いくら風邪の症状が出ない人間とは言っても

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

歯医者さんへ行った時の事

 

どうやら新しい歯科衛生士さんが入ったらしく

とてつもなく初々しい女の子が居た

 

 

その歯医者さんは

誰もが全員愛想が非常に良く

患者さん全員の名前をしっかり憶えていて

世間話なんかもかなり耳に入ってくる

 

そこにぴったりな印象の

笑顔がよく似合う新人さんだ

 

 

助手の女の子が付きっ切りで

色々な補助作業を教えている

 

 

助手「ここにこれを用意して・・・」

 

新人「はい!」

 

助手「オキシをこうやってこのくらい取って

   ここにこうやって置いて~」

 

新人「はい!」

 

助手「ここのこれをこうしておいてくださーい」

 

新人「はい!」

 

 

新人さんは一生懸命にメモを取りながら

助手さんの後ろをついて歩く

 

 

 

初々しい・・・!!!

 

 

まだ専門学校を出たばかりなのかな?

 

いやぁ若いって素敵だなぁ~!

 

 

そして仕事を教えている人達との間に

ギスギスした雰囲気が一切無いのも素晴らしい

 

 

 

・・・まぁ

新しい人が入る=誰かが辞める

って可能性もあるから

実際の所は分からないんだけども・・・

 

でもこの歯医者さん

明らかに人手不足っぽかったし

単純に人手を増やしただけかも知れない・・・?

 

 

 

まだ初々しい新人さんに

色々な事を教えながら私の治療をしてくれる

そんな微笑ましい風景をにこやかに見ていた私

 

 

助手「これはもうちょっとギュッと巻き付けるの」

 

新人「こう・・・ですか?」

 

助手「引っ張っても抜けないように

   巻きつけた後に上の方を一回こっちに折って

   またギュッと巻いていく」

 

 

細い銀色の編み棒のような物の先端に

綿花を巻きつけている

 

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

 

その光景を見ていて

ふと口出しをしたくなってしまった

 

編み棒みたいなのを持つ向きも

助手さんと違うからそこも気になるんだけど

それは人それぞれでどうにかなるとして・・・

 

 

私「手袋

  指先が余ってるからやりにくいのかも・・・」

 

新人「!」

 

助手「あ!そう!

   指先ぴったりになるように

   しっかり手袋引っ張っておかないとやりにくいよ!」

 

新人「も、もう既に結構キツいんですけど・・・」

 

 

手袋の手首の辺りを一生懸命に引っ張る

 

 

私「そこ引っ張っても手首の所千切れちゃうだけ

  ってなる事もあるから

  指の付け根辺りから手袋引っ張ると

  ピンとするよ

  こういう感じで(ジェスチャー)」

 

助手「そうそう!

   あたしも結構頻繁にここ引っ張って伸ばすの!

   ・・・ルカさんも手袋はめるお仕事してたんですか~?」

 

 

寿司屋で働いていた時も

厨房に入っている時は手袋だったし

レジンを触る時も手袋だからなぁ~

 

しかも私の手は非常に小さく

SSサイズであろうと指先が余ってしまう

 

指先が余っていると

細かい作業をする時に余った指先部分が巻き込まれて

非常にやりにくいんだよね・・・!

 

 

新人「あ!これでどうですか!?」

 

助手「あ!そう!これでおっけー!

   そしたらこれどんどん作っていって~!」

 

私「ごめんね

  余計な口出ししちゃって」

 

助手「いえ~!大丈夫ですよ~!

   ありがとうございます~!」

 

 

一生懸命に仕事に取り組む新人さん

 

 

あぁ・・・良いね・・・

 

これから大変な事もたくさんあろうけれど

頑張って行くんだよ・・・!

 

 

 

それから1時間後

 

先生の治療を終え

再び助手さんと

何やらしょぼんとした新人さんがやって来た

 

 

新人「あれ・・・苦手です・・・」

 

助手「わっかる~!

   あたしも最初の頃すっごい苦手で

   やりたくなかったもん!」

 

新人「本当ですか・・・?」

 

助手「あれ超やだよね~」

 

 

どうやら何か

凄く嫌な作業があるらしい

 

働いていると

慣れるまでは大変な作業もたくさんあるものね・・・

 

 

助手「あ!って言うか

   こんな話患者さんの前でする話でもないんだけど・・・」

 

私「ふふっ」

 

助手「ルカさんだから

   大丈夫かなって思っちゃった!」

 

 

 

・・・・・・・・・え?

 

 

 

どういう事だろう???

 

 

確かに仕事の愚痴のようなものは

患者さんやお客さんの前でするものではないだろう

 

だけど

それをしちゃっても大丈夫そうな相手

ってどういう印象を持っているという事なんだろう?

