先生ごめん ~その2~

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

昨日の記事の中で

兄が購入した家の車庫へ足を運んだ私

 

 

その車庫の中を見た私は

思わず言葉を失った

 

 

 

マジで

 

 

ゴミの山・・・!!!

 

 

恐らく以前の住人が

こう・・・

「年を取ったらいつかやろう!」

と思っていたか何かなんですかね

 

やたら材木があるんですよ

 

 

車庫の中自体も

自分で改造したのか何なのか・・・

至る所にありえない板が打ち付けられていたり

天井の梁の所にまで材木が所狭しと乗せられており

 

さらにその上に

タンス(?)やら椅子やら桶やら

 

まぁーーーーびっくりするほど凄い事になっている

 

 

角材に交じって傘の柄の部分のみ

とかが刺さってる壺があるんだけど

これは一体どういう・・・???

 

 

私「これはまた・・・凄いな・・・」

 

母「いやぁ凄いでしょう!?

  よくもまぁこんなに集めたよね!」

 

私「・・・・・・・・・・・・・」

 

 

そういえば

 

実家の地下室にも大量の角材やら何やらがあるけど

無秩序に置かれているか整理されて置かれているか

の違いだけで

中身は大差ないなこれ・・・

 

 

母「とりあえずこれまとめておけば

  不動産屋の方で回収してくれるらしいから

  ここに集めてきてる状態なのさ」

 

 

へぇーーー

 

 

まぁ

手が届くような範囲は良いんだけれども・・・

 

 

車庫の中をぐるっと見て回る

 

 

 

この

 

天井付近に凄いバランスで引っかかってる材木と

それを棚替わりにして置かれた荷物たちは

誰が下へ下ろすんだろうか・・・

 

 

脚立を使うにしたって

こんなに広範囲に訳の分からないバランスで

柱と柱の間を通して乗せられたものを下ろす

ってなると大変なんじゃないの・・・?

 

 

車庫の中の柱の強度を確かめる

 

 

なるほど

 

 

私「あの上の・・・ゴミも

  全部下ろすのかい?」

 

母「そうなのさ

  どうしようって話しててね

  多分Hが頑張ると思うんだけど」

 

 

いやぁ・・・

 

Hさんには無理なんじゃないのかなぁ?

 

 

腰痛の問題もあるし

柱1本1本の強度の問題もある

 

Hさんの体重を果たして支えられるのか・・・

 

 

下から引っ張って下ろすにしたって

張り巡らされた板&その上に乗った荷物が邪魔して

かなり厳しそうだぞ・・・?

 

 

私「やるか・・・

  ちょっと着替えて来る」

 

母「あぁあんたも手伝ってくれるの?」

 

 

めっちゃ楽しそうだからね!!!

 

 

この時私の目には

この車庫の中がアスレチックに見えていた

 

 

子供の頃は木登りしては

隣の木に移ったりとかして遊んでたっけなぁー!

 

 

ヤバイ!

 

わくわくしてきた!

 

 

車へ戻って

作業用のジャンバーに着替え

軍手を履いた私は

 

早速

車庫の中の柱に足をかけ

ぐっと手に力を入れて登り始めた

 

 

母「はぁ!!!?

  あんた・・・!」

 

私「上まで上がっちゃって

  上から順番に落としていくわ!

  その方が絶対早いし楽だから!」

 

 

これはもう片付け終わったビフォーの状態なんだけど

天井辺りはこんな感じになっている

 

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この柱ひとつひとつに

あらゆる板やら何やらが乗せられ

さらにその上に漬物用の樽(?)やらガラクタみたいなのが

乗せられている状態だったのだ

 

 

こんな場所に訳の分からねぇものを乗せまくって

一体どうするつもりだったんだよマジで!

取るにも取れねぇだろ・・・!

 

しかも

それらのジェンガのように積み上げられた荷物が

落ちないように・・・固定したかったのか・・・?

