手の掛かる患者

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

ブログネタがない!

という記事を書いた所

 

たくさんのネタのご提供がありました!

 

わぁーーーい!

 

ありがとうございまーーーーす!!!

 

 

昨日も1つ取り上げさせていただいたんですが

もうほんっと

究極にネタが無くてつらい時の為に

じわじわ小出しで記事にしていこうかと思っております!

 

 

実はメルカリの方でもネタのご提供を頂いていて

 

今読者様から頂いているネタはこんな感じ

 

 

・柔軟剤良いの出たよ!

 

・久しぶりに料理の記事が見たい!

 (ほとんどの材料の分量が「適当」とか「どばっと」とか

  そういう書き方だった気がするけど

  それで本当にいいのか・・・?)

 

・食べ物の賞味期限や産地は気にする?

 

・隣人さんはどうなったの?

 

・忘れられない絵本は?

 

 

こんな感じでしょうか?

 

いやーありがたいですね~!!!

どれも良い塩梅に1本分の記事が書けそう!

 

一応自分でもネタ帳を作ったり

何かあった時はメモをする習慣があるんだけれど

それでもどうにもならなかった時には

読者様から頂いたこれらの滅茶苦茶良いネタを

使わせて頂きまーっす!!!

 

 

 

さて

話は変わりまして

 

先日

歯医者さんへ行った時の事

 

 

私が恐れていた事態が発生した

 

 

助手「今日は歯の型を取っていきますね~」

 

 

助手さんが手に持っているのは

取っ手のような物がついた網目状の物体

 

 

それを見た私は

 

 

恐れおののいた

 

 

 

そ・・・それは・・・!

 

にゅるにゅるのサーモンピンクの物体をそれに乗せて

口の中に突っ込み

固まるまで待たなければならないやつでは・・・!!?

 

 

 

歯医者さんの中で

私が最も苦手とするのがこの『型取り』である

 

キュイィーーーーン!と歯を削られようが

ガキィッ!!!と親知らずを工具で叩き割られようが

ミシミシッ!とペンチで親知らずを抜かれようが

メスで歯茎を切開されようが

歯茎をドリルで削られようが

舌をドリルで削られようが

何度も歯茎に麻酔を注射されようが

 

そんなのは全然・・・いや全然ではないけれど

私にとっては別段気にする事もない些細な事である

 

 

な・ん・だ・け・ど・・・!!!

 

 

あのサーモンピンクのにゅるにゅるだけは無理なんだ・・・!

 

 

あれが口に入れられた途端

 

とにかく吐き気が止まらなくなる

 

 

「異物が口に入ってまーす!!!

 吐き出してください吐き出してください吐き出してください!」

と脳が過剰反応を起こしたかのように

「うぼおぇぇっ!」「ひぐぉぇっ!」「うぐっ・・・おぇぇっ」

と何度も何度も吐きそうになる

 

涙と鼻水でデロデロになるのだ

 

 

あぁっ・・・!

 

とうとうこの時がやってきてしまったか・・・!!!

 

 

 

助手のお姉さんが

私の口に

まだサーモンピンクのねちょねちょが乗っていない器具を突っ込む

 

 

助手「うんうん・・・

   ルカさんは一番大きいのでもイケますね!」

 

 

わぁー口が大きくてよかったぁ~

 

 

・・・じゃねぇよ!!!

 

イケねぇよ!!!!?

 

 

今はそれ金具だけだから問題ないけど

サーモンピンクのねちょねちょ野郎が合体した瞬間

私の身体は異常反応を起こすから!!!

 

 

私の口から器具を取り出し

作業台の上で何かを始めた助手さん

 

 

あぁ・・・嫌だ・・・

嫌だよぉぉ・・・!!!!!!

