hemorrhoidsがpainfulなんで

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

 

先日

予約していたレジンの素材がお店に納品されたらしく

それを取りに出かけた私

 

 

こはちょっとおしゃれな恰好をした客層が多く集まるお店で

いつもはかなり身だしなみに気を付けて

行くように心掛けているのだけれど

 

その日はかなり気が抜けていた

 

 

 

だって

 

 

予約していた物を取りに行くだけだし

 

 

痔が痛いんだもん・・・!!!

 

 

 

痔が痛くて何かにつけやる気が起きない・・・

 

 

パパッと行ってパパッと帰って来よう・・・

 

 

ほぼほぼすっぴん状態で

髪を適当に束ね

ジーンズにパーカー

そこにかなりラフな上着を着込んで車に乗り込んだ

 

 

はぁー座りたくねぇ・・・

 

 

以前は座ったまま仕事をしており

今よりももっと酷い状態だった事も何度もあった

 

だけど

毎日痛かったせいかすっかり慣れていたのだ

 

 

ここ最近めっきり音沙汰がなかったジモティーと再会し

久々の痛みに困惑している

 

 

そのうえ

仕事を退職してからすっかり私は

以前の体型に戻っていた

 

 

働いていた時

私の本来のベスト体重よりも

3~5キロくらい太ってしまっていたんですよね

 

月末月初の多忙な時期になると+5キロ

若干平和が訪れると+3キロくらいが増量されっぱなしだった

 

 

45キロがベスト体重なのに

50キロ近くあったんですよ

 

酷いもんだ・・・!

 

 

まぁね!

忙しい時期に食欲を無くして体調を崩す

って人も多い中

忙しければ忙しいほどよく食べて

しっかり体力を付けようとするのは良い傾向でもある

 

 

ただその結果

 

その時期に購入したジーンズがでけぇんですよ

 

 

かなりゆとりが出てしまった

 

 

歩く度にいてぇんだよ・・・!!!

 

 

いっそピッタリしたジーンズだったら

常にフィットした状態だからなんもかんも無いんだけれど

歩くとこすれるっていうのはなかなかどうして厳しいものがある

 

 

くぅっ・・・!

 

さっさと受け取ってさっさと帰るぞ・・・!

 

 

予約していた品を確かに受け取り

会計を済ませて店を出た私は

 

真顔で車に向かっていた

 

 

さぁ帰る!

 

今すぐ帰る!!!

 

 

えーっと車は・・・こっち!

 

 

横道から大通りに入る時に

人の流れに合わせようとタイミングを見計らっていると

 

何やら電話で話をしながら目の前を通過する

一人の外国人男性と目が合った

 

 

気にせずその男性が通過した直後に

男性とは反対側へ向かって歩き出した私

 

 

帰りてぇ・・・!

 

 

ぜってぇ今血ぃ出てる・・・!

 

 

 

しかし

突然背後から人が走ってくる足音が聞こえ

声をかけられた

 

 

男性「ヘイヘイヘイ!!

   ヘイユー!!!」

 

 

まさか自分だとは思わなかったけれど

チラッと少し振り返ると

 

先程目の前を通過していったはずの

外国人男性がめちゃくちゃ笑顔で私に近付いて来ていた

 

 

 

私か!!!

 

 

 

昔っから見知らぬ人によう声を掛けられ

なんならロシア人男性やらその他のお国の方からも

やたらめったら声を掛けられる私である

 

 

やっぱり私なのかぁ・・・!

 

 

私「・・・・・・・・・・?」

 

男性「なんちゃらかんちゃらなんちゃらかんちゃら!」

 

 

男性は

大きな身振り手振りを加えて

とてつもない笑顔でマシンガンのように喋る・・・!

 

 

 

うわぁ

 

全く分からねぇ・・・!!!

 

 

小学生の頃長く英語を習っていた事もあり

観光地ど真ん中で働いていた当時は

ある程度英会話が出来ていた

 

 

・・・が

 

 

この男性

 

ほんっとうに何を喋っているのか分からないのである

 

 

焦りからなのか・・・

 

例えばこれを日本語で表現すると

こんな感じ

 

 

「ねぇねぇぇねぇちょっとあのあのあのさぁ!

