可哀想なくらい酷い切り方しちゃった」って言ってたよ~」

 

 

なんか先生も混ざってる・・・

 

 

私「親知らずは全然痛くも無く済んだし

  もうすっかり歯茎も再生してるんだけど

  欠けた歯が痛くて痛くて・・・!」

 

 

すぐに診察室に入り

先生に歯を見て貰う

 

 

先生「ちょっと触るよ」

 

私「・・・・・・・・

  (ビシャーーーーーッ!)

  ぉぉおおーーーーーーーー!」

 

 

思わず

全身がビックーーーンと跳ね上がって

脂汗が吹き出す

 

 

先生「あっ・・・!

   い、痛いね!ごめんね!?」

 

 

痛いよ!!!?

 

何もしてなくても痛いんだもん!

 

こんなに痛いの初めてだもん!

さっきからずっと「痛い」って言ってるじゃん!

もうそこ触るのやめてよぉおお!!!

 

 

先生「じゃあちょっと・・・

   かるーく風当ててみるね」

 

私「ブンブンブンブン!!!

  (無言で必死に首を振る)」

 

先生「だ、大丈夫

   様子見るだけだから・・・!

   遠くから風当てるだけだから・・・!」

 

私「ブンブンブンブン!!!

  (無言で必死に首を振る)」

 

助手1「そんなに・・・!?

    可哀想になってきちゃう・・・!(爆笑)」

 

私「もうやめて・・・

  もうやめてください・・・!

  いやだぁっ!!!」

 

先生「そんなに痛いの!?

   思ってるより深いのかな・・・

   確かに綺麗に

   バリンと割れたみたいになってるんだけど・・・」

 

私「この・・・このくらいの厚さの

  このくらいのサイズの歯が欠けたんですよ・・・!」

 

 

必死に両手を使って

欠けた歯のサイズを伝えようとする私

 

 

お願い分かって!

 

すっげー痛いの!

 

神経ビッシャーーーー!!!ってなるの!

 

 

これ以上この歯に何かしようとするなら

私は全力で先生の腕を掴んでへし折るよ・・・!!?

 

 

先生「うーんじゃあ・・・

   とりあえず麻酔してから見てみようかな」

 

 

そう!!!

 

それが良い!!!

 

 

と思ったけれど

 

麻酔を打つ場所の消毒の時点で

もう死ぬほど痛かった

 

 

私「・・・・・・・・ハッ・・・

  ・・・・・・・・ハッ・・・!」

 

 

あまりの痛みに

脂汗だらだらで呼吸が荒くなり

 

どこへぶつけたらいいのか分からない

謎の怒りと憎しみがこみ上げて来る

 

ばかっ!!!

 

なんでこんなに痛いのよばかっ!!!!

 

 

助手1「助けてあげたいけど助けられない・・・!」

 

先生「親知らずは痛くなかったのに

   これは痛いの・・・?」

 

 

痛いよ!!!!!?

 

これと親知らずを比較したら

親知らず0点でこれ100点ってくらい痛いよ!?

 

痛みが走る度に目玉が飛び出しそうになるくらい痛い!!!

 

 

必死に痛みを我慢しながら

ようやく麻酔を打つ事に成功し

 

麻酔が効いてきた

 

 

助手1「麻酔効いたかどうか

    風当てて確認してみますね」

 

私「・・・・・・・・・・・?

  (疑いの目)」

 

助手1「ちょ・・・そんな目で見ないでくださいよ・・・!

    大丈夫!大丈夫ですって!

    ちょっと遠くから風当てるだけですから!」

 

 

その後

 

風を当てても触っても

痛みが無い事を確認し

 

ようやくホッとした私

 

 

えへへっ!

今まで「やだ!」とか「やめて!」とか言ってごめんね!

 

もう子供みたいに駄々こねないから許して!

