地に足つかぬ人生の先輩

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

歯医者さんへ行った時の事

 

 

その日は12月25日

 

クリスマスだった

 

 

助手「ルカさん・・・

   今日はクリスマスですねぇ

   何がご予定ありますか~」

 

 

どうやら助手さんは

私の『クリスマスの予定』が気になるらしい

 

まだまだ若い(21歳)助手さんである

 

 

きっと色恋のお話をしたいのでしょう

 

 

返事をしたいけれど

口を開けて仮歯を外して貰っている真っ最中

 

答える事が出来ずに居ると

助手さんが続けて

助手さんの予定を教えてくれた

 

 

助手さんのその日の予定は

 

午後から休診なので

 

 

『助手仲間で集まって飲み会』らしい

 

 

ようやく仮歯を外してもらい

会話が出来るようになった私

 

 

私「って事は男性は居ないんですね」

 

助手「そうなんですよ~

   女だけでのクリパですー」

 

私「・・・・・・・・・・?」

 

 

クリ・・・パ・・・?

 

マインクラフトに出て来る緑色のやつはクリーパー・・・

 

 

ではクリパとは・・・一体・・・

 

はぁっ!!!

クリスマスパーティーの事か!!!?

 

 

私「なるほど!!!

 (クリスマスパーティーを略してクリパね!!?)」

 

助手「そして夜は一人です・・・」

 

 

お・・・おぉ・・・

 

寂しそうだ・・・

 

これはクリスマスの夜に一人で過ごすのは

本望ではないって事なんだろう・・・か?

 

 

私「まぁでも言うても平日ですからね

  クリスマスだからなんだって話ですよ

  私もいつも通りに過ごすだけですよ!」

 

助手「そうですよねぇ!?

   平日ですもんねぇ!?」

 

私「異性と過ごせば良いって話でもないでしょう!

  夜更かししたら次の日の仕事に支障出ますから!」

 

助手「そうですよねぇ!!!?

   そんな遊んでなんて居られないですよねぇ!?

   一人で家帰ってさっさと寝るに限りますよねぇ!?」

 

 

うわぁ・・・!

 

この言い方の感じからすると

絶対彼氏と過ごしたかったタイプの人の発言だ・・・!

 

 

いやぁここの助手さん皆可愛い顔してるし

何かもう育つ所しっかり育っててスタイルも良いのに

なかなかうまくいかないもんだなぁ・・・

 

 

助手「ルカさんは一人で寂しくないですか~?」

 

私「あぁー私は寂しくないですねぇ

  若い頃は人並みに異性と一緒に過ごさないと!

  みたいな強迫観念めいたものがありましたけど

  20代半ばくらいから

  「一人最高じゃん!」ってなっちゃった人なので・・・」

 

助手「そういう風に思うものですか!?

   親しい友達とかが結婚したりすると

   焦ったりしてこないですか!?

   いや・・・でも一人最高って思っているのなら

   一人で過ごすの悪くないですよねぇ」

 

私「そうですね

  彼氏が欲しいと思っている人にとっては

  身近な人の結婚だの交際だのって話題は

  かなり焦るのかも知れないけど・・・

  まぁでも若ければいくらでもチャンスあ・・・」

 

 

チャンス

 

 

あるのか・・・!!?

 

 

思わずこの歯医者の中の人達を思い出す

 

 

 

先生(高齢&既婚)→男性

 

他の人全員→女性

 

 

職場での出会いが・・・無い・・・!!?

 

 

私「は・・・歯医者さんって・・・

  出会いあるんですか・・・?」

 

助手「ないですね!

   技師の方とかは来られますけど

   かなり年配です」

 

私「おぉぉ・・・・・・・

  それはまた・・・

  若い技師さんが来るようになると・・・

  良い・・・ですね・・・」

 

助手「大きな歯医者さんとかだと

   若い先生もたくさん居るみたいですけど

   この辺りにはそんな大きな歯医者さんも無いですし

   専門学校も女子だけでしたし

   皆・・・そう・・・!

   出会いが!無いんですよねぇ~!」

 

 

私がこれまで働いて来た職場は

どこも男性も女性も半々くらいの比率で働いており

気付けばどこかしこで恋が始まっていた

 

そして基本的に

皆かなりがっついていた

 

そんな状況下だもの

中には恋愛に発展する人が居ないとおかしい

 

 

そう考えると

基本的な『出会いの場』というのは職場なのかもしれない

 

一緒に過ごす時間が長いという事もあるし

語弊がありそうだけれど『お手軽』である

 

 

しかし職場に出会いが見込めないとなれば

外に出会いを求めなければならないのでは・・・?

