私達の仲を切り裂く人間

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日コメントで頂いていたのですが

『歯医者での治療中 足の指を折り曲げていますか?』

 

歯医者さんへ行った際

途中で思い出したのでハッとし

自分の足の状態に意識を向けた所

 

 

でろんとしてた

 

 

足の指もなんもかんもなく

足がこう・・・

 

どーん!と股を開いた状態で

がに股みたいになってた

 

 

えっ・・・?

 

これって女性にあるまじき酷さじゃない・・・!?

 

 

慌ててシュッと足を揃えてみるも

 

しばらくするとまたがに股状態

 

 

こ・・・

これは緊張の欠片も無い・・・!!!

 

 

という訳で

私の足の指は伸びておりました・・・

 

 

多分なんですけど

あまりそういう場所で緊張するタイプではないんじゃないかなぁ

 

病院なんかでも

「これから手術です」

って時にも待合室でぐーすか寝るタイプだから

緊張とは無縁の生き物なのかも知れない

 

 

何ならいつの間にか

ソファに完全に横になった姿勢になっちゃっている時もある

 

どこででも図々しく爆睡しちゃうのは

若い頃からの大きな欠点である

 

 

でも

病院の待合室に子供がたくさん居ると

極度の緊張状態に陥って

ガッチガチに身体が硬直する

 

この時はもしかしたら

足の指がギュッ!と丸まっているかもしれない

 

 

 

話は変わりまして

 

先日

約2週間ぶりに実家へ足を運んだ時の事

 

 

実家で飼っている4にゃんこ・・・

いや1にゃんこ減ったので3にゃんこの長男

モカがものっすごく甘えて来た

 

私が実家へ到着した時

家の中にはモカとミルクだけしかおらず

母も出掛けている時だった

 

 

私「来たぞー」

 

 

車の音で気付いていたのか

ドアを開けるとそこには既にミルクが待機しており

 

声を掛けると

奥の部屋から「ドンッ!」という音が響いてきて

 

小走り・・・の後大きく伸びをしながら

モカがやって来た

 

 

私「ミルク久しぶりだね

  ちゃんと覚えてるね」

 

ミルク「みゃ」

モカ「あぁん!!!」

 

 

!!!?

 

 

ちょっと

びっくりした

 

 

普段モカは非常に無口

 

 

我が家で保護する前に

何かよろしくない物でも口にしたのか声もガラガラで

そのせいであまり声を出さないのかと思っていた

 

なんなら病気の線も考えたけれど

病院での診断結果は

他のどの猫達よりも健康!

ウイルス感染等も一切無し!

 

 

どうやらただ単に

声があまり良くない個体だったという事だろうか

 

 

まぁでもごくごく稀には声を発する

 

 

なのにこの日は

 

 

私「モカ寝てたの?」

 

モカ「なあぁーーー!!!」

 

私「そうなのー

  まだ目が半分しか開いてないもんねぇ

  タンスの上で寝てたの?」

 

モカ「んあぁー!」

 

私「ん?今日は随分お話してくれるね?」

 

モカ「んなぁー!!!」

 

 

とにかくすごい勢いで私に話しかけてくる

 

 

足にぐるぐると巻き付きながら

ごりっごりごりっごり頭を押し付ける

 

 

これが一体何を意味するのか・・・

 

「よう久しぶりだな!ゆっくりしていけよ!」

なのか

「お前最近顔見せてなかったじゃないか!心配したぜ!」

なのか

「丁度退屈してたんだよ!相手しろよ!」

なのか

 

 

でもとにもかくにも

こんなにお喋りなモカは早々見られるものじゃない

 

明らかに私が久しぶりに顔を出した事に起因しているのだろう

 

 

そして多分だけど

もてなしてくれているのも間違いないだろう

 

 

そんな姿に呆れてしまったのか

ミルクはいつもなら「だっこ!」と言ってくるのに

その場から静かに立ち去ってキャットタワーへ

 

モカは私の傍を離れず

ずーっと鳴き続けている

 

 

モカ「なぁー!」

 

モカ「んあぁぁーー!!!」

 

モカ「あぁーん!」

 

 

か・・・

 

可愛い!!!

 

 

私が床に座ると

モカも目の前でドーンと転がって

お腹を見せる

 

 

あざぁぁぁーーっす!

 

撫でさせて頂きまーっす!!!