無秩序におかしな板まで打ち付けられている始末

 

 

まるでおさるさんのようにするすると登って行き

とにかくかたっぱしから上に乗せられているものを下ろしていく

 

 

なんって量だよ!!!

 

 

途中

太さ5センチほどの柱を渡り

 

天井から片方だけがロープで釣りあげられた

ぐらっぐらの脚立を渡る

 

まるでSASUKE状態

 

 

私「うっはーやばー!

  こんなぐらぐらなぶら下がってる脚立の上歩くとか

  完全にSASUKEじゃん!

  超たのしーーー!!!」

 

母「あんたそれジジが見たら大騒ぎするよ!?

  「お前なんてとこ上がってんだ!危ないから降りろ!」って」

 

私「危なくねぇよなぁ

  自分一人で上がってる分には危なくねぇんだよ

  人に押されたり下でギャーギャー騒がれて気が散る方が怖いわ」

 

母「あぁそれはあるね

  いやぁー凄いねあんた

  軽いからなおさら良いんだろうね」

 

私「ちょーたのしーーーい!

 

 

そしてこの梁の上には

 

なんでだか知らないけれど

やたらテーブルの板だけがあるのだ

 

しかも6人~8人で使えるようなサイズ!

 

でかくて重い!!!

 

 

私「またテーブルかよ!

  なんで足の無いテーブルばっかこんなにあんの!?

  「いつかこれを使って何かしよう」って思考が悪でしかない

  って証明された瞬間じゃん!

  何なんだこの風呂場のタイルで出来たテーブル板・・・

  石じゃん!くっそ重いわ!」

 

母「あたし下から受け取るかい?」

 

私「イケるの?重いよ?」

 

母「いいよ!!!」

 

 

ゆっくり母の方へバカみたいにでかくて重い

テーブルの板を下ろしていく

 

 

母「うわっ!

  なんっ・・・だこれ・・・おもぉっ!!!」

 

私「だから重いぞって言ったじゃん

  ちょっと見てみろよこれ

  こんな5センチの柱の上で

  どこにも掴まらないでこんなもん持ってんだぜ

  こういう職業に就いた方が良いんじゃねぇか私・・・

  どうなってんだよ一体・・・とび職やろうかな・・・」

 

母「あんたは昔っからそういう危ない遊び好きだったからね・・・

  っていうかあんた今楽しいんでしょ」

 

私「うんめっちゃ楽しい

  この板とか全部残しておいてくんないかな

  遊びに来たいわぁ~

  高い所って落ち着くよねぇ~」

 

母「そこ外せるの?」

 

私「全部柱から柱に渡して乗っけてあるだけだから外せるよ

  この辺全部そうだね

  外せる所全部外しちゃうかい?」

 

母「外しちゃって良いわ

  全部やっちゃおう」

 

 

やたら重い板やら

着物をかけておく板(?)やら

破れた網戸やら

 

とにかくありとあらゆるガラクタを下へ放り投げる私

 

 

私「そういえば・・・」

 

母「あん?」

 

私「今日先生から

  「力仕事はやっちゃ駄目だ

   安静にしてろ」

  って言われてたんだけど

  力仕事ってどこからどこまでだろう・・・?」

 

母「あぁぁぁぁっ!!!!!

  あんたあんまり普通にしてるから忘れてた!

  そうだわ!

  あんたそんな事しちゃ駄目だわ!

  何やってんの!!!?」

 

私「え、今更?

  やっぱりこれは力仕事なのかな?

  でもほらそっちの奥とかさ

  あんな所まで渡っていける人居ないじゃん?」

 

母「・・・・・・・・・・・確かに無理だね」

 

私「そしたら私が今やっちゃった方が良くね?

  一応そっちの端の隙間まで全部見ておくわ

  あぁほらこういう訳分かんない板とかね・・・

  あ、すげぇ

  ハチの巣あるぞ

  なんか・・・可愛い・・・」

 

 

ハチの巣を手づかみで回収して

母に向かって投げる

 

 

母「中居ないんでしょ!?」

 

私「からっぽだよ」

 

母「いきなり変な物投げるのやめてくれる?

