私のジェイソン

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

皆さんは

13日の金曜日』というホラー映画をご存知でしょうか?

 

私が幼い頃に大層流行っていた映画で

 

 

今時の若い世代の方々にも分かりやすく説明すると

 

キャンプ場やら何やらでいちゃついているカップルが居ると

リア充許さん!」

と言わんばかりに八つ当たりして殺しにかかってくる

ホッケーマスクを被った不審者のお話である

 

調子に乗ってる奴は大概死ぬっていうね

ホラー映画あるある満載の映画

 

 

私が若い頃は

13日の金曜日には必ずその映画が再放送され

とにもかくにも

13日の金曜日』というそのタイトルが

脳にしみついてしまっている

 

 

なので

カレンダーを見て13日が金曜日である事を知ると

 

やたらテンションが上がる・・・っていうね・・・

 

 

何の意味も無いんですよ!?

「だからどうした」って話なんですよ!!?

 

だけど

13日が金曜日であるというだけで

ちょっと嬉しくなっちゃうのがこの私

 

ついつい周りの人たちに

「ねぇ来月13日の金曜日あるよ!」

なんて言っちゃう

 

 

もちろん

今の若い世代には全く通じず

 

「え?」

 

みたいな顔をされ

必死に内容を説明するも

 

「ジェイソンさんって誰ですか・・・?」

 

なんて言われちゃう

 

 

「ジェイソンさん」って・・・

 

 

 

そして昨日の13日の金曜日

 

私は歯医者へ向かっていた

 

 

13日の金曜日に歯医者に行くと

思い出す事がある

 

 

それは

以前親知らずを抜いた時の事である

 

 

親知らずを抜く日程が決まった結果

13日の金曜日だったというだけの話なんだけれど

この日付のせいで多くの人たちからあれこれ言われたものだった

 

「多分親知らず抜いたら死ぬよ」

「チェーンソーで切るの?」

※ジェイソンはチェーンソーなんて持ってないのに

 チェーンソー持ってるイメージが定着している

 

 

何となく『13日の金曜日』を知っている人は

面白おかしく『その日は不吉』みたいに言う事が多い

 

 

以前にも何度も記事にしたように

何の問題も無く親知らずの抜歯は終了し

 

むしろ歯医者さんが

「もう出血が無い」

「もう固まり始めている」

「もう消毒の必要が無さそう」

「もう歯茎が上がっている」

と驚きを隠せなかったほどに良好だった

 

 

あんなに工具でガンガンやられて血やら歯が飛び散っていたのに

すすいでくださいって言われてすすいだら

もう血が出ていないってどんな生き物なんだよ私は

 

 

しかしそれでも私の脳には

13日の金曜日に歯医者はなんかちょっとなぁ」

というあまり良くない記憶が残る事になった

 

 

昨日も

何となくそういう嫌な予感を抱えながら歯医者へ行った

 

 

そう

 

嫌な予感

 

 

してた!!!

 

 

一番酷かった歯の治療がすっかり終わり

小さな虫歯の処理をしていたその時

 

助手さんがこんな事をつぶやいた

 

 

助手「ルカさん

   もし痛かったらごめんなさい」

 

 

え?

 

 

次の瞬間

 

右下の奥歯に激痛が走った

 

 

私「!!!!!!!!?」

 

 

全身が飛び跳ねるみたいにビクーーーン!となった

 

 

助手「あ!!?

   やっぱり!?

   ごめんなさいごめんなさい!

   もしかしたらこれ相当ヤバイんじゃないかなぁ

   ってこの間からちょっと気になってて!」

 

私「なに!?

  今のなに!?」

 

助手「親知らず!

   ルカさんこの親知らず多分結構凄い事になってる!」

 

 

あっ・・・・・・・・・

 

 

その瞬間

以前の歯医者さんでの出来事を思い出した

 

当時

私には4本の親知らずが生えており

 

2本の経過は良好

まぁ若干斜めに生えているかな

という所

 

1本が完全に横向きで生えてきていて

他の歯を押してとんでもねぇ事になっており

 

さらにもう1本も完全に横向きで生えてきていて

他の歯には影響がないけれど

若干虫歯になっていた

 

 

他の歯の影響を考えて

とりあえずとんでもねぇ事になっている1本だけ抜く事になった

 

 

本当なら

横向き2本を抜く予定だった・・・が

 

その歯医者さんの腕が悪すぎて

なんかもうさっさと歯医者通いを終わらせたかった私は

1本だけ抜歯してもう1本(若干虫歯)を放置したのだ

 

 

それがとうとう末期状態になっている

という可能性が浮上したのだ

 

 

 

私「あ・・・・・・あぁぁぁ・・・!

  (思い当たる節があるぅぅ・・・!)」

 

助手「ちょっとレントゲン撮ってみていいですか?」

 

私「う・・・はい・・・」

 

 

ついにこの日が来てしまったかぁぁぁ・・・!

 

 

出来るだけ虫歯が進行しないように

丁寧に歯磨きをしていたつもりだったんだけどなぁ・・・

 

 

レントゲンを撮った結果

マウスで描いたから酷いもんだけど

こういう状態になっていた

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私「ぶふっ!!!

  んまぁー立派な歯がきれいに横向きに生えてる事!

  こいつバカなんじゃないのか!?

  どういうつもりでこんな生え方しやがった!?」

 

助手「まぁ・・・こういう・・・ね・・・

   状態ですよねぇ・・・!!!

   何の救いにもならないけど・・・

   立派な歯ですよ!?」

 

先生「こんな立派なのが中に生えてるとは

   僕もちょっと想像してなかったかなぁ・・・!

