フナを食べてみたくなった

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

今年は初夢があまりに衝撃的な内容だったので

その夢のお話をさせて頂きましょう・・・!

 

ルカ家は

私が幼い頃からよく『引っ越し』をする家だった

 

そのせいか私は

自分の家が分からなくなる

という夢を見る事がよくある

 

過去に住んでいた家が夢の中に出てきて

そこへ帰宅するんだけれど

誰か他の人が住んでいたり

売り家になってしまっていて

自分の家が分からずに彷徨い歩くのだ

 

 

それがあまりにも辛く

私にとって『引っ越し』は

自分の居場所を確定出来ない不安定な行為にしか思えないので

二度と簡単には引っ越しなんてしないぞ・・・!

と心に決めているんだけれど

 

これまでに幾度となく見てきた悪夢に似たような感じで

今回見た初夢の舞台になったのは

10年程前まで住んでいた家である

 

 

仕事から帰宅した私が家に帰ると

そこには父と猫達だけが居た

 

しかし何だか煙たい

 

家の中全体にもやがかかったようになっていて

鼻をつく煙のにおいがするのだ

 

 

火事だろうか・・・?

 

 

不審に思った私は

最も煙が激しい家の裏側の窓を開けて外を確かめてみた

 

 

するとそこには

 

 

フナを七輪で焼いている

見知らぬおっさん2人が居たのである

 

 

どう考えても我が家の敷地内だ

 

 

一体何を考えているんだこいつらは・・・!!!

 

 

もくもくと立ち上がる煙に目をやられ

慌てて窓を閉めた私は

すぐさま注意をしに行った

 

 

私「ちょっと人の家の敷地で何やってるんですか!?」

 

 

しかしおじさん2人は

こちらには一向に目もくれず

フナを焼いている

 

 

「美味そうだなぁ~」

「こっち側もう焼けたんじゃないか?」

 

 

えっ・・・

フナって・・・おいしいの・・・?

 

臭みがあるって聞いた事あるけど・・・?

 

 

私「ちょっと・・・!

  家の中まで煙が入ってきて迷惑なんです!

  よそでやってください!」

 

 

それでもおじさん達はこちらを見向きもしない

 

そのうちに

近所の人達が集まって来た

 

 

「前にうちの庭でもやってたんだ」

「警察に通報した方が良い」

 

 

そうか

それもそうだな

 

警察に通報しよう

 

 

しかし

警察に電話をしたが

笑われてしまって全く相手にされなかった

 

ちくしょう・・・!

一体どうしたら・・・!!!

 

 

そうだ

まずは証拠として写真を撮っておかねばならぬ

 

そう考えた私は

おじさん2人の姿を確認出来る位置へ移動し

カメラを持って写真を撮った

 

カシャッ!

 

 

するとその瞬間

おじさん2人が揃ってこちらを睨みつけた

 

 

おじさん「写真を消せ!!!」

 

 

ヤバい・・・!!!

 

焦った私はあわてて家の中に逃げ込み

施錠をした

 

 

あぁびっくりした・・・!

 

これまで全くこちらを気にしていなかったのに

写真であんなに逆上するなんて・・・!

 

一度は落ち着いたように見受けられたおじさん達だったが

しばらくすると

何やら家の内部からおじさん2人の声が聞こえてきたような気がした

 

 

私「・・・・・・・・・・?」

 

父「なんか誰か入ってきてないか?」

 

 

父が居間へ行き

 

叫んだ

 

 

父「もう家の中だ!!!」

 

 

どうやらおじさん2人は

地下からの階段を上がって台所へ上がり

そこから玄関の方へ

中から鍵を開けに向かったらしい

 

 

必死になってふすまのようになったドアを抑える父

 

私も反対側へ向かって

玄関側から中に入って来られるドアを抑える

 

 

対しておじさん2人は

二手に分かれてその抑えたドアを開けようと

向こう側から全力で挑んでくる

 

 

くぅっ・・・!

 

なんでこのドア向こう側から引いて開けるタイプなんだ・・・!

これじゃ中に立てこもっているこちら側が不利じゃないか!

 

長い棒のような物があれば

ドアノブにあてがって

その間に体制を整える事が出来るのに・・・!

 

って言うか鍵は!?

 

ドアに鍵くらい存在していろよ・・・!

 

 

私の後ろで猫達が不安そうに走り回っている

 

 

あぁ・・・

猫を・・・!

猫を守らねば・・・!!!

 

 

ドアノブを右手で全力で引きながら

左手で再度警察に電話をする

 

 

私「なんでもいいから今すぐ来てくださいぃ!

  家の中に見知らぬ男が2人侵入してますー!!!」

 

 

ぶっちゃけ父の腕力や

あの臆病な性格から

いつ逃げ出したっておかしくない!

 

この家の中で唯一

私一人でも防衛が可能な部屋はどこだ・・・!?

 

 

必死に考えるも

 

 

そんな部屋が無い

 

 

どの部屋もドアは向こう側から引くタイプのドアだし

最後の砦になりそうな部屋は

 

戸である

 

 

駄目だぁぁぁ!!!

なんって防御力の無い家なんだ・・・!

 

って言うか『戸』ってなに!?

 

戦国時代というものが存在していて

命の危険に溢れた世界だったはずなのに

何で日本には『戸』やら『ふすま』なんてものが普及していたの!?

 

そこは鉄扉だろ!!!

 

鋼鉄の扉で防御しろよ!!!?

 

 

何ならここのドアだって

硝子張りになっている所があって

外から叩けば割れてしまうじゃないか!!!

 

こんな脆い構造の家があって堪るか!!!

 

 

手が届く場所にホウキを見付けた私は

ドアノブを縦にして

そこにホウキをかませ

向こう側からドアを引っ張っても開かない状態にした

 

 

私「ジジ!窓から逃げるぞ!!!」

 

 

焦った私は

ベランダの窓を外して

猫達を抱えて窓の外へ放り投げ

 

自分も窓からジャンプ!!!

 

 

車に乗り込んで遠くから家を眺めた

 

 

なんて・・・

 

脆い家だったんだ・・・

 

 

 

ここでようやく目が覚めた

 

 

まだぼーっとしながら天井を見つめる

 

えっと・・・

 

 

どういう初夢なのこれ・・・!?

 

 

我が家の玄関は鉄扉

中は動線一本で防衛には向いている

 

しかし今の実家は

以前住んでいた家と同様

防衛には全く不向きと言っても良い

 

 

これは・・・

 

 

実家の両親に

「ドアを鉄扉にするべきだ」と進言しろって事ですか!!?