弱肉強食の世界で生きる生き物たち

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

読者様からこんなご質問を頂きました

 

 

『北海道では冬の間

 野良猫はどうやって過ごしているんですか?』

 

 

どうもこうもない

 

 

普通に野良ってる!!!

 

 

 

これ多分

本州の方だとイメージしにくいのか

以前からよく

「猫は冬に外では生きられない」

「可哀相だ」

みたいな話を耳にする事があったし

 

似たような質問を受けた事があって

同様の返答をした事がある気がするんですけど

 

 

 

そんなひ弱じゃない

 

 

 

そもそも猫って

 

寒けりゃ冬の毛に生え変わるんですよ

 

 

寒くなってきたらしっかりふわっふわもっこもこの毛に

生え変わる

 

これが暖かくなってくるとまた生え変わるんだけれど

1匹で枕1つ作れるんじゃないのか

ってくらいの量になる

 

 

かつて飼っていた完全家猫のタマ様は

温度が基本的に変わらない空間で生きていたので

そんな事は無く

年がら年中普通に抜け毛があった程度なんですけど

 

今現在実家で飼っていて

外を自由に出入りしている3匹の猫達

(あ、これも妙に狂ったテンションと思い込みで絡まれるので

 一応書いておくけれど去勢済み・ワクチン接種済み)

 

この3匹の猫達は

しっかり毛が生え変わる

 

 

猫にも換毛期というものが存在していて

ちゃんと温度変化がある環境下だと

3月と11月頃に生え変わるらしい

 

 

野良猫たちも

そういった具合にもっこもこ状態になっているのでしょう

 

 

全然平気なツラをして外を駆け回っている

 

 

猫が雪の中では生きられないなんてあり得ない

 

そんなのが実際にあるとしたら

ロシアや北海道じゃ野良猫なんて存在していない

って事になるじゃない・・・!

 

 

ただ

猛吹雪の日や天気が悪い日は

使われていない物置小屋やら

民家の屋根裏なんかに潜り込んで凌いでいる様子だ

 

実家に猫達を置いて行った母猫も

実際に使われていない物置小屋を拠点としていたらしく

基本的にはそこで暮らしていた

 

 

毛が雪で覆われてガッチガチになると

体温維持が難しくなって

さすがに命が危険に晒されるはずである

 

 

私が思うに

 

過酷な環境下に放り出されて真っ先に死ぬのは

可愛くて可愛くて大事にしまくっているペットより

 

「ペットは過酷な状況じゃ生きられない!」

なんて思い込んでいる人間の方なんじゃなかろうか

 

冬に外に放り出されて先に死ぬのは

体毛をほぼ失って進化を果たした人間でしょう

 

 

まぁ「私が無理ならこの子たちだって無理!」

と思いたくなる気持ちは分からないでもないんだけれど

猫・・・結構頑丈だよ・・・?

順応性だって人間より遥かにあると思うよ・・・?

 

 

そりゃもちろんそのペットの種類によって様々だろうけど

野良猫は野良猫なりにあらゆる工夫をしているし

生き抜く為に必要な処世術を持っている

 

 

中には

「犬は冬に外では生きられない!」

と思っている人達も居る様子なんだけれど

品種改良されまくって脆弱になってしまった種類じゃない限り

そんなにそんなに弱いと思えない

 

 

人間に飼われるまでは外で生きていた生物たちでしょう?

 

何故人間と同じ環境じゃないと生きられない

なんて思い込みが生まれたんでしょうね??

 

 

野良猫たちは放っておいても

元気に外を駆け回って

雪の中でじゃれ合って転げたり

獲物を追いかけて走りまくっていたり

 

そうやって春を迎えて子供を産み

 

また秋に子供を産み

 

命を繋げて行っている

 

 

猫って出産時期2回もあるんですってね!?

 

何となくその辺の野良猫たちを見ていて

「えっ!?

 あいつこの間も子猫産んでなかった!?

 また産んだの!?」

と思った事が何度かあり

年に2回なんじゃなかろうかとは思っていたけれど

マジで2回だったのか・・・!

 

 

 

そんな訳で

我が家の近くにも

もちろん野良猫たちはたくさん暮らしている

 

テリトリーがあるんでしょうね

それぞれ見掛ける場所は異なるんだけれど

 

今年は子猫が3~4匹うろうろしていて

まぁね・・・

野良猫ですから

カラスなんかに襲われて命を落とした子もいるんでしょうけど

 

多分その内の2匹が今でも元気に走り回っている

 

 

身体は2匹とも結構大きめ

 

 

シュッとした綺麗に伸びた尻尾が美しい猫達である

 

 

 

先日

私が車で凍った坂道を下っていると

 

突然

 

前方に滅茶苦茶小さな生物が飛び出してきた

 

 

 

あっ!!!

 

 

 

慌ててブレーキを踏むと

タイヤが凍った道路を滑る感覚があり

車がどんどん横に流れて行く

 

 

ひぎゃぁぁあああーーー!!!

 

 

たったの30キロ程度しか出していなかったけれど

下り坂でつるっつるの路面である

滑らない訳がない・・・!!!

 

 

だけど私の目は

道路に突然走って飛び出してきた生き物にくぎ付け

 

 

自分の車がどうこうよりも

この生き物を撥ねない事が何よりも大事なんだ・・・!!!

 

 

私の車が完全にスリップしているそこへ

今度は一回り大きな生き物が飛び出してきた

 

 

それは

我が家の近くで日々逞しく成長していっている

2匹の猫達であった

 

 

2匹の内片方は私の車の方を見て立ち止まり

もう1匹は真っ直ぐに小さな生き物を追いかけて行き

 

 

ビョーーーン!と飛んで

前足でガシッと小さな生き物を捕まえた

 

 

・・・なんと見事な・・・!!!

 

 

 

必死にブレーキを踏み込み続け

電柱の僅か20センチほど手前で

ようやく車が停車した

 

たかが車を電柱にぶつけそうになったくらいの事で

心臓ばっくばっくで

手汗べっしょりな私

 

 

 

その目の前を

 

 

エゾリスを咥えた猫が優雅に歩いて行った

 

 

 

命までは落とす事の無い些細な出来事で

こんなにも焦っているちっぽけな人間の私の目の前で

外を駆け回っている生き物たちは

日々命のやり取りをしている・・・

 

 

人間なんかより

よほど猫の方が逞しいんだからな!!!?