これが『フラグ』ってやつか

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

昨日の記事内で

ハローワークの職員さんに

落ち込んでもいないのにやたら励まされた私

 

そしてやたら高望みを迫られた

 

 

正直

専門学校を出た訳でもなく

高校も本当に底辺の学校だったにも関わらず

ギリッギリで卒業出来ただけの私が

 

高望みなんてなかなか出来るもんじゃない

 

 

学が無い分努力で補わねばと必死になって

あらゆる事に全力で取り組んでは来たけれど

 

やっぱり会社自体の対応も

学のある人と無い人の間で差があるもんだから

劣等感とまではいかずとも

自信を持つ事は出来る気がしないよね・・・!

 

 

『大卒』の肩書を持つ人には敵う気しない

 

当然勉強に対して努力をしていた人と

私のように勉強すべき時に努力を怠った人の間に

差があるのは当然の事なのだ

 

 

学生時代

因数分解が出来たからって何だって言うんだ

 将来何の役に立つの?」

と勉強を怠ったせいで

 

因数分解ってなんですか?」

とか本気で言っちゃうような私が

どう自信を持てと・・・!?

 

 

そりゃもちろん

今までよりも多少条件の良い所であれば良いな

とは思うけれど

 

誰から見ても好条件!

という所は狙える気がしないなぁ・・・!

 

 

そんな事を考えながら

受け取った書類を丁寧にクリアファイルに入れ

 

受付へ行った

 

 

私「すみません

  検索機を利用したいです」

 

職員「はい!

   あ、検索機なんですけど

   入れ替え作業を行いましたので

   操作方法がガラッと変わっております・・・!

   ですからご説明を」

 

 

渡されたラミネート加工を施されたカードを見ると

何やらざっと操作方法の説明が書いてある

 

 

受付から出て来ようとする職員さんを止めた

 

 

私「あ、大丈夫です

  一度説明を読みながら使ってみて

  分からなければお声掛けさせて頂きます

  ありがとうございます」

 

 

こんなに丁寧にマニュアルを作ったのに

それがてんで役に立たず

鼻からあれこれ教える事になるなんて悲しいもんね!

 

 

大丈夫!

 

まずは自力で頑張ってみるから!

 

 

どうやら以前まで使用していた端末の

半数以上が入れ替え作業の途中らしく

使用不可になっていた

 

 

あぁなるほど

だからいつも居る飲食しまくりの人が居ないのかな・・・?

 

 

端末機を使用している人達の

それぞれに職員さんが一人張り付いて

操作の説明をしている様子

 

 

そのせいで窮屈な状態だけれど

両サイドで説明を受けている人達の間の端末の前に座った

 

 

えーっとどれどれ?

 

なるほど

 

以前はタッチペンでタッチするだけだったけれど

パソコン操作の要領で進めて行く形になったのか

 

 

キーボードとマウスを引き出し

早速操作を開始する

 

 

パソコンには慣れているから

説明書きを見なくてもなんら問題を感じず

サクサク進められているけれど・・・

 

 

これ

 

パソコン触った事無い人だったら死ぬぞ・・・?

 

 

検索結果が表示され

キーボードでスクロールをしていく

 

 

 

その両サイドで

 

おばちゃん達がすっげー奮闘していた

 

 

職員「ここをクリックして」

 

女性1「クリック・・・!

    クリックというのは・・・

    これを使うんですか?」

 

 

職員「ここにキーボードで入力して下さい」

 

女性2「・・・・・・・・・・・?」

 

 

そうなるよねぇ!!!?

 

 

私だって今でこそパソコン大好き人間だけれど

最初は本当に分からなかった!

 

電源の入れ方が分からず

必死にコンセントの場所を探したり

 

「クリック」っていうものは

マウスのどっち側のボタンを

何回カチカチやれば良いんですか!?

 

えーっとローマ字入力って事は・・・

Aはどこだ・・・

次はK・・・K・・・K・・・K・・・

 

 

みたいな感じだった

 

 

しかし職員さんも忙しいのだろう

 

あっと言う間に簡単な説明を終えて

「また分からなければ声を掛けて下さい」

と言ってすぐに立ち去ってしまった

 

 

お・・・おぉ・・・

 

 

椅子にゆったりと腰かけて

キーボード操作でスクロールしながら

のんびりと情報を閲覧する私と相反して

 

 

両サイドの年配の女性たちは

2人とも

「そんなに前に顔出さなくて大丈夫だよ!?」

ってくらいPCの画面に顔を近付けており

 

全く操作が進んでいない

 

 

何なら左隣の人は

独り言まで始まった

 

 

女性1「いやぁ・・・

    これは無理だわぁ・・・

    はぁぁ~~~・・・

    ちょっとどういう・・・

    あれ!・・・消えちゃった!

    これはどうやって・・・」

 

 

気の毒過ぎる・・・!

 

 

右隣の女性は

説明を読んで必死に操作しようとしているが

どうやら画面のスクロール方法が分からないらしい

 

ため息が聞こえてくる

 

 

 

どちらの女性も

50代くらいだろうか?

 

今までパソコンに触れた事が無かった人だって

もちろん居る事だろう

 

そこへ

「キーボードで入力して下さい」

「不要なページは閉じて下さい」

っていうのは無理難題よねぇ・・・

 

 

その上

職員さん達を呼ぼうと思っても

皆忙しそうに動き回っていて

とても捕まえられる状態ではない

 

私が求人情報の閲覧を終えてもなお

スタートの画面から進まない女性を見て

もう放ってはおけなくなってきた

 

 

私「難しいですよねぇ」

 

女性1「あ!ねぇぇぇ!難しいよねぇ!?

