心臓が止まるかと思った

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

いやーとうとう年末ですね

2019年が後ほんのちょっとで終わってしまう

 

 

 

北海道はもうすっかり完全に雪景色で

連日大層な雪が降り積もっている

 

私が仕事を退職したのが10月

7月から有給消化を開始したので

かれこれ半年くらいゆっくり過ごしてしまった

 

そろそろ本気で仕事を探さねば!

 

 

そんな意気込みは何となく

・・・あるにはあるんだけれど

いかんせん納得出来る募集が無く

いつものようにコンビニに買い物にだけ出掛けた私

 

 

コンビニで美味しい飲み物と和菓子でも買って帰って

今日も家で本を読んでのんびりしよーっと!

 

 

ルンルン気分で出掛け

コンビニの駐車場に車を停めた

 

 

そう言えば先日買ったこのコンビニのたくあん

滅茶苦茶美味しかったからまた買っておこうかな

 

後はクリームぜんざいと

リンゴジュースも買っておこう

 

他にコンビニで買っておくべき物は無かったかな・・・

 

 

考えながら車から降りて

入口に向かって歩き始めた

 

 

ドアの前には

年配のお婆ちゃんが立っており

雪が積もってしまった上着をパタパタと叩き

雪を落としている真っ最中

 

モコモコのフードが邪魔しているせいか

斜め後ろに立っている私には気付いていない様子だ

 

 

ドアに手を掛け

開けようとしたのを見計らって

 

手を伸ばした

 

 

私「どうぞー」

 

婆「あら・・・!

  どうもどうも御親切に・・・」

 

 

いえいえ!

 

現在無職で社会に一切貢献していない私が

人様のお役に立てるのならこれくらいお安い御用ですよ!

 

お年寄りには優しくしないとね!!!

 

 

笑顔のお婆ちゃんにつられて

こちらも笑顔になった私は

 

お婆ちゃんの後ろをついてコンビニの店内に入った

 

 

2人揃って

足マットで自分の靴底についた雪を落とす

 

 

それが終わると私の前に居るお婆ちゃんは

ゆっくり歩きながら進んで行った

 

 

このお婆ちゃんをかわして進むか

 

 

無理無く追い越そうと思い

左にずれた私は

 

勢いよく店内に足を踏み入れた

 

 

 

その瞬間

 

 

足が滑った

 

 

 

急ぎ足だったせいで

右足を出してすぐに左足も出してしまっており

 

大股を開いた状態で

両足がシューーーーッっと滑って行く

 

 

 

はぁぁぁっ・・・!!!???

 

 

 

 

あんまりにも驚き過ぎて声も出ない・・・!

 

滑り出した瞬間

勢いよく息を吸い込み

そのまま完全に呼吸を忘れていた

 

 

足マットで雪を落としたけれど

どうやら踏み出したその先に

誰かが落とした靴の底の雪の塊がぼろっと落ちていたらしく

それに見事に乗ってしまったらしい

 

 

腰にグッと力を入れてバランスを取りながらも

一瞬にしてお婆ちゃんの横をすっ飛んでいき

あっと言う間に2メートルほど進んだ辺りで

右足のつま先の底が突然床にしっかりくっ付いた感触があり

 

必死に両手でバランスを取って停止

 

 

 

ひっ・・・ひっ・・・ひぃぃ・・・!!!

 

 

 

まだ明らかに自分の靴の下に

雪の塊が残っている感触があり

そこから姿勢を立て直す事すら怖い

 

ここで片足を動かしたら

また両足滑るかもしれない・・・!

 

くぅっ・・・ど、どうすれば・・・!

 

 

 

何か・・・

何か掴める物は・・・!!!

 

 

完全に力が入ってガチガチ状態だったけれど

まるでギシギシと音でも聞こえそうな力の入り具合で

頭を必死に上げる

 

くぅぅっ・・・!

バランスを・・・

崩さないようにっ・・・・・!!!

 

 

すると

 

 

レジに居た店員さんと目が合った

 

 

私「ハッ!!!(み、見られてた!)」

 

店員「だ、大丈夫ですか!?」

 

 

次の瞬間

 

右足の下にあった雪の塊の感触が無くなった

 

 

あ!

 

溶けた!?

 

 

ようやく右足で身体を支えられる状態になり

左足を上げてみると

 

そこには

 

私の靴のサイズよりも大きな

暑さが1センチほどもあろうかという

固い雪の塊があった

 

 

ぐぅぅ・・・こいつかぁぁぁ!!!

 

 

 

レジには丁度お客さんが一人も並んでおらず

列に突っ込む事は無かったにしても

超危険じゃん!!!

 

ちゃんと靴についた雪は

マットの上で落として欲しいわよ!

 

 

店員さんがモップを持ってレジから出て来たが

足元を改めて見てみると

何やら足跡がついた大きな雪の塊が

店内の床に無数に落ちている

 

 

店員「さっき作業着の方がたくさん来てたので

   多分それで・・・!」

 

私「あぁなるほど・・・」

 

 

ふぅー

転ばなくてよかったぁ~

 

ホッとして歩き出すと

何やら若干股関節の辺りが痛い

 

 

変な所に力入ったから・・・!

 

 

ようやく冷静さを取り戻し

商品棚の方へ向かおうとした時

 

先程ドアの所で顔を合わせたお婆ちゃんが

笑いながら近付いて来た

 

 

婆「あぶなかったねぇ~」

 

私「はい・・・はぁびっくりした・・・」

 

婆「スーーーッと横行ったから

  そういう靴なのかと思ったわぁ~」

 

私「・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

もう30代半ばなんですよぉ・・・

 

 

 

こんなコンビニで

 

 

そんなトリッキーな事やらねぇよ婆ちゃん・・・!!!