 昨日いやそうじゃない一昨日君と僕がいや

 もしかしたらもっと前だけど

 その時君はこう

 いやあるいはそうじゃないかもしれない」

 

 

みたいな感じ

 

 

えっ?

 

待って

 

理解が追い付かない・・・!!!

 

 

とにかく早口で必死に何かを伝えようとしてきていて

私も必死にそれを聞き取ろうとしているんだけれど・・・

 

あれはもしかしたらそもそも発音も違うんじゃないかなぁ?

 

今まであまりそういう発音を聞いた事が無かったけれど

あれがもしかしたら『英語の訛り』なのかもしれない

 

 

 

男性「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃあーだこーだ!

   あーでこーでそーであーだ!」

 

私「・・・・・・・・・・・

  (わか・・・分からねぇ!!!)」

 

 

恐らく・・・

 

恐らく「前に会った事があるよね」みたいな事を

言われている気がするんだけれど・・・

 

こんなイケメン(金髪碧眼はほぼイケメンに見える)と

会った事があったらまぁ間違いなく忘れないだろう

 

 

 

会ってません!!!

 

 

知りませんし全然分かりませーーーん!!!

 

 

しばらくの間必死に頑張って理解しようと聞いていたけれど

そもそも一つずつの単語ですらも

聞き取るのが非常に難しい発音である

という事が分かってきた辺りから

だんだん諦めモードに入ってきた

 

 

 

これあかんやつや

 

 

なんぼ聞いても分からんやつや・・・!

 

 

そこで私は

魔法の言葉を発した

 

 

私「あーいどーんとすぴーくいーんぐりーっしゅ!」

 

 

いかにも分かりません!

みたいな感じを全面に押し出して放ったこの言葉!

 

どうだ!

 

これで諦めてくれるだろう!?

 

 

 

しかし

 

男性は今度は私の言った事が通じなかったのか

まだ必死に話しかけてくる

 

 

更に

 

私の右手を両手で握ってきた

 

 

え!!!?

 

 

何!?

 

何されるの私!?

 

 

どこかを指差し

「一緒に行こう!」と言っている様子にも見える

 

 

行かねぇ行かねぇ!

 

なんだおい!

 

どこかへ売り飛ばすならもっと若くて可愛い女性が良いだろうし

臓器を売るなら愛煙家の私の臓器はやめた方が良いと思います!

 

 

だけど手を振りほどかなかったのは

 

きっと彼が

害意が無い手の握り方をしてきたせいだろう

 

 

なされるがままに右手を優しく両手で包まれ

必死に何かを語られまくる私

 

 

 

・・・なんだこれ

 

 

 

するとそこへ

綺麗なお姉さんがやってきた

 

 

女性「あのぉ~・・・大丈夫ですかー・・・?」

 

 

恐る恐るこちらの様子をうかがいながら話しかけてきてくれたのは

小綺麗な恰好をした

私よりも若干若い印象で小柄な女性だった

 

 

私「すみません・・・

  全然言葉が分からなくて・・・」

 

女性「ちょっと聞こえてたんですけど

   うーん確かに聞き取りにくいですねぇ」

 

 

そうだよねぇ!!!?

 

 

外国人男性は私とその女性を

ニコニコとした笑顔で交互に見ている

 

そして再び

今度はその女性に

私について何かを語り始めた

 

 

え・・・

 

放っておいて帰っていい・・・?

 

 

私もうジモティーが限界・・・・・・・

 

 

足をもぞもぞと動かしながら

仕方なく会話が終了するのを待っていると

 

 

女性「うーんあのー・・・

   お知り合いなんですか?」

 

私「え、いいえ

  全然」

 

女性「以前会った事があるっておっしゃってて

   お食事に誘われてますけど・・・」

 

私「いやいやいやいやいやいや

  会った事無いです無いです

  ・・・知り合いでもないのに

  お食事はちょっと・・・(半笑い)」

 

 

誰かと勘違いしてるんじゃないかなぁ・・・?

