70歳は過ぎているご様子

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日私

「これは死んだな」

と思うような出来事に遭遇いたしました

 

 

これは恐らく田舎あるあるというか

北海道あるあるなんじゃないかと思うんだけれど

 

北海道の道路では

『一時停止で一時停止しない連中がわんさか居る』

 

 

『一時停止ってなんやねん』なんて人は居ないと思うけれど

一応説明するとこういう事である

 

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信号機の無い交差点で

道路の優先度がはっきりと分かれている

 

メインの道路を走行する車は一時停止をしないけれど

脇道というか

メインじゃない道路を走行する側は

白線の位置で一度車をしっかりと停め

メインの道路から車が来ていないか確認し

来ていなければ行ってよし!というもの

 

標識はこんなの

 

 

 

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ここで

止まらない奴らが相当数居るんですわ・・・!

 

 

どう考えても危険なのに

どうして一時停止しないの?

 

という疑問が当然のように沸いてくると思うんだけれど

 

 

北海道の田舎道では

そもそも

『この交差点で他の車に遭遇する事なんてめったにない』

という交差点が数多く存在している

 

恐らくその経験が怠慢を招いているんでしょうね

 

まさかここで他の車に遭遇するなんて事

あるはずがねぇ!

 

からの一時停止を無視なんでしょう

 

 

もちろん警察が取り締まっていれば

当然そんな車はあっという間に止められて

お叱りを受ける訳なんだけど

 

北海道の田舎道ともなれば

そんな交差点ばかりである

 

全部を取り締まるなんてなったら

日本中の警察を集めたってきっと手が足りない

 

 

だから

それを知った上で気を付けられる事と言えば

 

優先道路だからって気を抜かねぇ』

って事くらいなもんである

 

後ろから車が来ていないなら

こっちも一時停止してやったって構わない

 

 

ここで仮に一時停止を無視して車が突っ込んできたとしても

私が負ける事は無いから良いっちゃ良いんだけれど

昨今10:0なんて事は無いですからね

 

馬鹿野郎のせいで痛い思いをするのも嫌だし

後処理を考えたらとにかく面倒そう

(事故に遭った事が無いからいまいち分からんけど)

 

 

そんな訳で私の場合は

 

一時停止がある交差点で優先道路を走行する際は

10~15キロ程度まで走行速度を落として

最徐行して通過するようにしている

 

 

回避出来る危険は全て排除しておきたい

 

 

 

そして先日

 

私が実家への近道である

滅多に走っている車と遭遇した事が無い小路を走っていて

この図のような道に差し掛かった時の事

 

 

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いつものように速度を落として

横道から車が来ていない事を確認しながら通過しようとした

 

 

その瞬間

 

 

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死角になっていた場所から

スクーターに乗ったお爺ちゃんが

凄い速度で交差点内に侵入してきた

 

 

お爺ちゃんは交差点に進入してくる間際まで

何か下の手元?のような場所を見ていて

私の車を全く視界に捉えておらず

なかなか凄いスピードを出している

 

 

 

それを見た瞬間私

 

思った

 

 

 

あ、死んだな(このジジィ)

 

 

 

私がこの速度のまま走行を続ければ

恐らく当たるとしたら私の車の側面だろう

 

 

ここで私がブレーキを踏んだら

私の運転席に突っ込んでくる可能性もあった

 

 

私がこの2つの選択のどちらかを選べば

爺さんは確実にもの凄い速度で私の車と衝突し

当たり所が悪けりゃ死ぬ

 

後者の場合は私もただじゃ済まねぇし・・・!

 

 

咄嗟にアクセルを踏み込む私

 

 

うらぁぁぁぁ!!!

 

 

私が先に抜けちまえぇぇぇ!!!

 

 

 

この瞬間

 

私と爺さんは完全に目が合っていた

 

 

こんなに近い距離で走行中の何かが

自分の横から突っ込んでくるのを見たのは

車の免許を取って以来初めての事である

 

 

爺さんは

「うわっ!!!」

という表情をしており

 

 

私は

 

 

多分真顔

 

 

真顔で全力でアクセルを踏んでいる

 

 

そして爺さんは

 

ついさっきまで私が居た

ほんっと私の車の後ろすれっすれ辺りで停止

(なんならこすったかな?

 と思ったけれど

 後で確認したら大丈夫そうだった)

 

 

私はちょっと先に進んだ所で急ブレーキで停車

 

 

 

ここでようやく怒りがこみ上げた

 

 

マジふざっけんじゃねぇよ!!!

 

 

てめぇどこ見て走ってやがる!!!

 

 

事故って死ななかったかもしれねぇけど

事と次第によっちゃこれから私が殺したるわ!!!

 

 

そんな気持ちで運転席のドアを開けて

上半身を外に出して振り返った

 

 

一言文句言ってやらにゃ気がすまねぇ!!!

 

 

 

しかし

 

スクーターに乗ったおじさんは

右手を自分の心臓の辺りに当て

大きく前かがみになった後

 

ひきつった笑顔でこちらを見て白い歯を見せ

右手を上げて

 

 

「いやぁすんませんねぇ!

 びっくりしたねぇ!!?」

 

 

みたいな仕草で私に会釈をしてきた

 

 

 

ちょ・・・

 

そんなんで済まねぇだろ今の・・・!!!

 

 

と思ったけれど

 

お爺さんのひきつった表情を見ると

相当恐ろしい体験をしたという事が伝わってくる

 

 

そ・・・そんな顔されちゃったら・・・

 

これ以上私がどうこう言う必要も

無いように思えてくるじゃないか・・・!

 

 

直後

何だか右手で目頭の辺りを抑える仕草も見せるお爺さん

 

ど、どうしたんだよ

 

何よ

怖くて涙出たんか・・・?

 

 

どうすんだよこれ・・・

困ったなぁ・・・

文句の一つも言ってやろうと思ってドア開けたはいいけど

何も言えねぇじゃん・・・

 

 

と思っていると

 

お爺さんは何度か連続して会釈を繰り返した後

 

ハンドルに手を戻し

 

ものっ凄いゆっくりスクーターを発進させ

去って行った

 

 

 

・・・・・・・マジで

 

 

あんたもうどうせ老い先短い人生だろ!!?

 

 

命を粗末にするような運転するんじゃねぇよ・・・!!!