これほど差があるとは・・・
皆様こんにちは
ＬＵＫＡでございます
先日歯医者へ行った時の事
奥歯の根の治療とやらを始めてから
私はいつも
お昼休み時間の１～２時間前や
診療時間の最後の方に予約が組み込まれるようになり
かなりたっぷり時間をかけて治療して貰っている
その日も
夕方１６時から１８時までかな？
２時間ほどかけて
歯のクリーニング＆歯石取り
根の治療
噛み合わせチェック
知覚過敏対策のお薬塗布
上記をやってもらった
ぜーんぶ込み込みでお値段なんと
６２０円！！！
マジかよ・・・
処置46点とかってなってるけど
これ本当に適正なの？
もっとお金取っても良いんじゃないの・・・？
いつもすっかり安心しきって
温かい治療室で眠くなりながら治療を受けている私
・・・が
この日は少し違った
私の左隣に
左下の親知らずを抜く男性が居たのだ
明日が休みであるかどうかを確認される様子や
麻酔の効き目を確かめる会話が耳に入ってくる
興味津々！！！
いや・・・
私も以前右下の親知らずを抜いた事があるんですよ
他の親知らずは綺麗に生えてきていたんだけれど
その歯だけ斜めになっていたとかで
他の歯にぶち当たってちゃんと生えてきていなかったんだったかな
でね
その時
周りの人達がアホみてぇに脅かしてきたんです
「血まみれになるよ！」
「何日か固形物食べられなくなるよ！」
「痛過ぎて泣くよ！」
「痛み止め飲んでても寝られないほど痛いよ！」
中には
「出産の方が楽だった」
なんて言い出す人も居る始末
親知らずを抜く日が『１３日の金曜日』だった事も相まって
そりゃーもう私は覚悟を決めていた
うどんやら何やら
噛まずに食べられる食糧を買い込んで挑むほどに
腹をくくっていた
なんだけど
びっくりするほど何でも無かったんですよね
あの時も記事にしたけれど
麻酔があまりにも効かなくて
結局麻酔効いていない状態で始めたけど
だったら麻酔打たなくてよかったんじゃね？
とか
顎が外れて顔の上半分と下半分に分かれちゃいそう
とか
医療道具っつーか滅茶苦茶工具じゃん！
って思ったくらいで
他は特に何ら問題無く
痛みもまぁ我慢出来る程度のもんだったし
抜き終わって口をすすいだ時も
ほぼ血が出なくて動揺した程だった
おかしいな？
歯が中で割れちゃって
切開もしたはずなんだけど・・・？
鎮痛剤を処方されたけれど
抜いた当日すらも一度も飲む事無く
翌日には普通に米を食べて
歯を抜いた穴に米が入り込んで大変だったなぁーって程度
（昔から持っている偏頭痛の方がよっぽど痛い気がする）
２～３日後の消毒の際には
もうすっかり歯茎が上がってきているとかで
あっと言う間に綺麗になってしまった
問題があったとすれば
抜歯した後の穴に出来たかさぶた（？）が
ゴボゴボッ！ペッ！
の威力が激し過ぎて毎日取れちゃう所くらい
子供の時に乳歯がぐらぐらしてきて気持ち悪いから
自分で無理矢理バキッ！っと折るように引っこ抜いた時と
大して変わらない
痛みよりもスッキリ感が圧倒的に勝る
歯医者さん曰く
本当にごくごく稀にそういう人も居るらしいけれど
それはほんっとうに稀で
ベテランの歯医者さんも早々巡り合えるもんじゃないらしい
つまり
私は親知らずを抜く事に対して
「皆が言うほどすさまじいもんなの？」
と思ってしまっている節があるのだ
皆大袈裟なんじゃないの～！？
私の事ビビらせようとしてただけでしょー！？
いや
同日に親知らずを抜いた同僚の子と
消毒に行って歯医者で顔を合わせた時に
２人とも完全に同じ条件下だったはずなのに
その子の顔面半分がぼっこり腫れていたのを目撃してしまったから
本気で「皆が大袈裟だ」とは思っちゃいないんだけど
他の人達がどんな風に親知らずを抜かれているのか
という所は気になっていた
そして
ゴッ！
男性「アガッ！！！」
ガッ！
男性「うぐっがぁぁっっげぐががいぃ！！！」
隣から響いてくる悲鳴に
笑いそうになった
多分あれ何度も何度も
「待って下さい！」
って言ってたんだと思うんだけど
もうほんと
命乞いをしている人みたいな悲鳴だったんですよ
スパイが拷問を受けている時の声
みたいな感じだったし
多分男性結構暴れていたのか
ガタガタ！ギシギシ！という音も響いてきていた
うっそでしょ・・・！？
マジでそんなに痛いの・・・！？
先生「麻酔効いて無さそう？」
男性「いがっ！
ちょ・・・ちょっと・・・！
はぁっ・・・はぁっ・・・！」
先生「うーん・・・
