まさかの展開だった

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

えー毎年『年越し』は基本的に一人で

いつものように過ごしていた私なのですが

 

今年は兄のご自宅に招待されました

 

 

ルカ家の人間が年越しで集まるなんて何年ぶりだろう・・・!

 

 

まずは一旦私は実家に車で向かい

実家から母の車に乗り込んで

いざ兄の自宅訪問!!!

 

 

母は寿司とその他諸々をお土産として持参

 

 

私「ねぇ私もなんかお土産買いたいんだけど」

 

母「あんた働いてないから良いんじゃない?

  食べる物もビールも充分持ったよ」

 

 

えぇー・・・

 

そう?

人様の家に行くのに手ぶらって・・・!

 

せめて皆で食べる食べ物くらい

何か買って行った方が・・・!

 

 

と思ったんだけれど

 

杞憂だった

 

 

すっげー量の料理が用意されていた

 

 

キムチ鍋

寿司(食べきれない量)

トロ&アワビ

タラバガニ&ズワイガニ

海老

ホタテ

鳥のから揚げ

フルーツ

 

飲み物の種類も豊富で

何かの業者かなってくらいの量がストックされている

 

しかもテーブルの上には

家の中で網焼きが出来る卓上コンロ・・・!

 

すげぇ・・・

旅館の飯より豪華じゃん・・・!

 

 

 

そして目の前に

 

タツを用意して貰ってしまった

 

 

タツはヤバいって・・・!!!

寝てしまうって・・・!!!

 

 

これだけの料理を用意するのは

さぞかし大変だった事だろう

 

Yちゃん(兄嫁)ありがとう!!!

 

 

そして後片付けだって

さぞかし大変だった事だろう

 

YちゃんHさん(兄)ありがとう!!!!!

 

 

という訳で

私はすっかりのんびりさせて頂いてしまった

 

美味しい料理を食べてお腹がポコポコになりつつ

タツで半分寝かけた状態で

心穏やかに皆の話に耳を傾ける

 

 

はぁ~

穏やかだなぁ~

なんて平和で幸福なんだろうか~

 

 

そして話題は私がブログに書いている昔話に

 

 

Yちゃん「ブログに書いてあった昔の事考えると

    今のこんな状態考えられないんじゃない?」

 

 

いやー本当に全くその通り

 

昔は家族内が殺伐としていて

一家団欒なんて夢のまた夢だった

 

皆歳を取ったもんだとつくづく思う

 

 

あぁコタツ気持ちいいなぁ~

 

 

兄「あれはババが悪かったと思うぞ!

  パチンコ行き過ぎだっただろ!」

 

 

それは確かに・・・!

 

 

でもまぁなんだろう

 

父は酒もたばこもギャンブルもやっていて

借金さえこさえてくる人で

子育てに協力するような人でもなかったのに

母だけが家にずーっと居るなんていうのも

酷な話である

 

 

こうして会話をしてみると

どうやら私と兄の憎しみの対象は

別にあったという事が分かった

 

 

私はただひたすらに父を憎み

兄はただひたすらに母を憎んでいたらしい

 

同じ環境下で育った兄妹なのに

見えている世界が全く違ったのだろう

 

 

だからだろうか

いまだに母と兄は

たまにちょっと険悪モードになったりする事もある

 

 

不思議だなぁ

 

 

同じ家族でも皆

やっぱり一人一人全く別の人間で

お互いにそれを認め合う心が大事って事なんだろうなぁ

 

 

それにしてもコタツは気持ちがいいなぁ~

 

 

昔話をしていると

どうしても父の思い出は

酒を飲んで暴れていた事しか思い出せない

 

そしてそんな自分に都合の悪い話題になると

毎回父が天井を見つめる

 

 

兄「ほらまたジジ空見ちゃった」

 

父「もっと面白い話題にしようや!」

 

 

いやいや

家族の面白い思い出ってある!!?

 

結構この家の思い出ってなると

全部が全部恐ろしい話題しか無くなるんだぜ!!?

 

 

だからこそ

今のこういう時間を大事にしたいよね

 

これからは良い思い出を作っていけたらいいよね

 

 

あぁコタツ・・・ねっむ・・・・・・

 

 

 

終始コタツの中で

理性やら思考やらを奪われまくっている私は

途中何度も皆の話題についていけなくなっていたが

 

どういうタイミングだったのか

これを渡された

 

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何やら海外の

とてつもなく辛い唐辛子(?)らしい

 

 

兄「お前辛いの大丈夫?」

 

 

もちろん!!!

 

むしろ大好き過ぎてやっべぇ人です!

