先生ごめん ~その1~

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

今日も今日とて親知らず

 

 

親知らずを抜いた翌日

私は朝8時に起床した

 

 

前日0時就寝で8時間睡眠

 

とってもぐっすりよく眠れたお陰で

昨日までの片頭痛もどこ吹く風

 

 

体調ばっちり状態!

 

 

起きてすぐに鏡をチェック

 

 

どうやら腫れは

前日の夜から一切変わりが無い様子である

 

頬の方から手で触って感触を確かめ

グッと押してみる

 

 

うん

 

押すとまぁまぁ痛い

 

 

舌先で縫合した場所に触れると

ぷくっと風船みたいに膨らんでいるのが分かる

 

 

ただ

内側から舌先で触った程度じゃ全く痛みは感じない

 

 

どうやら今回の親知らずの抜歯も

私を苦しめるような事は無かったようだ

 

 

シャワーを浴びて朝食を作り

温かい白飯と

今となってはどうして作ったのかよく分からない茶碗蒸し

(固形物が食べられないって聞いたから大量に作ったんだけどな)と

鮭を焼いてゆっくりと朝食

 

 

はぁー

 

ご飯を食べられるって幸せだなぁ~

 

 

「食べられないよ!」

と何度も脅されて

「そんな・・・!?ご飯が食べられないなんて拷問じゃない!」

と恐怖を感じていたけれど

それがあったからこそのこの幸福感である

 

 

酷い人だと本当に食べられないんだろうなぁ・・・

 

私は幸せ者だよ・・・

 

 

歯磨きをして化粧をし

再び歯医者へ行った

 

 

予約の時間より少し前に行ったにも関わらず

すぐに案内して貰えるのがありがたい

 

 

助手「大丈夫でしたか・・・!?」

 

私「あ、はい全然大丈夫でした!」

 

助手「・・・・・・・・?

   腫れは・・・・・・・・・」

 

私「(気付いて貰えないこの悲しみよ・・・)

  あぁこの辺りがちょっとぷくっと」

 

助手「・・・・・・・・・・・・・?

   (私の顔を色々な角度から確認)」

 

 

やっぱり!?

 

そうだよね!

一見分からないよね!?

 

 

助手「・・・あ!

   そうですね!ちょっと腫れちゃいましたね!」

 

 

やっと分かってくれた!?

 

そうなのよ腫れてるのよ人並み(?)に!

 

 

助手「痛みはどうでしたか?」

 

私「あ、鎮痛剤使わなかったんですけど

  戻した方が良いですか?」

 

助手「え!あ、いえ、それはそのまま・・・」

 

 

そうこうしているうちに先生がやってきた

 

 

先生「こんちはー!どう!?」

 

私「こんにちは!」

 

先生「・・・・・・・・・・・・・・?

   あぁ!ちょっと腫れた・・・ね!」

 

 

自信なさげに言うのやめて!!!

 

腫れてるから!

ちゃんと腫れてる!!!

 

ちょっとコブみたいになってんじゃん!?

これを平常時の顔と思われたくないんだよなぁ! 

 

 

先生「痛みはどうだった?」

 

私「おかげ様で全然大丈夫でした~

  ご飯もしっかり食べられたし

  ぐっすり8時間眠れて体調ばっちりです~」

 

先生「・・・鎮痛剤飲んでだよね?」

 

私「いえ、鎮痛剤は不要でした!」

 

先生「んん!!!?

   そんな・・・そんな訳ないはずなんだけどなぁ・・・!

   間違いなくこれはヤバイぞ

   ってくらい思い切りいったんだけど・・・!」

 

 

えっ・・・

 

あっ・・・あの・・・

 

 

そうなんだ・・・?

 

 

私「・・・・・・・・・・はははっ」

 

先生「ぐいっ(頬を触る)」

 

私「・・・・・・・・・・・・」

 

先生「痛くない」

 

私「え?そのくらいだったら別に」

 

先生「・・・ま、まぁとにかく消毒しようか

   口開けにくいとおも」

 

私「あがっ(全開)」

 

先生「・・・どこも痛くないの?」

 

私「・・・・・・(こくこく)」

 

先生「あ・・・そぉ・・・?