   そしてこれちょっともう神経危ない感じだよねぇ・・・!」

 

私「あぁぁぁーーーー

  さすが13日の金曜日・・・

  親知らずに縁があるなぁ・・・!」

 

先生「え?」

 

私「前に親知らず抜いたの13日の金曜日だったんですよ

  だからかなぁー

  なんっか今日嫌な予感してたんだよなぁ・・・!

  かぁーっ!

  私にとってのジェイソンは親知らずだよ全くもう!」

 

先生「んっふふふふ!!!」

 

助手「え?13日の金曜日ってなんかあるんですか??」

 

私「ホッケーマスクかぶった不審者が

  リア充を殺しに来るんだよ

  今日は彼氏とイチャイチャしない方がいいよ」

 

助手「え!?なんですかそれ!?」

 

先生「昔そういう映画があったんだよ・・・!

   そうそう・・・

   大概ね・・・イチャイチャしてると来るからねあれ・・・

   うーんどうしようかねぇ

   一時しのぎは出来るけど

   でもこれはもうどっちにしろだよねぇ・・・!」

 

私「あー

  抜くっきゃないって事ですね?」

 

先生「そうだねぇ

   出来る限り早い段階で抜かないと

   これから実際痛くなってくるねぇ!」

 

私「これはあれですよね

  切開して叩き割って分割して取り出すタイプのやつですね

  工具みたいなの使って工事みたいな感じで」

 

助手「そうですね~・・・」

 

先生「うち簡単なやつなら出来るんだけど

   これはちょっとうちじゃ無理なやつだなぁ・・・

   大体手術に2時間くらいかなぁー・・・」

 

私「なるほど・・・!」

 

 

まぁねまぁね!?

 

前回のもそれ以上かかったし!?

 

要は前回とまるで同じ!

って事だよね!?

 

 

私「分かりました!

  よし抜こ!!!」

 

先生「えっ・・・大丈夫!?

   結構凄い事になるよ・・・!?

   今ちょっと削って埋めて

   先延ばしにする事も出来るけど・・・」

 

私「でも遅かれ早かれですもんねぇ?」

 

先生「まぁまぁまぁ・・・そうだねぇ・・・」

 

私「じゃあパパッとやっちゃった方がいいっすよね!

  要らねぇもんならさっさと取ってしまおう!」

 

助手「決断はやぁっ!!!」

 

先生「こ、これだと大分腫れると思うし

   しばらく大変だと思うけど・・・」

 

 

大変ってそんな

 

指がもげかけた時だって大変大変って言ってたけど

ショック死するわけでもなかったし

たかがちょっと切るくらい大丈夫でしょう!?

 

腹刺されるだの銃で頭打たれる

とかって話だったら大問題だけど

ちゃんと専門の人が治療の為に切るんだったら

何の問題も無いでしょう!

 

こんな必要性の無いもん残しておいて

いつまでもグダグダやってる方がバカバカしいわ!

 

 

前まで通ってた危ない歯医者でだったら

絶対やらなかったと思うけど

違う所探せばいいって事でしょ!?

 

やるやる!

 

ちゃちゃっと抜こ抜こ!!!

 

 

私「あぁいいですいいです!

  そんなのは全然

  死ぬわけでもあるめぇしってやつですよね

  ただアホみたいに顎痛いんだよなぁあれ・・・

  さてとじゃあどうしようかな」

 

先生「あ、じゃあ僕が仲のいい先生紹介するよ!

   〇〇病院の先生で週に一度だけ

   こっちの歯医者さんに来てる人が居るんだけどね」

 

 

その〇〇病院というのが

 

私が北海道内で最も信頼している病院だった

 

 

右手がしびれて動かなくなり

病院で診てもらっても全く原因が分からなかったものを

週に一度来ているその病院の先生が診た所

一発で原因を特定して治療法を決定し

ものの1週間ほどで完治

 

胸にしこりが出来て切除する事になった時に

執刀してくれたのも

その病院から週に一度来ている先生だった

おかげ様ですっかり綺麗になりましたとも!

 

 

あの病院の先生は誰もが皆腕が良い上に

人柄も良い!!!(完全にイメージ)

 

 

私「〇〇病院の先生ですか!

  それはありがたいです!」

 

先生「腕もいいし面白い奴だから大丈夫

   明日にでも連絡しておくから

   来週辺りルカさんからも連絡して予約取ってみて

   今連絡先書いてくるね~」

 

 

ありがてぇぇぇー!

 

 

助手「その先生あたしの専門学校の先生でもあったんですよー」

 

私「そうなんだ!?」

 

助手「すっごい面白い人ですよ!

   目がこう・・・ぎょろっとしてて!」

 

私「目がぎょろっと」

 

助手「とにかく面白い先生だから大丈夫です!」

 

私「はははは・・・

  ・・・・・・・そう・・・

  果たしてその時私は笑っている余裕なんて

  あるのかな・・・・・?(真顔)」

 

助手「・・・・・・・・・・・・・

   えっ本当に抜くんですか?

   良いんですかそんなパッと決めちゃって・・・?」

 

 

こういう決断は早い方が良いし

悪い所を治す為の痛みなら仕方ないよね!

 

 

先生から別の歯医者さんの連絡先を受け取り

帰宅した私

 

 

この邪魔な親知らずを抜くぞ・・・!!!

 

 

 

そして私は

 

 

 

金輪際二度と13日の金曜日に歯医者の予約を入れねぇぇえ!!