    こんなの出来ないわぁ!」

 

私「パソコンに慣れていないと

  全く何が何だか分からないですよねぇ」

 

女性1「昨日入れ替えたとかって言ってたけど

    前のじゃないとちょっと無理だねぇ!」

 

 

すると

右隣の人も会話に参戦

 

 

女性2「どうしてこんな難しくなったんですかねぇ」

 

 

うーん

この画面を見た限り

 

今はネットに繋がった状態で

大元の情報を更新すればそれが即時

どの端末でも閲覧可能になったんじゃないかなぁ?

 

前までは端末ごとに情報をインストールして

更新していたんじゃなかろうか

 

要するに効率化させた結果が・・・これ?

 

 

違うかもしれないけど!

 

 

私「マウスの持ち方はこう・・・」

 

女性1「ん!?あ、なになに!?こう・・・!?」

 

女性2「・・・こう」

 

私「今操作してみた限り

  クリックというのは基本的に

  左側のボタンを右で一回

  ポチっと押すだけですね

  こう・・・(カチッ)」

 

女性1「これを・・・こう・・・(カ・・・チッ)」

 

私「そうですそうです~

  私の画面を見て頂けますか?

  こうやって見ると

  まるでボタンのようになっている箇所がありますよね?

  こういう場所は『クリック』で次の画面に進みます」

 

 

両サイドの女性が私の画面をのぞき込む

 

 

私「キーボードのここに下矢印があるので

  そこを押しっ放しにしてみてください

  そうするとスゥーーーっと下の方に移動します」

 

女性1「あぁーーー本当だ!

    へぇぇぇーーーあら面白い!」

 

女性2「はぁぁぁーーーー!」

 

私「私の画面を見ながら

  それぞれ上から順番にゆっくり入力していきましょうか

  上に戻るので上矢印を押して・・・スゥー!

 

 

自分の画面を見本にして

2人がそれぞれ入力を終えるのを確認しながら

ゆっくりと説明を進めて行く

 

 

気付けば

後ろからもう2人

年配の男性と女性がのぞき込んでいた

 

その2人にも見えるように

出来る限り丁寧に

分かりやすい言葉で説明をしていく

 

 

私「マウスのここ

  ローラーみたいなのがついているんですけど

  これを指先でくるくるっと回転させると

  それでも画面が上下に動きます!」

 

女性1「はぁ!さっきあの人なんか言ってたけど

    何言ってるのか分からなかったんだわ!」

 

私「矢印でもこのローラーでも

  ご自分が使いやすい方を使うと良いですよ~

  そうしましたらここに

  希望する職種を入れるんですが

  まずはボタンをポチッとクリック!」

 

女性2「あっ!あぁ・・・別の画面出て来た・・・!」

 

私「そうですそうですー

  そうしたらそこが空白になっているんですけど

  またその空白部分をクリック!ポチッ!」

 

女性1「あらぁいっぱいある・・・!」

 

私「その中から自分が希望する職種を選ぶんですが・・・

  (Ctrlキーを押しながら選択すると一度に複数選べた・・・

   ・・・が!それは無理そうだから

   次の行でまた新たに選んで貰う方法で教えよう)」

 

 

左隣の女性は工場の作業系

 

右隣の女性は飲食店の調理補助系

 

 

なるほど

こりゃパソコンに馴染みが無くて当然だ

 

 

こういう人も大勢居て

思うように仕事を探す事が出来ないシーンも出て来るだろう

 

かと言って

ハローワークの職員さんが付きっ切りで

パソコン教室まがいの事をやるのも大変だ

 

 

長い歴史の中で世界中が『便利な物』をどんどん生み出し

確かに便利な世の中になってきた

 

だけどそれは

『使いこなせれば』というものであって

不得手な人や馴染みの無い人にとっては

良い事ばかりではないんだよなぁ

 

 

私「という訳で

  しっかり覚えておきたいのは

  「ボタンがあったらクリック」!

  「×を押して閉じる」!

  「印刷ボタンの場所」!

  以上3つですね~

  キーボードは慣れるまでどこに何があるのか分からないから

  時間はかかるし焦っちゃうと思いますけど

  ゆっくり落ち着いて探せば必ず見つかりますから!」

 

女性1「いやぁ分かりやすかった!」

 

女性2「助かりました・・・!」

 

女性3「うぅーん

    戻ってやってみよう・・・」

 

男性1「ありがとうございました・・・!」

 

私「いえいえ!

  それじゃあお疲れ様でした!

  お互い頑張ってお仕事探しましょうねぇ~!

  私はもう帰りますが

  さっきお伝えした通り

  画面から顔を離してらく~な姿勢で

  肩が凝らないように気を付けて頑張ってみてください!」

 

女性1「そうだね!頑張って仕事探そうね!」

 

私「はい!」

 

男性1「えっ

    職員さんじゃなかったんですか!?」

 

女性3「はっ!? 

    やだ!てっきり職員さんだと・・・!

    やっだちょっとぉ・・!!!」

 

私「・・・・・・・・・・・・」

 

 

立ち上がると

 

 

ハローワークの職員の女性たちが

微笑ましい感じでこちらを見ていた

 

 

 

・・・・・・・やべぇ

 

 

 

次の就職先ここになりそうでこえぇぇ・・・!!!