 

 

以前通っていた歯医者での型取りの時の事が

鮮明に蘇ってきた

 

 

あそこは器具から垂れ落ちんばかりの

サーモンピンク野郎を乗せてきて

それを無理矢理口に突っ込む

 

口から溢れて顎に垂れて固まり

口の中でも舌から何から何までがサーモンピンク野郎で埋め尽くされ

口の中全部がシリコンゴムみたいなので固まったみたいになる

 

助手さんはその器具を固定する事もなく

すぐにスッと立ち去ってしまい

 

何度も吐き気を催しているうちに

器具がずれてしまうのか

 

「うーん

 上手く取れなかったのでもう一度やりますね?」

と言って

何度も何度も口に

どろっどろのサーモンピンク野郎を突っ込まれるのだ

 

 

あの口の中に残ったサーモンピンク野郎の残骸の

気持ち悪さと言ったらない・・・!

 

 

そもそも吐き気催す度にやり直しとか

お前はバリウムかよ!!!!!!

 

 

 

あぁぁっ・・・

思い出しただけでもう吐き気がしてきた・・・!

 

 

あのねちょねちょ感がもう・・・ね!?

なんて表現したら良いのか分からないけれど

とにかくあれは人間の口の中に入れるべきものじゃない気がする

 

 

思わず

 

完全に無意識でボソッと声が漏れた

 

 

私「はぁ・・・

  苦手なんだよなぁ・・・(ボソッ)」

 

助手「・・・え?

   今なんか言いました?」

 

私「!!!!!

  ・・・あーいや・・・

  そのー・・・」

 

 

治療の工程で必要な処置なんだから

「嫌だ」とか「苦手だ」とか

そんな事言ってる場合じゃないんだよね・・・!

 

どうにもならない事を口に出すべきじゃない

 

どうせ同じ『やる』なら

文句を言わずにやる方がかっこいいんだよな・・・

 

・・・とは思いつつも

ちょっと・・・言ってみちゃった

 

 

私「その・・・なんか・・・

  ねちょねちょのやつすっごい苦手なんですよね・・・」

 

助手「あ?そうなんですか?

   苦手ってどう苦手です?」

 

私「口に入った瞬間「おえっ」と・・・」

 

助手「ほーほーほーほー・・・

   あ、なるほど・・・

   そしたら・・・ちょっと待ってくださいね」

 

 

小声で会話をしていたはずなのに

大分離れた場所に居た先生がすかさず反応した

 

 

先生「そしたら部分にしようか!」

 

助手「それで大丈夫です?」

 

先生「うんうん良いよ!

   最悪なんとかかんとかの部分だけ綺麗に取れれば

   後はこっちで調整出来るから!

   後は固めに作ってあげて~」

 

 

固め・・・・・・・・

 

 

あ!!!?

 

サーモンピンクのねちょねちょって

固さ調整出来るもんなの!!!?

 

 

いや出来るだろうとは思ってたけど

垂れ落ちるほどドロドロのやつを使われた事しかないから

あれはもうそういう風にしないと

ダメなもんなんだと思ってた・・・!

 

って言うか

「苦手です」

って言っただけでそんな神対応してくれるの・・・!?

 

 

前の歯医者では

私が涙と鼻水まみれになりつつ

鼻を真っ赤にして

おぇっ!おぇっ!ってやりながら座っているのに

「もう一回やりますね~」

って一切の容赦がなかったけどね・・・!!?

 

 

助手「じゃあルカさん

   小さいやつ上下で2回取りますから・・・

   どうしてもきつかったら言ってくださいね!」

 

 

えぇぇーーーー!!?

 

これぞ神対応

 

 

先生「ちょっと椅子起こすからね

   あんまり倒してると余計気持ち悪いんだよね

   (ウィーーーーン)」

 

 

いやもう神対応どころじゃないだろ!

 

さてはお前らが神だな!!!!?

 

 

 

助手のお姉さんが器具の上に

にっくきサーモンピンク野郎を乗せてやってきた

 

それを

 

そーっと慎重に口の中に突っ込み

歯にぎゅっと押し付ける

 

 

おぉ!?

以前の歯医者で体験したよりも圧倒的に気持ち悪くな

私「おぅぇっ!!!」

 

 

全然ダメだった

 

 

もうなんだろうね!?

トラウマになっちゃってんのかな!!?