 

 

相手が勝手に自分の所へ舞い込んでくる事は無いし

自分から外へ積極的に出て行かなければ

もちろん誰とも出会う事なんて無いだろう

 

 

努力だ・・・

 

 

努力が必要になってくるんだ・・・!

 

 

私「もしかして

  職場に出会いが無い方々は

  外に出会いを求めて

  自分から動かなければならない・・・?」

 

助手「もっちろんそうですよ~!

   飲み屋だと相席があるお店を選んだり

   友達に紹介して貰ったり

   そこで紹介して貰った人と仲良くなって

   またその人に紹介して貰ったり

   とにかく色々皆考えてる感じですね~!」

 

 

マジかよ・・・!

 

すっげぇ大変じゃんそれ!

 

 

えぇぇ・・・!

 

世の『結婚願望がある人』で

なおかつ職場に出会いを期待出来ない人は

私が想像もしていなかったほどの労力を

『出会う』という事に注がなければ

チャンスをものにする事も出来ないって事!?

 

 

今まで周りの人達を見て

(皆よう上手い事相手を見付けるもんだ・・・)

と思っていたけれど

 

それは努力の賜物だったのか・・・!

 

 

私「でも・・・まだお若いから

  焦らなくてもこれからチャンス

  いくらでもありますよ・・・」

 

 

そのチャンスを掴む為に

他に負けないほどの努力が必要になるって事なんだろうと思うと

軽々しく「大丈夫!!!」なんて言えねぇ・・・!

 

 

助手「そうですかねぇ

   私イケますかねぇ」

 

 

イケるよ!!!

 

大丈夫!!!

 

 

・・・って言ってあげたい・・・!

 

そんなに頑張って出会おうとしているんだもの!

努力が報われなきゃ悲しいじゃないか!!!

 

いやぁでも・・・!

 

こればっかりは・・・!

 

 

出会ったからと言ってその相手が

生涯の伴侶になるとは限らない

 

むしろその確率は相当低いと言っても過言ではない

 

 

まずは出会う為に努力をする

どの程度の確率か分からないけれど

ようやく好みの人と出会う

相思相愛になれるよう努力をする

交際関係が継続するよう努力する

どの程度の確率か分からないけれど

めでたくゴールイン!

 

という工程が必要って事ですよね・・・!?

 

 

イケるのか・・・!!!?

 

 

私だったら1つ目の『出会う為に努力をする』で

もうイケない・・・!

 

頑張れない・・・!!!

 

 

こうやって考えると

私は随分と受け身の恋愛をしてきたものだ

 

 

私はたまたま出会った人に自然に好意を抱き・・・

いやむしろ好意を寄せてきた人と

一時的とは言え都合よく相思相愛(相思相愛だったのか?)になり

交際関係が継続するように努力をしただけで

充分に努力をした気になっていた

 

 

私が努力をした気になって満足していたその頃

皆はもっともっと努力をしていたのだろう

 

 

そりゃー幸せな家庭を築けて当然だ

 

 

 

でも

あれ以上頑張れなかったと思うんだよなぁ・・・

 

私に出来るのはせいぜい

交際している相手と

人並みにそれっぽい振る舞いをしてみるくらいのもんであった

 

それでも毎日身を削るような思いで必死だったのだ

 

 

家に帰って交際相手と

いかにも交際しています!

という感じでデートをしたりして時間を浪費するくらいなら

いっそ仕事をしていた方が楽だと思っていた

 

 

もう根本的に向いてなかったとしか言いようがない・・・!

 

 

 

助手さんの不安や焦りを払拭する為に

「大丈夫だよ!」

と声を掛けてあげたい所ではあるけれど

 

自分には出来なかった努力を

今まさに現在進行形でしている相手に対して

私なんぞが「大丈夫だよ!」と軽々しく口にしてはいけないと思い

思わずただ黙って「うんうん」聞く事しか出来なくなってしまった

 

 

なんか・・・ごめん・・・!

 

独り身の満喫方法なら教えてあげられるけれど

それ以外はてんで駄目なおばさんでごめん・・・!!!

 

 

助手「それでルカさん

   今日はクリスマスですけど

   この後お出掛けしたりするんですか?

   実は何か予定があるとか・・・?」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

 

えっと・・・

 

 

そのーぅ・・・

 

 

私「ハローワークに・・・行きます・・・」

 

助手「あ・・・おぉぅ・・・それは・・・・・・

   頑張ってください・・・!」

 

 

こ・・・

 

 

こんなおばさんでごめんなさいねぇぇぇーーーー!!!