そもそも爬虫類はそこまで好きじゃない

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

我が家のペットのルルちゃん(デザートキングスネーク)が

非常におバカだという話をしたんですが

 

 

どうも

 

 

おバカ行動ではなかったらしい

 

 

 

先日の記事で

ご飯を食べようとして誤って自分の身体にかみついた

という事を書いたんですが

 

 

またやった

 

 

 

ネットで色々調べた所

「空腹時にそういった事をやる」

という記述があったんですが

 

そういう訳ではない

 

 

身体にはしっかりと肉がついているし

毎週しっかりマウスを食べさせている

 

個体によっては

月に一度だけの食事で良い子も居るらしいんだけれど

うちの子はあまり大きなマウスは怖がって食べられない子なので

中くらいのサイズのマウスを毎週与えるようにしている

 

 

でさ

多分なんだけど

 

ちょっとルルちゃん

調子が狂っちゃったんだと思うんですよ

 

 

これまで我が家には

しっかり春夏秋冬があった

 

 

日中私が家に居ない冬の間

ルルちゃんのケースに設置したヒーターはしっかり入っていたけれど

ストーブは消して出掛けていた

 

そのせいかルルちゃんは

冬になるとしっかり食欲が減退していた

(蛇ってそういうもの)

 

 

だけど今年は

 

 

私がずーーーーーーーーーっと家に居る・・・!

 

 

ストーブが常に点火された状態なので

恐らく例年の冬よりも圧倒的に温かいはずである

 

 

ルルちゃんには冬が来ていない・・・!

 

 

お陰で

今年はまだ食欲が減退する事も無く

せっせせっせと毎週ご飯を食べているのである

 

 

多分このせいで

何らかの異常をきたしているんだと思う

 

 

 

以前までの冬は

とにかく動きが鈍くなり

どんなにご飯を食べさせようとしても受け付けず

お腹が空いたタイミングで

何と言うか・・・

「ご飯ください!」の動きをしてくれて

そういう時じゃないとご飯を食べてくれなかった

 

でも今年はもう12月だというのに

ルルちゃんは活発に動き回り

毎週しっかりご飯をご所望だ

 

 

 

前回のご飯から一週間後の昨日

いつものように餌用の容器にマウスを入れて

ケースの中に設置した所

 

 

 

また自分に噛みついた

 

 

私「わぁぁぁーーまたやった!!!」

 

 

しかも今度は

前回よりも遥かに私を焦らせる事態に陥った

 

 

前回ルルちゃんが誤って噛みついた箇所は

割りと・・・腹部・・・?

え?蛇の身体に『腹部』とかある・・・?

 

う・・・うんまぁなんだろう

前回は腹部寄り?の位置だったんだけれど

 

 

今回は

 

 

見事に自分の尻尾の所だった

 

 

すぐに自分で離してくれるかと思ったけれど

びっくりする勢いで

自分の尻尾をどんどん呑み込んで行くルルちゃん

 

 

 

ぎゃぁぁぁぁーーーーー!!!

 

 

 

前回は胴体部分だったから丸呑みに出来なくて

仕方なく口を離しただけで

もしかして呑み込める状態だったら

自分の身体だろうがそのままぐいぐい行っちゃう感じ!?

 

 

 

あまりにも恐ろしい光景に

手が震える私

 

 

嘘でしょ嘘でしょ!!?

 

どうすりゃいいんだこれ!!!

 

 

大慌てでルルちゃんをケースから取り出し

尻尾の辺りと頭の部分をそっと掴んで

優しく引っ張ってみる

 

 

 

びくともしねぇ・・・!

 

 

だからと言って乱暴にしたら

自分の歯で怪我をしてしまうかもしれない・・・!

 

 

あぁどうしようどうしよう!

 

 

そうこうしている内にも

ルルちゃんは自分の身体をングング呑んで行く

 

 

 

「どうしようどうしよう」じゃない・・・!

 

 

私が助けなきゃならないんだ・・・!

 

 

 

先日自分の身体に噛みついた時

ネットで調べた限りでは

病院へ連れて行って処置をして貰う

なんて話もあった

 

けれどこの辺りの動物病院では看て貰えるはずもない・・・

 

 

ビビってる場合じゃない!

考えろ!

考えるんだ自分!!!

 

 

うぅぅっ!ルルちゃぁぁーーーん!!!