   喋りにくかったり口開けにくかったり

   そういうのも無い?」

 

 

無いよ

 

なんならここ来る前に兄と1時間ほど電話で喋ったし

昨日の術後も母と20分くらい喋ったよ

 

 

強いて言うなら

くしゃみをすると痛いくらい

 

 

脱脂綿に薬品を付けたものを

患部にべちゃべちゃ塗られる

 

 

その横から

助手さんがバキュームみたいなもので

余分な薬品を吸い込もうとする

 

 

そのエアーがよ!!!

 

 

そのエアーが左側(患部は右)の知覚過敏の歯に直撃!!!

 

 

いってぇなんてもんじゃねぇの!!!

 

 

私「おぁっ」

 

先生「あ!ごめんごめん痛いけど我慢してね!」

 

 

違う!!!

 

違うんだ!

そっちはなんぼぐりぐりされても良いんだけど

助手さんのエアーよ!

 

それもうちょっと口の中央からやってくんない!?

 

知覚過敏の歯がめちゃくちゃいてぇよ!!!

 

 

指もげかけの時もそうだけど

神経に直接来る系の痛みは別格だから!!! 

 

 

ちょ・・・助手さぁぁぁん!!!

 

いだいってマジでぇぇぇ!!!

 

 

先生「うん

   一切問題無し!

   昨日血すぐ止まった?」

 

私「あー居眠りしちゃってたので

  正確な時間は分からないんですけど

  2時間経った時にはもうすっかり」

 

先生「よしよし」

 

私「その後もうすぐご飯も食べられたしよかったです」

 

先生「・・・・・・・普通に食べられた?」

 

私「はい!」

 

先生「・・・・・・・・・・・・

   (なぜか声を出さずに笑っている)」

 

 

あぁこれは・・・

『先生の腕がよかったから』

ではないんですね・・・?

 

 

先生「明日になったらもっと腫れるかもしれないけど・・・

   あぁ腫れのピークは明日だからね!

   手術して2日後が一番酷いから!

   とりあえず来週には抜糸して

   中に穴が開いている状態になるから

   その穴を洗浄します」

 

私「はい」

 

 

へぇ!

9時間後くらいに腫れがくるもんなのか

って思ってたけど

実際の所は手術から2日後くらいがピークなのね!

 

 

先生「何か質問は」

 

私「この後はご飯食べて良いんですよね?

  (11時予約だからお腹グーグー)」

 

先生「薬塗ったからダメ」

 

 

わぁぁぁぁほらぁぁぁ!!!

 

 

なんかそうやって言われる気したんだよねぇ!?

聞かなきゃよかったよ! 

 

 

なんで!!!?

 

なんで私からお昼ご飯を奪おうとするの・・・!?

 

3度の飯より4度の飯が好きな私なの!

私からご飯を奪わないで・・・!!!

 

 

私「・・・・・・・・・・(ショックを隠せない)」

 

先生「・・・うーんと・・・

   食べれるなら・・・二時間後なら良いよ

   でもそれまでは飲み物も控えて!」

 

私「!!!!!

  分かりました!

  もう質問は無いです!」

 

先生「あぁ後ね!!?

   痛くないからって無理はしないでね!?

   お酒がぶがぶ飲んだり長風呂したり

   力仕事したらダメだからね!?

   安静に!安静にしててね!?」

 

 

おっけー!

 

大丈夫!

お酒なんて一切飲まないから安心してちょ!

 

 

大喜びで1週間後の予約を取り

スキップるんるんで車に乗り込んだ私

 

 

さて

2時間ご飯が食べられないとなると

どこかで時間を潰さないとより一層お腹が空いてきちゃうなぁ

 

このまま帰宅したら

間違いなく2時間待たずにご飯食べちゃう・・・

 

 

そう考えた私は

母に電話を掛けた

 

 

私「ユー今どこ?」

 

母「ゆー・・・・・・

  あぁユーは今H(兄)の新しい家!」

 

 

そう!

 

実は兄が家を買ったのだ!!!

 

 

聞いた話によると中古物件で

以前の住人が残したごみが

大量に残ったままになっているらしいんだけれど

 

私の家と両親の家の中間付近と言えるような

超ご近所にある一軒家

 

 

この日の朝

兄から電話でその家の場所を教えて貰いつつ

母がこの時間にそこへ行って片付けをしている

という情報を仕入れていたのだ

 

 

私「じゃあ今から行くわ!」

 

母「え?あんた何?

