きっと仕事量が多くて忘れちゃうのね
皆様こんにちは
ＬＵＫＡでございます
えー簡単に仕事探しの現状をお知らせしようと思うのですが
最近ようやく数件素敵な求人が出ていて
「うぉおおお！これは絶対やりたい！」
と思った仕事を見つけました
ハードになりそうではあるけれど
是非私をこき使って頂きたい！
あまりにも本気だった為
その求人を見つけてすぐに自宅へ帰り
その求人だけの為の履歴書を書いた
アピールポイントとかその他諸々
完全にその求人を出した企業向けの内容である
そして翌日
ハローワークへ意気揚々と出掛けた私は
いつもの「求人・応募関係」の担当者である年配男性の所へ
男性「あ、ルカさんおはようございます」
私「おはようございます！
よろしくお願いします！
あのあの！
是非応募したいと思った場所がございまして！」
男性「ルカさんに見合うようなお仕事ありました！？」
以前まで私に合いそうな仕事を探してくれていた女性は
なかなか凄まじい見当違い求人を私に紹介してくる事が多く
最近はめっきりこの男性が私の為に
色々とお仕事を探してはお知らせしてくれるようになっていた
私「これなんですが！」
前日に印刷しておいた求人票を男性に差し出す
すると
男性「ルカさん・・・
またこれ男性のみの募集ですね・・・」
はぁあああああああああああ！！！？
私「・・・・・・・・・・・・」
男性「ルカさん・・・
ルカさんはあれかな・・・
ちょっときつい仕事選ぶ傾向があるのかな？（笑）」
いやいや
新しい事やりたいだけなんだって！
今までと同じ事を今までと同じようにやるだけなら
前の会社でもよかったんだよ！
残業時間がエグかったけれど
やる事一緒ならどこでも一緒でしょう！？
せっかく仕事を辞めるなら
新しい事にも果敢にチャレンジしてみたいじゃない！？
男性「確かに端末だと男性のみの募集とか見れないから・・・」
私「どうしても駄目なんですかね！？
正直そこらの男性よりよほど根性ありますし
努力だってしますし勉強だってしますし
体力にだって自信ありますけど！
免許だって制限なしですよ！！？」
男性「男性のみの募集で来てる所には
女性は紹介出来ないんですよーごめんねぇ・・・！」
実は私
こうやって
「うぉおお！良い！」
と思った所がこれまでに３回あったんです
たった３回
されど３回
それ以外の求人には一切心が動かなかった
花火師とかは・・・ちょっと揺れたけど・・・
だけど
その３件全てがこうして
「男性のみの募集」だったのだ
そんな事ある！！！？
男女差別はやめてください！！！
男性「女性だとやっぱり家庭を優先したり
そういう事があるからね・・・」
ふざっけんなよ・・・！！！
こっちは家庭なんかねぇんだよ！！！
フリーダムだフリーダム！
家庭を優先させる女性でどれだけ苦労してるか知らんけど
全ての女性が「どうせ家庭を優先させるんでしょ？」みたいな
そういう風潮マジで勘弁してくれない！？
ひとくくりにしないで私を見て！！！
結婚してないし結婚する気も無いし
どこかのタイミングでその決意が揺らぐなんて事も無いから！
むしろ家庭よりも仕事を優先させたい派だから！
家に仕事持ち帰って家で仕事するのなんて日常茶飯事だし
それを苦と思わない人間ですから！
今もう私の心は完全に
「御社でどうか働かせてください！
求人を見た瞬間「ここしかない」って思ったんです！」
って感じになってんだから！
頼むよほんとに～～～！！！
私「多少の転勤も問題ないし
こんなに働きたいと思ってるのに・・・！」
男性「正直この求人の内容見ると
なかなか要求されるスキルが幅広くて
応募するような人居るとも思えないんだけど・・・
確かにルカさんは全部満たしてるんですよねぇ・・・」
私「そうですよねぇ！？
こんなジャンルを問わないあらゆる事の経験を求めて
ぴったり当てはまるような人居ないですよね！？
しかも４０歳以下での募集ですよ！？」
男性「居ない居ない
ワード・エクセル・パワーポイント・経理処理・発注業務
接客・電話応対・請求書作成・勤怠管理・製造・資料作成
車両管理なんて・・・なかなか・・・
これは男女問わずなかなかねぇ・・・」
でも私はほら！
寿司屋で接客＆調理→
ガラス工房で製造＆営業＆機械操作その他諸々→
事務職１１年
求められている全てを網羅してるじゃん・・・！？
私「これはもう私しか居ないんじゃないですか！？
大概の人は職種を一つに絞っていて
こんなに色々な職種を経験した事がある人なんて
そうそう居ないですよね！？」
男性「確かにスキルも経験もぴったりなんですよ・・・！
だけど・・・紹介出来ないんですよ・・・」
なんでだよーーー！！！！
だったらもうもう！
男装して行かせてくれよー！
私「・・・・・・・・・（絶望）」
男性「いやぁ本当に・・・
上手くいかないもんですよね・・・」