  びっくりするから」

 

 

そうは言っても

「投げる」以外の渡し方が出来ない位置に居るんですよねぇ・・・!

 

 

梁から梁へと渡って

あらゆる場所のごみを下におろした私は

喉がからっからになって一旦下へ飛び降りた

 

 

母「あらぁ!

  台用意してあげようと思ったのに!」

 

私「このくらいの高さだったら大丈夫」

 

 

先生からは2時間は飲み物飲むな

と言われたけれど・・・

 

こんなに汗をかくほど角材を運びまくったら

そんなの聞いている場合じゃない・・・!

 

 

グビグビグビグビッ!と持ってきていたお茶を飲む

 

 

かぁー!

 

うめぇ!!!

 

 

さぁー今日は随分働いたなぁー!

 

 

と思って振り返った私は

 

車庫の入り口横に取り付けられた物体を

 

 

二度見した

 

 

私「・・・・・・・・・・・?

  おい・・・おまえ・・・

  なん・・・???

  なんだこれ・・・???」

 

 

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母「え?

  ・・・あぁサルの腰掛」

 

私「いやいやいやいや!

  そういう事じゃなくて!

  それは分かる!見れば分かる!

  そうじゃなくて

  なんでこんな所にこんなもんくっついてんの!?」

 

母「反対見てごらん」

 

私「・・・・・・え?」

 

 

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私「・・・て・・・蹄鉄!!!?

  はっ・・・えっ・・・何!?

  何の為に!!?

  分からない分からない!!!」

 

母「魔除けじゃない?」

 

私「何なの!?

  あれぇーーー!?

  なんかゴミの内容と良い

  ちょっとおかしくないか!?

  水道管みたいなのも出て来るし

  縄跳びの持ち手部分みたいなのも出て来るし

  訳の分からねぇものが多過ぎないか!?

  もしかして認知症かなんかだった!!?」

 

母「可能性としてはありえるね・・・

  だってあそこにも・・・」

 

私「え?」

 

 

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私「うぉ気持ちわるぅぅっ!!!?

  おいなんだこれマジで!

  何のつもりだよ!!!

  海外のB級ホラーでこういうのぶら下がってるのあんぞ!

  何の儀式だよこれ!」

 

母「やっぱりあんたもそう思う?

  なんかの儀式みたいだよねぇ・・・

  なんの理由も無しにこういう事しないと思うんだよねぇ」

 

私「これ取るよ!?

  ・・・・・・・・・えっ・・・

  針金でぐるぐる巻きにされてて外せないんだけど・・・

  (えも言えぬ恐怖)」

 

母「え?そんな事になってんの?」

 

 

2人で大爆笑しながら

ありとあらゆる所に隠されている訳の分からない物を

次々に撤去していく

 

 

母「これはいわゆるごみ屋敷だよね」

 

私「うん・・・

  ねぇ・・・これ・・・何だろうねぇ・・・?」

 

 

積み上げられたごみの山の中から

訳の分からない物を手に取って眺めてみるも

 

それが一体何のどの部分なのかが分からない

 

傘の柄の部分のみ

という物体は合計したら5個くらい出てきただろうか

 

 

一体何にどう利用するつもりだったのかも不明

 

 

その後

1時半まで作業を続けた私は母と別れ

 

空腹に耐えきる事が出来ず

ラーメン&餃子を食べに行った

 

 

あぁぁーーー

あっつあつの餃子食べたかったんだぁぁぁ!

 

うめぇぇぇーーー!!!

 

 

もはや

切開して縫合した部分の事なんかすっかり忘れて

口いっぱいに頬張ってハフハフしながら勢いよく食べる

 

 

 

・・・先生

 

 

ほんとごめぇぇぇぇぇーーーーん!!!

 

 

 

これで悪化しても「先生のせいだ」なんて

絶対言わないから許してぇぇ!