  今どこに居るの?」

 

私「親知らず抜いた所消毒して貰って今終わったとこ!」

 

母「場所分かるの?」

 

私「分かる!」

 

 

こうして

前日に親知らずを切開して骨をごりごり削って

歯を分割して取り出して縫合したばかり

とは思えない元気っぷりで

兄が購入した家に向かった私

 

 

家を見て驚いた

 

 

いやー・・・綺麗!!!

 

お値段が安かったという話を聞いていたから

どんな古い家なんだろうか

と思っていたけれど

想像を絶する綺麗さだった

 

 

ただ

 

車庫が酷かった

 

 

なんかこう・・・

『ちょっと木工が好きな人が自分で建てました』

みたいな凄まじさの車庫なのだ

 

 

そして母は

どうやらそこに置かれた大量のごみを運んで

一か所に集めるという作業をやっている様子

 

 

私「来たぜ!」

 

母「あんたよく場所分かったね」

 

私「すぐそこが前の会社の人の実家」

 

母「あぁそう!?

  で・・・腫れてるのどっちだって・・・?

  あぁこっち?(反対を指さす)」

 

私「ちげぇよ!!!

  こっちだよ!

  こっちは普通だわ!失礼だな!」

 

母「いや聞いてたからそっちだっていうのは分かってたけど

  本当に見た目じゃ全然分かんないわ・・・

  なんも大した事無いんでしょ!

  骨削るとか言ってたからなんか凄い事になってると思ったのに」

 

私「痛くないって言ったら先生にびっくりされちゃったよ

  「そんな訳ないはずなのに」とか言われちゃったぜ」

 

母「あんたそういう時は嘘でもいいから

  「痛かった」っていうべきなんだよ!」

 

私「まぁまぁ気持ちよかったです

  って言えばよかった」

 

母「やめなさいよあんた!?

  頭おかしいと思われるから!

  いやでも痛くない訳ないよね・・・

  骨削って縫ってるんでしょ・・・?

  そりゃ痛いはずだよ・・・

  なんかどっかおかしいんじゃないのかね・・・」

 

私「たまに痛い思いしないと生きてる実感無いんですよねぇ

  だけどこの程度じゃちょっと物足りないなぁー

  つってな」

 

母「あんた昔っからそういう所あるからね・・・

  おかしいんだわ・・・

  頭おかしいんだわ・・・」

 

 

私もそれは常々そうじゃないかな

って思ってる所でしたけど・・・

 

 

私「単純に

  頻繁に腹壊してるあの痛みの方が

  よほど耐えられねぇんだよなぁ

  後ほら片頭痛

  あっちの方が日常生活に支障出るレベル」

 

母「あぁぁああ!!!

  あんたそうだよね!

  いっつもどっかしら痛いから痛いのに鈍いんだわ!」

 

 

兄が購入した家の周りをぐるっと見て回ると

庭は広いし

裏には山がある

 

 

山!!!

 

 

うぉぉおおお!

 

すげぇ!

 

この雪さえなければ

今すぐ走って入って行きてぇぇぇ!!!

 

絶対これ春になったら何かしらの山菜採れるだろ・・・!

 

 

 

まぁとにもかくにも

庭が広くて遊び放題な印象である

 

家の前の階段にはまだ真新しい手すりもついている

 

 

私「お年寄りが住んでて死んだとかそういう感じ?」

 

母「あぁそうそう

  老人ホームみたいな施設に入ってたけど

  亡くなって荷物そのままだって」

 

私「結構お金ある人だったんだろうかねぇ・・・」

 

 

窓の外から家の中を見ると

床暖完備!

 

どうやら2階には4部屋もあるらしい

 

 

すっげー!

 

 

これが新車と同じくらいのお値段だなんて信じられない!

 

 

私「こりゃー良いお買い物だ」

 

母「いやーほんと良い家でしょう」

 

 

そして車庫へ行った私は

 

 

この後

 

 

 

先生の言いつけをがっつり破る事になった

 

 

 

続きは明日を乞うご期待!!!