子供の頃から変わらず寝てるとそうなる

皆様こんにちは

ＬＵＫＡでございます

先日ようやく

親知らずを抜歯した部分の抜糸の日がやってきました

いやーほんと不安だった

もうすでに傷口が塞がってきていて

肉も上がってきていたから

穴に突っ込んであるガーゼらしきものやら糸やらが

どんどん覆いかぶされていっていて

このまま埋まっちゃうんじゃねぇのか

って心配しまくってた

で

この日１１時から抜糸の予定だったんですが

ちょっと他に予定があって

その予定が９時半に終わってしまった

大分時間を潰せる予定だったんだけれど

思っていたよりも圧倒的に早く用事が済んでしまった私は

若干途方に暮れた

私

昔から

時間を潰すのが下手な人なんですよ

『人を待つ』とかって目的の為なら

ぼーっと座ったまま何時間でも待っていられる

ただ

何かの予定の時間があって

それまで無意味に時間を潰す

みたいなのは極端に苦手

コンビニや本屋で立ち読み

なんて生まれてこのかた一度もした事が無いし

「だったら買って読むわ」ってなっちゃう

無意味なドライブも得意としていないし

無意味なウィンドウショッピングも好まない

ほんと

何か用事が無い限り

余計な所へ立ち入れないの融通の利かなさがある

ただこう・・・田舎だとその点ありがたいんですよね

広大な自然が広がって居たり

無駄に空き地があったりするから

そういう場所に車を停めてぼーっと景色を眺めたりして

時間を潰す事が出来る

何にも考える必要性が無い

しかし

私が用事を済ませた場所は

私が住んでいる地域の中では一番の都会

周りは建物がぎっしり立ち並び

車を停めるとしたらコインパーキングくらいしかない

路上駐車なんて邪魔にしかならない場所だ

そして歯医者も

そんな都会の中に存在している

ここから自由に車を停められるような場所まで移動する

という事はそれすなわち『家に帰る』と同義

かと言って一度家に帰ってまたこっちへ来るとなると

家に居る時間はものの数分になるだろう

そうなってくると家に帰る意味も分からない

どーーーーしよーーーー・・・！！！

車を走らせ

とりあえず歯医者がある所へ近付いて行く

どこかにこう・・・

公園のような場所でもあれば

そこで暇潰しを・・・

しかし

さすが都会（はたから見たら相当に田舎だけど）だ

所狭しと建物が建っているだけで

とても公園なんかがある雰囲気は無い

結局

無駄にぐるぐる２～３周歯医者周辺を走ってみたものの

これ以上ぐるぐるする気にもなれず

予約の時間よりも１時間以上も早い

９時５０分に歯医者に到着してしまった

駐車場に車を停めて呆然とする

これ・・・

ありなのかな・・・

受け付けの人に中で時間まで待たせて貰っていいか確認して

駄目だって言われたら・・・

私完全に行き場を失う・・・

不安を抱えながら階段を上がって行き

受け付けの人と挨拶をしつつ確認をした

私「すみません・・・

　　予約の時間よりも１時間以上早く到着してしまって

　　この中で時間まで待たせて頂いてもよろしいですか・・・？」

受付「あ、どうぞー」

良いの！！！？

ありがとう！！！

ふぁぁぁーーー助かったぁぁぁーーー！

学生時代椅子に落ち着いて座っていられない

なんて事は一切無かった私だけれど

『用も無いのに居て良い場所』を探すのが苦手なのと

接客業の経験からか

『立ち読みや無駄にだらだら居座る行為』が出来ないせいで

ほんっとご迷惑をおかけします・・・！

上着を脱いで

本棚の前にしゃがみ込む

おや

世界の猫ちゃんの写真だらけの雑誌があるぞ！

これを見

先生「ルカさんどうぞー！」

え・・・・・・・・？

聞き間違いかと思って

本棚の前できょろきょろする

私「・・・・・・・・・？」

先生「・・・・・・・・・・・

　　　あれ？ルカさん居たよね？

　　　あ、居た居た

　　　良いよ！」

えぇぇぇぇ！！！？

予約の時間よりも１時間以上も早く来やがった馬鹿を

すぐに通してくれちゃうんですか！！？

確かに今は待っている人も

私のすぐ後に入って来た１人しか居ない様子だけれど

良いのかなぁ・・・！？

恐る恐る診察室に入って行き

ひたすら頭を下げまくる

私「すみません・・・

　　１時間も早く来てしまったのに

　　すぐに通していただいて・・・！」

助手さんたちも先生たちも

皆が笑顔で迎えてくれる

「むしろ今丁度良いタイミングでしたよ！」

なんて声までかけてくれた