(あまりにも恐ろしい光景に泣きたい気分)

 

 

両手でルルちゃんを持ち上げたまま

一度深呼吸をした

 

 

ルルちゃんの歯は

獲物を逃がさないように反り返った状態になって生えている

 

一度噛みついて呑み込みが始まってしまったら

自力ではそう簡単に外せないし

無理に引っ張ればきっとルルちゃんの身体が裂けてしまう・・・

 

放っておけば

自分の胃酸で身体を消化し始めてしまうだろう

 

 

こうなったら

無理矢理ルルちゃんの上顎と下顎を開いて

尻尾を口から引き出してやらなきゃならない

 

 

そんな恐ろしい事出来るんだろうか・・・!?

 

蛇の口はびっくりする程大きく開くけれど

どこまで開いて大丈夫なの?

 

外部からの力が加えられて開く事で

ルルちゃんの顎に損傷を与える事にはならないの?

 

 

怖い・・・!

もし私が取った行動でルルちゃんが怪我をしてしまったら・・・!

 

 

あぁ・・・そんな事を考えていても駄目だ!!!

 

私がやらなきゃ駄目なんだ!!!

 

 

 

よし!!!

 

やる!!!

 

 

最優先事項は『ルルちゃんの安全』だ!!!

飼い主の私がビビっててどうする!

 

 

しっかり何度も深呼吸して

手の震えをおさえ

 

 

左手でルルちゃんの尻尾を掴みつつ

優しく上唇(?)に指を当ててめくってみた

 

 

そっと・・・そっと・・・

 

 

すると

ルルちゃんの牙は

見事にルルちゃんの身体に食い込んでいた

 

 

うわぁ!

 

これは自力じゃどうもならんやつだ・・・!

 

 

 

ルルちゃんの口内を傷付けないように

慎重に慎重に

ルルちゃんの歯と尻尾の間に親指の爪先を入れて行くと

 

上の歯が尻尾に食い込んでいる感触がなくなった

 

 

よし・・・

 

上顎はおっけい!!!

 

 

次は下だ

 

 

必死に目を凝らして

今度は右手でそっとルルちゃんの下唇(?)をめくる

 

 

こちらは

小さなギザギザの歯がしっかりと尻尾をとらえている

 

 

あぁぁぁ・・・!

 

可哀相に・・・!

 

きっと・・・いや絶対に今すぐ助けてあげるからね!!?

 

 

あまりの光景に

また震え出しそうになる手

 

深呼吸を繰り返し

息を止めて・・・いざ!!!

 

 

下の歯と尻尾の間に

右手の人差し指の爪先を滑り込ませた

 

 

これでルルちゃんが自分から口を大きく広げてくれたら

その瞬間に尻尾を引き抜くんだけれど

 

あぁ・・・そう上手くはいかない・・・

 

 

自分が

力加減が非常に苦手な人間だ

という事を知っているだけに

とてつもない恐怖心がある

 

 

このまま

上顎と下顎を少しずつ開いて

尻尾を抜き出せそうになったらゆっくり引き抜く・・・

 

出来るのか・・・

 

いつものように慎重になればなるほど

発作的に力が発揮されてしまって

ルルちゃんの口が裂けてしまったりしないだろうか・・・!?

 

 

いや!

 

出来るかどうかじゃない!

 

 

うぉおおおやるんだぁぁぁ!!!

 

 

目をかっぴらき

呼吸をする事を忘れて

 

全神経を両手の指先に集中させ

 

 

じわりじわりと上顎と下顎を開いて行く

 

 

ねぇ・・・うぅ・・・ねぇルルちゃん・・・!

 

痛くない!?

こんなに口広げて痛くない!!?

口裂けちゃったりしないよねぇ!!!?

 

うぅぅぅっ・・・!!!

 

怖くて泣いてしまいたいよ・・・!

 

ごめんねルルちゃん!

至らない飼い主でごめんねぇぇえ!!!?

 

絶対助けてみせるからねぇぇ!!?

 

 

 

すると次の瞬間

 

 

ルルちゃんが口を自分から開いてくれた

 

 

私「!!!」

 

 

それに合わせて

ルルちゃんの尻尾を慎重に引き抜く

 

大丈夫・・・!

また噛みついてしまわないように

爪先でしっかり歯を抑えながら・・・!