私「なぜ私は女性なんでしょう・・・」
男性「・・・・・・・・・・・」
ややしばらく
２人の間に沈黙が訪れた
女性に生まれた事を後悔した事なんて無かった
女性であるが故の利点もあるし欠点もあった
だけどそれもそれだと割り切って今までやってきた
こんなに女性に生まれた事を悔しく思う日がやってくるとは・・・！
門前払いってなんだよ・・・！
せめて会話をさせてくれよ・・・！！！
俺の覚悟は俺の目を見たら分かるはずだろ・・・！？
するとそこで
男性がハッと何かを思い出したように立ち上がり
後ろの棚の中から書類をたくさん引っ張り出してきた
男性「そういえばごめんルカさん！」
私「・・・・・・・・・・？」
男性「僕ね
ルカさんに合いそうな仕事
色々調べてストックしてあったんだ・・・」
・・・・・・・・・え
私「え？
ハローワークさんってそんな・・・
そんな事までやってくださるんですか・・・？」
男性「いやもちろんそれは・・・
人によっては合う仕事自体が無いなんて事も・・・
うんまぁまぁそういう訳で
いやほんとごめんなさい
それでいっぱい貯め込んだのがここにね・・・」
私の目の前に
次々と求人票を並べて行く男性
８件くらいあったのかなぁ？
どれもまぁー楽そうな場所ばかりを選んでくれたもので
ほんっとね
『無理せず稼ぎたい人』にはピッタリなんだ
ホワイト企業がホワイトな求人を出しました！
みたいな感じ
それらに目を通して行く私
・・・・・・・・・違うんだよね
残業時間が月に１００時間とかになるのは
さすがにちょっと行き過ぎだろって思うんだけど
基本的には私
ひぃひぃ言って働きたい
暇な時間とか要らないんだよ
８時間勤務で休憩時間が昼に１時間
午前と午後に１５分ずつって何？
もはや何しに会社行ってんのか分からないじゃん
休憩は必要だけど
昼に１５分あれば充分なんだよ（完全にブラック）
業務内容も
『勤怠管理』なら『勤怠管理』のみ
『受付』なら『受付』のみ
違う違う違う違う！！！
もっと振り回されたいの！！！
全然関係ないような仕事とかをボンボン振られたいの！
頭フル回転で働かなきゃついて行けねぇ！
時間が経つのがあっという間！
むしろもっともっと効率よくしなきゃ時間が足りねぇ！！！
みたいな感じか
完全に職人みたいに『無心でやる』
みたいな感じのどちからなの！
両極端なのを望んでいるの！
無難なんてただただ退屈なだけじゃない・・・！
そんなの絶対長続きしないから！
私「・・・・・・・・・・・・」
男性「・・・・・・・物足りない・・・？」
バレた・・・？
男性「でもほら・・・
こういう求人の方が本当は人気もあって
応募が殺到するんですよ・・・？」
普通の人とはちょっと感覚がずれているの
そこは自覚してます・・・
でもさでもさ人ってさ！
新しい事に挑戦したりする時
すっごいわくわくしない！！？
ハードな山であればハードな山であるほど
必死に努力して登ろうとするじゃない！？
そうやって人って成長していくもんじゃない！！？
自分の今の力に合わせて出来る仕事だけ選んで
無難にやってたって
自分の成長には一切繋がらないじゃない！！？
仕事に限らずなんでもそうじゃない！
出来る事だけやってるだけなら
その人は一生それ以上にはなれないじゃない！
私「うぅーーーん・・・・・・・」
男性「ちなみに・・・
ルカさんに本当に申し訳ないなぁーと・・・」
私「え？」
男性「実はこれ
一か月くらい前からため込んでたんだけどね
本当はルカさんに
「合いそうな所見つけたら郵送で送って良いかい？」
って確認取って郵送しなきゃならなかったんですよ・・・」
え！！！？
私「ハローワークさんってそんな事まで・・・
えぇぇぇ！？
至れり尽くせり過ぎませんか！？」
驚愕の真実である
こうやってその人それぞれに合う仕事を探して
ストックしてくれている
というだけでもびっくり仰天だった
なのにそのさらに上の
「郵送しますよ」
なんてオプションまであるんですか！！？
ひえぇぇぇ！！！
それはちと甘やかし過ぎなんじゃないんですかね！？
男性「いやぁほんと何度も何度もチャンスあったんだけど
毎回それ聞き忘れちゃって・・・！
ルカさんが帰って行ったあとに毎回
「あ！」って思い出しちゃって・・・！」
そ・・・そこまでしてくれているのか・・・
なんかもうほんとすみません・・・
私がいつまで経っても仕事を見つけられないばっかりに
お手数をおかけして申し訳ない・・・
というわけで
なんかもうこの年配の白髪だらけの男性に
これ以上苦労をかけたくない
と心底感じてしまったので・・・
無難な仕事をどこか一つ選んで応募してみようと思う
ただね・・・おじさん・・・
週に一度くらいの頻度で顔合わせてて
一か月毎回忘れ続けるっていうのは
ちょっと認知症の疑いありだと思いますよ！！！！？
