家族を何だと思っているんだ

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

私は以前から

母に対してある疑問を抱えていた

 

 

その疑問が生まれたのは

 

私がまだ若い頃の事

 

 

 

仕事や遊びで帰宅時間が遅くなり

23時以降に帰宅する場合

 

私は非常に神経を使って帰宅をしていた

 

 

「こんな時間に帰宅して

 寝ている家族を起こしてしまう訳にはいかぬ・・・!」

 

 

両親も毎日働きづめで

とっても疲れているのは明白である

 

ドタバタうるさい音を立てて帰宅して

その音で起こしてしまうのは忍びない

そう考えていたのだ

 

 

なので

 

非常に静かに家へ近付き

非常に静かに玄関のドアを開け

 

 

・・・ると

真っ暗な玄関に寝起きで髪がバッサバサの

まるでバケモノのような母が俯いて立っている

 

 

母「・・・遅いね・・・(ボソッ)」

 

私「!!!!!!」

 

 

ヒィィーーーーーッ!!!

 

 

その不気味さに何度悲鳴を上げそうになった事か・・・!

 

 

しかし

何故私が帰宅した事がバレていたのだろう・・・?

 

あんなに静かに歩いて来たはずなのに・・・

 

 

靴のヒールの音が遠くからでも響いたのか?

 

それともタクシーのエンジン音だろうか?

 

 

うーん

 

次回からはタクシーは

大きな通りの所までで降ろして貰う事にしよう・・・!

 

 

しかし

タクシーのエンジン音が原因だった訳ではないようで

その後も母は

私が帰宅して玄関のドアを開けると

既にその薄暗い玄関に佇んでいた

 

 

まるでホラーである

 

 

そこで今度は

 

玄関前にある門の場所から

靴を脱いで家へ近付く事にした

 

 

ここまですればもう絶対に

あの妖怪・・・じゃない!

母を起こす事は無いだろう!

 

 

しかし

 

それでもやっぱり母は

玄関にゆらりと立っている

 

 

母曰く

 

「ほんの僅かな気配や音でも目が覚める」らしい

 

 

そんな馬鹿な・・・!

 

 

 

ただ

 

母の驚くべき睡眠時の行動はこれだけにはとどまらなかった

 

 

母がゲームのコントローラーを手に持ったまま

私のすぐ隣で

ソファに座ったまま眠ってしまった時の事

 

 

おやおや仕方のない人だ・・・

いびきかいて寝ちゃってるよ・・・

 

コントローラーを手から取って

毛布でもかけてやろうかね・・・

 

 

そう思い

 

ふわりと半開きになったその手から

コントローラーを取ろうとした

 

 

その瞬間

 

 

母「ガッ!!!

 

私「!!!!!?」

 

 

思わず

 

ヒッ!!!

 

と悲鳴が漏れそうになった

 

 

突然母の手が「ガッ!」っという効果音が聞こえそうな程強く握られ

コントローラーを握りしめたのだ

 

 

しかもその手の力の強い事強い事・・・!

 

 

母「なに・・・!?」

 

 

えぇ!!!?

 

なんで怒ってるのぉ!?

 

 

私はただよかれと思って・・・!

 

 

 

 

そんな事が何度も何度もあった

 

 

どんなにぐっすり眠っている様子でも

母の手に握られた物を取り上げようとすると

母は凄い速度で握力を込めてその物を握り

 

決して離さない

 

 

そんな母から先日

こんな電話が掛かって来た

 

 

母「そう言えばこの間

  面白い事あったから教えてあげる」

 

私「うん(ブログネタのご提供か・・・!)」

 

母「寝てるあたしの手から

  ジジがリモコン取ろうとしたんだって」

 

 

その瞬間

 

過去の記憶が蘇った

 

 

私「それどうなるか私知ってるけど?」

 

母「取ろうとした瞬間あたし

  ギュッとリモコン握ったんだって!」

 

私「違うよ

  ギュッとなんてもんじゃないよ

  ガッ!って音がぴったりな勢いだったはずだよ

  リモコン1センチも引っ張れないくらいの速度で

  ガッ!っと握ったんだと思うよ」

 

母「前にもこんな事あったっけ!?」

 

私「あったよ・・・!

  私は何回もそれ経験してるよ!

  こっちはまさかそんな事になると思ってないから

  すっげーびっくりするんだよあれ!

  腰抜かすかと思うくらいびっくりだよ!」

 

母「ジジもびっくりしてたわ

  「お前寝てる間にも自分の物盗られるんじゃないか

   って警戒しながら寝てるのか」

  って言われた」

 

 

いや・・・

 

そういう事じゃないと思うんだよな・・・

 

 

私が前々からその様子を見ていて思ったのは・・・

 

 

私「あんた

  戦場行ってた事あるの?」

 

 

そう!

 

まるで戦場のど真ん中で

銃を手に持ったまま睡眠をとる兵士なのだ!

 

物音がした瞬間にバッと素早く目を覚まし

近付く者が居れば銃を構える!

 

 

母の睡眠時の行動は

熟練の兵士のそれにそっくりではないか!!!?

 

 

母「そんな訳ないでしょ!

  でもあぁ・・・

  そう言われてみればそういう感じかもね~・・・」

 

私「戦場じゃないなら一体どこでそんな技術身に着けたんだよ

  あれは普通ではないぞ

  一朝一夕で身に着くもんでもないだろ」

 

母「ずっと油断ならない中で暮らしてたからね・・・」

 

 

え?

 

一体それはいつ・・・

 

 

母「ジジとか

  H(兄)とか

  あんたとか・・・」

 

 

はぁああああ!!!?

 

 

 

私達は敵兵レベルの危険度って事ですかぁ!!?