 

 

ずるるっ・・・とルルちゃんの口から出て来た尻尾は

ルルちゃんの唾液(胃液?)でぬるっとしていた

 

 

あぁぁぁぁあ!!!

 

ルルちゃぁぁぁあん!!!!

 

 

思わずルルちゃんにほおずりをする私

 

 

 

助かって良かったぁぁぁ!!!

 

ごわがっだよぉぉぉぅ!!!!

 

 

 

そのままルルちゃんを抱えて台所へ行き

綺麗なタオルを濡らしてルルちゃんの身体を優しく拭き

さっきまでルルちゃんの口に飲み込まれていた部分を

必死に確認する

 

 

大丈夫だ・・・

どこも怪我はない・・・!!!

 

 

そのまましばらく

足をガタガタ震わせながら

ルルちゃんを愛でた私

 

 

はぁぁぁ・・・本当に無事でよかったぁぁ・・・!!!

 

 

 

今年はずーっと私が家に居るから調子も狂うだろうし

もう15年近くも連れ添った相棒だ

 

平均的には10~15年くらいで死ぬ事が多い

(10年ほどで死なせてしまう飼い主が大半らしい)

とペットショップのお兄さんが言っていたし

ルルちゃんはきっと年齢でいったら結構な高齢のはず

 

 

今まで通りとはいかない事だって

これから先たくさん出て来るに違いない

 

 

ごめんね・・・!

 

前回間違ってご飯じゃなくて胴体に噛みついた時点で

お皿の上にご飯を乗せるんじゃなく

ちゃんと口元まで運んで食べさせてあげるやり方に

変更するべきだったんだよね・・・!

 

 

 

ルルちゃんをケースの中に戻し

落ち着いた様子を確認した私は

 

 

ルルちゃんがまだ幼くて

自力じゃご飯を食べられなかった時と同じように

 

箸でルルちゃんのご飯を掴んで

口元まで運んであげた

 

 

すると

ゆっくりと口を開けて

ご飯を食べ始めた

 

 

はあぁ良かった・・・

顎も問題は無かったようだ・・・

 

 

 

ゆっくりとご飯を食べるルルちゃんを見守る

 

 

そうだったなぁ

 

ルルちゃんを飼い始めてから

まだミミズみたいに小さかったルルちゃんに

こうやってご飯をあげて

 

なかなか一人で食べられるようにならない子だったから

それからも2年くらいの間は

ルルちゃんが食べるペースに合わせて

こうやってゆっくりご飯をあげていたんだったよなぁ

 

 

これからはまたこうやって

毎回私がルルちゃんのペースに合わせて

ご飯を口元に運んであげるからね・・・

 

 

あぁ・・・それにしても

ルルちゃんとこうして過ごせるのは後どのくらいなんだろうか

 

いつかはこのケースの中が空っぽになる時が来るのだろう

 

この子を飼うと決めた時から

その覚悟は決めていたはずなのに

その時がそう遠くない未来に来るであろう事を考えると

やっぱり切ないなぁ・・・!!!

 

またきっとタマ様を失った時のように

ギャンギャン号泣するんだろう・・・

 

 

まぁ

普段『ペットロス』以外で涙を流す事なんて

連発あくびの時くらいしかない私だから

たまにはそういう事があっても良いのかもしれないけれど・・・

 

 

 

その日

母と電話で会話をした時に

その切なさを語ってみた

 

 

私「あんな状況

  何かあったらどうしようって滅茶苦茶怖かったし

  他の動物と違って動物病院じゃ看て貰えないし

 

  ただでさえ体調の良し悪しが分かりにくいし・・・

  一人じゃご飯が食べられなくなっちゃったのを見て

  長年連れ添った相棒を失ったら

  とてつもなく悲しいだろうなって思ったんだ」

 

母「後何本か追加したらいい」

 

私「・・・・・・・・・え?」

 

母「3本くらい追加したら

  1本失っても悲しさが紛れると思うよ」

 

 

・・・・・・・蛇って

『〇本』って数え方するんだっけ・・・!?

 

そんなうまい棒みたいな数え方しないで欲しいな・・・!?

 

 

 

って言うか

 

 

私は

 

 

過去にハムスターを飼って20匹以上に増えた時でも

病気で1匹死ぬ度に

これでもかってくらい大号泣していたんですけど

 

 

増えれば増えるほど

悲しみが増加するだけなんじゃないんですかねぇ!?