 

 

再び女性が外国人男性と会話を始め

またしばらくすると

 

 

女性「知り合いじゃなくても

   ちょっとお食事をどうかって(笑)」

 

私「・・・なるほど」

 

 

そして私は

 

男性に向き直った

 

 

私「ノーゥ!!!

  ソーリー!!!」

 

 

男性は両手を広げて頭を横に振り

少し笑顔で止まった後

「バイ」と言ってスッと立ち去って行った

 

 

二人残された女たち

 

 

すげぇ

アカさんと海へ出かけた時や

観光地を観光客のふりをして歩いていた時に

海外の方からナンパされた事が数度あったけれど

 

私もしかして

 

海外の人からの方が人気あるの・・・?

 

 

ほぼすっぴんでひでぇ恰好なのに

これで許してもらえるなんて・・・

日本人男性が相手じゃあまり許されねぇぞ・・・!?

 

 

もう海外行こっかな・・・!!!

 

 

私「・・・おぉー・・・何だったんだろう」

 

女性「ちょっとその辺までは分からなかったけど・・・

   どこでお食事したかったんでしょうねぇ

   この辺だと・・・居酒屋とかしか・・・?」

 

私「食事中全く会話が成立しない

  っていうのはなかなか・・・

  苦しいものがありますよねぇ・・・」

 

女性「いやぁー私英会話習っていた事があるんですけど

   それでもさっきの人のは分かりにくかったですからねー!

   何回も聞きなおしちゃったし

   結局分からない部分多かった・・・」

 

私「やっぱりそうですよねぇ!?

  私も本当に多少ですけど

  最低限の会話は出来る方だと思うんですよ

  だけど全く分からなくて・・・!

  道聞かれてるのかなぁと思ったから

  頑張って聞き取ろうとしたけどもう全っ然!

  いやー助かりました~」

 

女性「でもちょっと・・・素敵な人でしたよねぇ!」

 

私「あぁ!イケメンでしたよねぇ!?」

 

女性「お食事行ってみたらいいんじゃないですか?

   まだ間に合いますよ!?」

 

 

えーっと

 

 

まず見知らぬ海外の方と2人きりで食事に行くのは

あまり気が進まないし

(見知らぬ日本人男性と2人きりで食事に行く

 というよりは若干抵抗が無い)

 

会話が全く理解出来ない時点で

酷く疲れる予感しかしないし

 

そもそも仲良くなってどうすんだ

って話でもあるし

 

 

でもそれより何より

 

私にはやむにやまれぬ事情が・・・!!!

 

 

私「いえ

  正直に申し上げますと私

  さっきから

  痔が痛くてそれどころじゃないんです」

 

女性「・・・・・・・えっ?」

 

私「お・・・お尻が・・・痛くてね・・・!」

 

女性「・・・・・・・・・・・・

   あっははははははは!!!

   そうですか・・・!

   いやぁそれはそれは・・・!

   あぁー!凄く痛いってよく聞きますからねぇ!?

   それはもう仕方ないですねぇ!?」

 

私「そうでしょう!?

  帰りたくて帰りたくて溜まんないんすよ・・・!

  発狂しそうですよほんっと!」

 

 

女性があんまり笑うもんだから

仕方なく「辛い物を食べすぎてこうなった」という話や

「しばらく辛い物は控えようと思っている」という話をしながら

ゆっくり駐車場までの道のりを歩き

 

女性と別れを告げ

 

数メートル離れた

 

 

 

しかし

 

そこでまた女性が一人で笑い出して

思わず振り返った

 

 

すると女性もこちらを笑いながら振り返った

 

 

女性「す、すみません・・・!

   思い出し笑いが・・・!!!」

 

 

初めて出会った親切な女性に

笑いを届ける事が出来て何よりですよ・・・

 

 

そっか

 

そんなに初対面の人が発した『痔』という言葉は

面白かったかい・・・?

 

 

 

ただ私は

 

 

全然笑い事じゃないんですぅーーーー!!!