 

 

先生「あぁー・・・思ってたより深いんだ・・・

   神経まではいってないけど

   それこそルカさんの知覚過敏と同じ感じだね

   どうしようかなぁ・・・

   とりあえず詰め物して様子見ようか」

 

 

何でもいい!

 

何でもいいから早くこれを何とかして!

 

 

すぐに先生が削って埋めての治療をしてくれて

 

これでようやく

まともに歯磨きが出来るようになったであろう事を

ニコニコ笑顔で喜んでいた私

 

 

助手1「来た時の表情とうって変わって

    すっごい嬉しそう・・・!」

 

私「今は麻酔効いてるし

  痛くなくなったから!」

 

 

現金な奴である

 

 

帰りにはもうルンルン状態になっていた

 

 

助手1「じゃあ次回の予約は〇月〇日にしましょうか」

 

私「はい!

  あ・・・そういえば」

 

 

ふと

大事な事を聞くのを忘れていた事を思い出した私

 

 

私「私ってよだれ多いんですか?」

 

 

そう・・・!

 

これを聞いておきたかったの・・・!

 

 

助手1「ぶふっ!!!」

 

 

その質問に

助手さんが笑う

 

 

助手1「えっ?えっ?どうしてですか・・・!?

   あっ・・・えっ?

   私が今日よだれ何回も吸ったからですか・・・!?」

 

 

完全に笑っている助手さん

 

 

私「〇〇先生が治療中突然手を止めて笑い出して

  「ルカさん子供みたいによだれ多い!」って・・・

  36年生きてきて初めて知った事実に

  驚きと戸惑いが隠せなかったんですが・・・」

 

 

それを聞いたもう一人の助手さんもやって来た

 

 

助手2「あの先生すーぐそういう余計な事言うー!

    ほんとやめてほしいー!」

 

助手1「よ・・・よだれ多いのは良い事なんですよ!?

    よだれが多いと・・・えっと・・・

    雑菌とかそういうのが流されて・・・えっと

    よだれが少ないと口臭の原因になったりするし!」

 

助手2「そうそう!!!

    よだれ多いのは良い事だから!」

 

 

へぇ・・・そうなんだ・・・

 

 

必死でフォローしてくれてるって事は・・・!

 

 

私「そっか・・・

  私・・・本当によだれ多いんだ・・・?」

 

助手2「・・・・・・・・・・・!」

 

助手1「・・・・ちょ・・・ちょっと!

    ほら!なんか言ってあげて!」

 

助手2「えぇ!?あたし・・・!?

    ルカさんの・・・よ・・・だれは・・・その・・・

    確かに・・・多いですね・・・!」

 

 

うわぁぁぁぁん!!!

 

 

皆あたいの事

「よだれめっちゃ多い奴」

って思ってたんだぁぁぁぁあああ!!!?

 

 

助手1「で、でも!

    あたしも最近少なくなってきたし!

    本当に・・・良い事だと思いますよ!?」

 

助手2「そうですよ!

    からっからの人とか多いですからね!?

    年齢と共に本当はそうなっていくんですよ!?

    なのに潤いまくってますから!」

 

私「年齢の割にあまりにも多すぎるって事!?」

 

助手1「!!!!!」

 

助手2「・・・・・・・・うん!

    マジで超多いです!!!」

 

 

ちょ・・・超が付くくらい多いんだ・・・!!!?

 

 

つーか奥で先生一人で笑ってるの見えてるんですけどー!?

 

何笑ってんのーーー!!!?

 

 

・・・でも

はっきり教えてくれてありがとう・・・!!!

 

 

私「教えてくれてありがとう・・・

  今日は泣きながら

  枕をよだれで濡らして寝るね・・・!!!

  さよならっ!!!」

 

 

よだれが多い

という話の裏が取れてショックは隠せない

 

 

・・・が

 

爆笑されながら歯医者を後にする私

 

 

 

やっぱり私はこの歯医者さんの雰囲気が大好きだ・・・!!!