どんだけ良い人達だよ！

マジで紹介して貰ったのがこの歯医者さんでよかった！！！

椅子に座るとすぐに先生がやって来た

先生「この間また〇〇先生と会ったんだよー！」

私がいつも行っていて

この歯医者さんを紹介してくれた先生である

先生「すーっごいルカさんの心配しててさぁ！

　　　なっかなか大変な手術だったって伝えたら

　　　「大丈夫なのか」「痛がってないか」ってさぁ！

　　　助手さん達も心配してたみたいだよ！」

マジかぁ！！！

もう皆大好き！！！

私この世界中の皆が大好きだよ！！！！！

私を取り巻く世界はなんって素敵な世界なんだ！！！

先生「だからもうちょっとこっちで預かって

　　　しっかり穴が塞がったら

　　　親知らずで隠れてた所に虫歯あったから

　　　そこ治療してあげてねって伝えておいたから！」

人って・・・

素敵な生き物だな・・・

あたい・・・人間に生まれてよかった・・・！

ここでの治療の最終日にはここにお菓子の差し入れ持ってきて

向こうに戻った時には向こうにも何か差し入れしよう！

先生「じゃあちょっと口の中見るよー！

　　　あぁーーー良いねぇ塞がってるねぇ！

　　　うんうん良い良い！

　　　健康だねぇ！」

そう！？

ありがとう！

先生「じゃあ抜糸していくけど

　　　痛くはないけど引っ張られる感じするからね！」

おっけー！

ばっちこーい！

口を大きく開けて

糸を切って引っ張られている感触を感じていると

唐突に先生が笑い出した

先生「ひっひっひっひっ（この先生の笑い方は引き笑い）」

私「！？」

この直後

私は３６年生きてきて

自分があまりに特異な体質であるという事を知らされる

先生「ルカさんこの間も思ったけど

　　　めちゃくちゃよだれ多いよねぇ！？」

私「・・・・・・・え」

先生「こんなによだれ出るのねぇ

　　　本来子供くらいなもんなんだよ！

　　　珍しいねぇこの年齢でこんなによだれ出る人！」

えぇぇぇぇぇぇ！！！！？

私って

よだれそんなに多い人なのぉおおお！！！？

３６年間生きてきて

そんな事言われた事無かった・・・！

けど確かに

「歯医者でおぼれそうになる」

なんて事を言っている人は早々見かけない

私は毎回歯医者へ行く度に

すぐに喉に唾液が溜まってきておぼれそうになるし

舌を上げると

唾液が出る穴（？）から噴水みたいに

唾液がびゅーっと出る時もある

これって

普通じゃなかったの！！！！？

先生「赤ちゃんの口みたいだなぁー！」

私「えっちょ・・・

　　そんなに特殊なんですか！？」

先生「量が多い人も中には居るけど

　　　ルカさんの量はなかなかお目にかかれないねぇ！

　　　吸わなくてもイケるかなぁって思ってたけどダメだわこれー！

　　　ちょっと吸ってあげてー！」

えぇぇぇぇ・・・・

抜糸されながら

これまでの歯医者さんでの出来事が

走馬灯のように頭を駆ける

先生が一人で治療しようとして

途中で助手さんを呼んでバキュームみたいなので

唾液を吸うように指示したシーンを幾度となく目にしてきた

私の唾液が喉に溜まったのを見て

先生が治療の手を止めて口をゆすがせてくれた事が

何度も何度もあった

唾液が出る穴（？）の所に何度も綿を突っ込んでは

すぐに交換するという事を繰り返している先生も居た

あれもこれも

全ては私の唾液の分泌量が

人並み外れていたせいだったのか・・・！！！

私「・・・・・・・・・（口を開けたまま笑っている）」

先生「もうだ～ばだばだよ」

ですよね

吸っても吸っても追いつかないですもんね・・・！

いつもこうなんですよ・・・！

もっとも１分前までは

これが当たり前なんだと思ってたんですけどね・・・！！！

無事に抜糸を終えた所を

鏡で確認すると

そこにはぽっかりと穴が開いていた

先生「再生早いからもうほぼほぼ綺麗になってるんだけど

　　　穴自体が塞がるのにはそうだなぁ・・・

　　　ちょっと押した感じだと半月ちょっとかかるかなぁ

　　　一般的には１～２か月くらいかかるから

　　　何とも言えないんだけどね

　　　その間はこの注射器で穴を洗浄して貰うからね」

私「なるほど」

助手「やり方教えますねー」

こうして

穴の洗浄方法を教えて貰った私は

帰り際

先生に言った

私「普通の人よりよだれが多いなんて

　　生まれて初めて知りました・・・」

先生「そんなに多いと寝てる時によだれ垂れてきそう！」

私「ははははっ」

そんな事までバレるのかよ！！！！！