 

 

私「おん!辛いの好き!」

 

兄「鍋に入れて食べたら美味いよ

  でもあんまりガッツリ入れたらヤバいわ

  一振りくらいな」

 

 

へぇーーー

 

どんな辛さなんだろ

 

 

蓋を開けて

注ぎ口に指を当てて一振り

 

指先についた唐辛子を舐めてみた

 

 

兄「あぁっ!馬鹿!!!

  お前そんな事したら大変な事になるぞ!?」

 

 

舌先に一気に痛みが走り

飲み込むと喉に張り付いて焼けるような痛みがある

 

 

・・・うん!

 

辛い!!!

 

 

私は高校生の頃に激辛料理に魅了され

一時期は激辛ラーメンの店に通っていたほどの

激辛好き人間である

 

一番辛いやつに挑戦する為には

その何段階か前から挑戦していく必要があり

5回目でようやく一番辛い物に挑戦出来たが

 

それでもいまいちだった

 

 

もっともっと辛い物を食べたい!!!

といつだって辛さを求めていて

 

ガラス工房の沖縄旅行では

罰ゲームで用意された島唐辛子をバリバリそのまま食べていた

 

 

数か月前まで勤めていた会社で

よく出前をとっていたスープカレーを頼む時も

「可能な限り辛くしてください」と依頼し

唐辛子やら何やらが底に沈殿しているスープカレー

平気な顔で食べていた

 

 

もちろん

辛くはあるんだけれど

基本的に口と内臓は平気なのだ

 

喉に唐辛子が張り付く事だってあるし

むせそうになる事だってある

 

だけど冷静にそれに耐えれば

何の問題も無いし

とにかく美味い!!!

 

 

もっともっと

限界まで辛い物を食べたい・・・!

私が音を上げて「これは無理!」って言っちゃうくらい

辛くて美味い物を食べたい!!!

 

 

舌先で辛さを堪能した私は

こりゃ一振りじゃ全然足りねぇな・・・

と思い

とりあえず3振り入れてみた

 

 

 

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辛そうな所だけすくって食べる

 

 

うん・・・

 

美味い!!!

 

 

何だろうこの唐辛子

雑味が無くて非常に良い感じ!

 

 

母「どれ・・・

  ちょっとあたしにも一口・・・」

 

 

母に鍋が入った器を渡し

母が一口そこからスープをすすった

 

 

兄「やめた方がいいぞお前・・・」

 

母「・・・・・・・・・・

  ・・・・・・・・・・・・!!!」

 

 

母は一言も発する事無く

身振り手振りで何かを訴えてくる

 

 

私「・・・・・・え?

  あ、駄目だった?」

 

母「!!!!!!!

  !!!!!!!」

 

 

母が何かを訴えながら立ち上がり

台所へ向かった

 

 

どうやら飲み込む事はせず

口の中で味を確かめただけで

これは無理だと判断し

吐き出す事にしたらしい

 

 

母「あんたそんなの平気な顔で食べて

  舌馬鹿になってんじゃないの!?」

 

私「いや?

  辛いのは辛いよ

  舌もピリピリしてるし暑くなってくるし

  だけど他の人みたいに汗が出る事もないし

  いう程酷くはない」

 

母「舌が!馬鹿なんだわ!!!」

 

 

舌が馬鹿になるのは食べた後であって

食べる前は馬鹿じゃねぇよ!!!

 

 

私「ジジも食べてみる?」

 

父「馬鹿言ってるんじゃないよ!

  お前は俺を殺そうとしてるんだろう!?」

 

 

・・・えーっと・・・

 

否定は・・・しない・・・

 

 

Yちゃん「気に入ったなら持って帰って良いよ

    うちらまた新しいの買おうと思ってたし」

 

 

えぇーーー!!!?

 

良いんですかぁぁあ!!!?

 

ハバネロとか買ってるけどあれだと若干酸味があって

ちょっと気に入らなかったんですよねー!!!

 

じゃあこれ貰って帰って

スープカレー作る時にどっぷり入れてたーべよっと!!!

 

 

買って来たキムチに混ぜ込んでおくっていうのも良さそう!

 

 

 

15時に兄の自宅に到着し

21時を迎えた頃には

父がいびきをかいて眠り始め

 

私も再びコタツの魔力で正常な思考回路を奪われていた

 

 

そして迎えた22時

 

 

母「さぁ帰るよ!!!」

 

私「!!!?」

 

 

えっ!?

 

あれ!?

 

皆で年越しするんじゃなかったの!!!?

 

 

兄「え?帰るの?

  蕎麦あるよ?」

 

母「もうお腹いっぱいだし

  あたし明日も仕事だから!

  ジジ!帰るよ!!!」

 

 

えぇぇぇーーー!!!?

 

年・・・越さないんだ!!!?

 

 

こ・・・コタツから出たくねぇ・・・!!!

 

 

 

こうして私達の

年を越さない年越しが終わった

 

 

年越しそば・・・

 

食べたかった・・・!!!