もう一回麻酔して効いて来るまで待ちましょう」
何度も何度もそれを繰り返したけれど
多分麻酔はそれなりに
効いていたんじゃないかと思うんだよなぁ？
麻酔の効きを確認している時は
間違いなく効いている様子の返答をしていた
私の時は
麻酔の効きを確認されている時
明らかに「平常時と変わらねぇですけど？」って感じだったからなぁ
だから・・・
麻酔が効いていてもそれすら凌駕する痛み
という事なんじゃなかろうか・・・
その後も
私が歯を綺麗にして貰って気持ちよくなっているその横から
ゴッ！
男性「イギッ！！！」
ガッ！
男性「オガッ！！！」
むち打ちの刑でも喰らってんのかな
ってくらいの声が響いてくる
そのうちに
先生「・・・大丈夫ですか？
これ使ってください
一回ちょっと休憩しましょうか・・・ね？」
男性「・・・ズズッ・・・」
泣いてる・・・！！！？
えっねぇ泣いた！！！？
ちょっと大丈夫！？
そう・・・なんだ・・・！？
親知らず抜くのってそんなに辛いんだ・・・！？
マジかよ・・・
段々気の毒になってきたわ・・・
こういうのって一体
何がどう違って個人差があるんだろう・・・
私の場合
「指がもげかけた時に比べたらなんでもない」
という最強の魔法の言葉があるから
多少の痛みには強いんだとも思うけれど
幼少期の生傷の耐えなさや骨折に関しても
痛みには鈍かった気がする
盲腸だって気付かなかったくらいだから相当だろう
痛覚が鈍いのかなぁ・・・
でもそれだけにとどまらず
傷の治りも異常なまでに早いしなぁ・・・
隣から聞こえてくる悲痛な叫びを耳にしながら
（私の鈍感さを分けてあげられたら良かったのに・・・）
と思いながら歯をぴかぴかにして貰っていた
女性「ルカさ～ん
これで本日は終わりですよ～」
隣の男性の親知らずが
無事抜けた直後だった
私「舌触りがつるつるで気持ちいいなぁ～」
女性「ふふふっ
今日一応また沁みないようにお薬塗ったんですけど
沁みるようになってきたら言ってくださいね～」
私「はーい
ありがとうございました～」
可愛い助手さんに挨拶をし
ずっと気になっていた
左隣をチラッと横目で見てみた私は
思わず引きつり笑い状態になった
・・・はぁぁああ！？
口すすぐ所
内側全部血まみれじゃん・・・！！！！！
親知らずを抜き終えた男性は
ぐったりうなだれるように口をすすぐ台に腕を乗せ
もたれるようにして
口を開けたまま下を向いており
その口からはまだ
血がボタッ・・・ボタッ・・・と垂れ落ちているじゃないか・・・！
スプラッタかよ・・・！！！
うぇへえぇぇぇー・・・！！！
工具類が置かれた台の上にも
血が大量に付着したガーゼが散乱している
えぇぇぇ・・・マジかよー・・・！？
そんっなに血ぃ出るもんなんだ・・・！？
これ血を見るのとか傷を見るのが苦手な人は
全然駄目なやつじゃない！？
私は・・・
「取った腫瘍は貰えないのか」
「目隠し無しで見えるようにしてやってくれ」
「貧血なんか起こさないし血圧も問題無いから頼む」
って言っちゃって医者を困らせるやっべぇタイプだけど
血を見ただけで貧血起こすタイプの人は
この光景だけでもう駄目なんじゃなかろうか・・・
死にかけみたいな男性を
横でそっと心配そう＆申し訳なさそうな表情で
静かに見守る先生
あぁ・・・うん・・・
この有り様を見たら
そりゃ・・・そうなるわな・・・
引きつり笑い状態のまま治療室を出て
受付に立った私
すぐに助手さんがやって来てお会計をしてくれた
私「・・・親知らず抜くのって
凄まじいんですねぇ・・・」
女性「そうですねぇ・・・
すっごく痛いんですよ～・・・
私も抜いた事あるんですけど
泣いちゃいました・・・」
私「そうなんですね・・・
怖いんですね・・・
一生に一度も体験したくないなぁ・・・」
女性「ちゃんと綺麗に真っ直ぐ生えてて
虫歯とかにならなければ抜かなくても良いので
ちゃんと奥まで丁寧に歯磨きすれば大丈夫なんですよ～」
私「そうですか・・・
しっかり奥までちゃんと磨こう・・・
あんなん私絶対無理だわぁ・・・
B級のスプラッタ映画みたいじゃん・・・」
お会計を済ませて外へ出た私
そうかぁ・・・
親知らず抜くのってあんなに怖いんだなぁ・・・
自分だったらと思うとゾッとしちゃ・・・
・・・・・・・ん？
あまりに別次元過ぎる光景を目の当たりにして
素で「親知らず抜くの怖い」って思っちゃってたけど
私抜いた事あるんだった・・・！！！