 

サーモンピンクが口に入ってきた

というだけでもうダメな感じになっている

 

 

しかしその瞬間

 

すかさず先生が私の左隣にやってきて

 

 

ふわっふわのタオルを広げた

 

 

私「うぉっ・・・おぇっ!

  (えっタオル?)

  おげっ!!!」

 

 

先生が優しい笑顔でタオルをそっと私の首元に掛ける

 

 

私「うっ・・・ぐっ・・・

  (何?タオル何?)

  おごぉぇっ!」

 

 

そして

ただただ優しい目で私の目をしっかり見つめ

こう言った

 

 

先生「よだれ全部口から垂らしていいからね・・・!?」

 

 

 

え?

 

 

何度も吐きそうになりながら

言われた事の意味を頭で考えた

 

 

よだれを・・・

このタオルの上にベロベロと垂れ流せ

という事か・・・?

 

 

それをやったら私の顔面は

 

涙と鼻水とよだれが

ただただ垂れ流し状態になるって事・・・?

 

 

私「うぉぇっ」

 

助手「がんばってぇ~・・・!」

 

先生「良いよ!

   我慢しないで出しちゃっていいから!

   よだれ出しちゃったら楽になるから!」

 

私「・・・うっうぉっ・・・えぇっ!」

 

助手「よだれ出していいですから!」

 

先生「無理しないで下向いてタオルあるから!

   ちょっとこっちでも吸ってあげるけど

   出しちゃったら少しは楽だから!」

 

 

ちょ・・・

 

 

無理だから!!!!!!?

 

 

無理すんなって言われたって

 

この状態で下を向こうものなら

涙と鼻水とよだれをデローン!と垂れ流しになった顔を

人様にさらす事になるじゃん!!!?

 

 

それはもうなんかこう・・・

 

 

人として大事な何かを

色々失うような気がする!!!

 

 

 

便秘が一か月続いて病院へ運ばれた際に

浣腸を刺された挙句

「出た物を流さずに見せてください」

と言われた時並みの抵抗感!!!

 

 

あの時は

「そんな事絶対無理

 そんな事するくらいなら怒られた方がマシ」

と思って全力で排泄物を流してやったけれど

 

 

今回も無理!!!

 

 

今の状態でももう既に

胃カメラ飲んだ時並みに人としての尊厳を失う寸前みたいな

涙と鼻水まみれの顔になっているのに

 

そのうえよだれもだと!!?

 

そんな醜態だけは晒せない・・・!!!!!

 

 

先生が必死に口の中の水分を吸うバキューム(?)で

唾液を吸い取ってくれて

助手さんも必死に私の心配をしてくれている

 

そして何度も何度も

 

「よだれ出しちゃえ!」

 

みたいな事を言われる

 

 

だけど!

 

だけどこの一線だけは越えられねぇぇぇぇ・・・!!!

 

 

そうこうしているうちに

サーモンピンク野郎が固まり

口からようやく器具ごと引っこ抜かれた

 

 

私「ぜはぁー・・・

  ぜはぁー・・・」

 

助手「いやーほんと大丈夫でしたかぁ~!?

   もう途中可哀想で可哀想で・・・!」

 

私「だ、大丈夫です・・・

  (鼻水を何とかせねば・・・)」

 

助手「連続で下も取ったら死んじゃうと思うんで

   ちょっと時間置いてからにしましょうか」

 

私「た・・・助かります・・・

  (もうほぼ死んでるも同然だけどな・・・)」

 

 

少しの治療を終え

再び下の歯の型取りをした際

 

先程とまるっきり同じ状況に陥った

 

 

私「うぼぇっ!!!

  はっ・・・はっ・・・はっ・・・(過呼吸気味)」

 

助手「よだれ出しちゃって大丈夫ですから!」

 

先生「ルカさん無理しないで!

   いいから!出しちゃっていいから!!!」

 

 

うぉぉおおーーーーー!!!

 

 

 

私は

 

人間としての尊厳を

 

 

 

守り切ったどぉぉーーーーーーー!!!!!