 

 

「この人はまぁ適当な扱いで良いや!」

 

なのか

 

「聞かれても特に問題にならなさそうだから良いや!」

 

なのか

 

「聞かれた所で貴様に何が出来る・・・?」

 

なのか・・・

 

 

 

そこでハッとした

 

 

私は以前からこういう事が多々ある

 

 

私自身は人の悩み相談や

愚痴を聞いたりするのはそれほど得意じゃないにも関わらず

あまり親しい間柄でもないのに

結構な頻度でそういった事をされてしまうのだ

 

 

職場だと

新人なのに古くから居る人から

仕事の相談をされたりもするし

 

年配の女性から

人生相談みたいな事までされた事があるし

 

なんなら学生時代に

教師の愚痴やら相談を持ち掛けられた事もある

 

 

なんでだよ

 

立場が完全に逆だろ・・・!

 

 

悩み相談については・・・何だろう

 

私自身があまり物事を悩まない様子に見受けられるから

そういう部分でされる事が多いんだろうか・・・

 

 

死ぬか生きるかが掛かっているような悩みなんて

滅多に存在していないし

悩む必要が無い事の方が圧倒的に多いから

悩まないだけなんだけどなぁ・・・

 

 

 

しかし今回は

そういった悩み相談とは全く別物の

完全な部外者に対する愚痴の披露である

 

 

どういう・・・

 

 

そう言えばこの歯医者さんで

他の助手さんからも愚痴(?)っぽい事を聞いた事があるなぁ!

 

 

「今日は17時に予約していた患者さんが

 キャンセルになったから

 ちょっと早く帰れそうなんですよ・・・!」

 

 

これは多分

 

本来アウトなやつだよね!?

 

 

「そうなんですね!

 じゃあ早く帰ってゆっくりできますね!」

 

なんて相槌を打ってしまったけど

 

 

こっちは患者さん側の立ち位置だから

本来だったら

「え・・・夕方に来るのは邪魔って事ですか・・・?」

みたいな反応になってもおかしくないはずなのだ

 

 

 

最近だとコンビニでも

「まだイベント用のスペースの配置決まってなくて

 一体いつになったら

 って感じなんですよねぇ~」

と女性パートさんの愚痴を聞かされたばかりだ

 

 

おかしくね・・・!?

 

皆私が部外者だって分かってる!?

 

 

私ってどういう風に見えているんだろう・・・!?

 

 

 

そんな事をぐるぐるぐるぐる考えていると

帰り際

 

 

助手「色んな患者さん居るけど

   ルカさんは優しい方だから

   あんまり緊張しなくていいんだよ~」

 

新人「そうなんですか!?」

 

 

・・・あ!!!

 

 

な、なんかよく分からないけど

悪い印象ではないっぽい!!!

 

 

助手「きっと手際悪かったりしても

   逆に応援してくれたりすると思う~」

 

新人「あはっ」

 

 

あぁそれはもちろん

どんなに一生懸命にやっていても

上手くいかない事なんてたくさんあるし

 

そういう時に一番苦しんでいるのは本人だからね

 

 

努力が足りていないとか

緊張すると上手くいかないタイプであるとか

そういう背景が分からない以上

 

「こっちは患者(客)だぞ!」と頭ごなしに怒ったりするよりも

穏やかに「焦らなくて大丈夫」って伝える方が

よほど建設的だと思うんだ

 

 

そしてそれより何より

誰かが一生懸命に何かに取り組んでいる姿というのは

とても微笑ましい

 

 

私「色々大変な事ばかりだと思うけど

  疲れたら帰りに美味しい物買って帰ったり

  しっかり睡眠とってストレス発散して

  頑張って行ってくださいね」

 

新人「ありがとうございます~!」

 

 

そして

 

 

助手「そういえばあたし今日

   すっごい風邪ひいて薬飲んでるんですけど

   もしうつしちゃってたらごめんなさぁ~い」

 

 

 

え?

 

 

いや待って

 

お姉さんさっきからちょいちょいマスク外してるよね!!?

 

 

それはまた別だよね!!!?

 

 

それは何かもう別物だよね!!!?

 

 

いくら怒らない私でも

え!?ってなるよ!?

 

職場が職場なら戦犯扱いされるやつだからねそれ!?

 

 

 

それでも

 

ウイルス保持者はマスクをするべきとは思うが

同じ状況下でも発症する人間としない人間が居るのは

その人の免疫力や生活習慣による所でもあるから

一概に保持者だけの責任とは言えなかろう

 

そもそも無菌状態に慣れすぎると

免疫がつかなくてより弱い身体になる可能性すらあるから

無菌状態を手放しに「最高!」とは言いたくない気もする

 

私はどこで誰に感染性胃腸炎をうつされても

誰かを恨んだ事は無いぞ・・・!

全ては私の胃腸の弱さが悪いのだ・・・!!!

 

という考えを持っている私は

 

 

笑顔で「お大事に」と言って帰宅した

(だから立場が逆なんだよ・・・

 私は「お大事に」って言われる側・・・)

 

 

 

数時間後

 

 

 

やっべぇ・・・!

すっ・・・・・・げぇ頭いてぇぇえ!!!

 

 

 

その風邪

結構強烈なんですけどーーーー!!!?