 

 

実の所私は

4・・・3にゃんこの中でも

モカに一番愛着がある

 

 

というのも

 

野良だった子猫時代から

モカは誰よりも一生懸命で気遣いが出来る猫ちゃんだった

 

 

最初はただひたすらに餌付けをして

去勢をする為に慣れさせようと必死だった私達だけれど

その中で一番最初に私達に懐いてくれたのは

モカであった

 

恐らく親猫が

「あんた達はこの家にお世話になりなさい」

と言って子猫たちを置いて行き

 

モカ

「この家に住もう」

と他の子猫達を説得してくれたんじゃないかと思えた

 

 

猫のトイレの砂を設置した時に

一番最初にそれを利用したのもモカだった

 

教えた訳でも無いのに

設置してすぐにそこで用を足し

 

それに習って他の子猫達もそこで用を足した

 

 

モカはお出掛けから帰って来るとまず真っ先に

私達人間たちに対して

一人残らず必ず挨拶をする

 

どんなにお腹が空いていても

ご飯を食べるのは全員に挨拶を済ませてから

 

 

兄弟の誰かが一人ぼっちで静かにしていると

様子を見に行って威嚇されたりしちゃう

 

それでも絶対に兄弟を放ってはおかない

 

 

他所の野良猫がやって来ると

まるで家を守る番犬のように声を荒げて追い払い

 

 

私が猫用のおもちゃを作っていると

そっと隣に来て頭を押し付けながら見守ってくれる

 

 

 

それまで多頭飼いをした事が無かった私は

こんなに人間や他の兄弟たちに気遣いが出来る猫を

見た事が無かった

 

 

猫の知性は人間が思っているよりもはるかに優れている

そう感じさせてくれたのも

モカのふるまいを見てからの事

 

 

ただ

若干抜けている部分も多く

 

どこかに飛び移ろうとして足を滑らせて落下

ソファーでゴロゴロしていて寝がえりを打った拍子に落下

なんて姿もよく目にする

 

 

そこがまた可愛い!!!

 

 

そんなモカ

どうやら私を好いてくれているようで

2人きりの時の私達の蜜月具合と言ったらそりゃーもう!

 

モカは温かい日にはよく私を

2階デートに誘ってくれる

 

 

2階の部屋は日当たりが非常に良く

 

 

暑い

 

 

猫にとっては最高の暖かさなんだろうけど

人間にとっては脱水症状を危惧するレベルで暑い

 

 

だけどそこにゴロンと横になり

「お前も来いよ

 最高だぞ」

と言わんばかりの顔で誘ってくる

 

 

時に2階のベッドの上で

時に2階の窓際で

時に2階の廊下で

 

私達は2人(正しくは1人と1匹)で

静かなモフモフタイムを楽しんできた

 

 

 

この日も

暖かいストーブの前で

静かに2人でモフモフタイムを楽しんでいた・・・が

 

 

そこへ母が帰宅した

 

 

その瞬間

モカの耳がピーンとなった

 

 

あぁ・・・!

 

またか・・・!

またなのか・・・!!!

 

 

母「ただいま!」

 

 

その瞬間

今の今までお腹を見せていたモカ

ぐるっと転がってお腹を隠した

 

 

私「おかえり・・・」

 

母「あらーモカ何してるのー!

  気持ちよさそうだねー!」

 

 

撫でている手から

モカの背中の筋肉のこわばりを感じる

 

 

母「どればぁちゃんにも触らせてー!」

 

 

母が両手でモカの背中を撫で始めると

 

 

モカは真っ直ぐ前を見つめたまま固まり

 

 

 

スッと歩いてその場を離れた

 

 

母「ばぁちゃんだといっつもそう!」

 

私「そう!あんたが来るといっつもこう!

  さっきまで甘えてくれてたのに

  あんたが来ると絶対離れて行く!」

 

母「あんたの撫で方が合ってるんだろうね・・・

  あたしの触り方激しいから」

 

私「そう!

  だからこっち来ないでよ!

  今仲良ししてた所なんだから!」

 

 

私達がギャンギャン騒いでいる間に

モカはゆっくりと歩いて部屋を一周し

 

再び私の足元にすり寄って来て

頭をゴリゴリ押し付け始めた

 

 

私「モカ戻って来たの!?

  じゃあもう一回静かにのんびりしようか~」

 

母「・・・・・・・・・・」

 

 

モカの喉を撫で

大好きなお尻ポンポンをし

 

ようやくモカが落ち着いて寝転がった

 

 

その瞬間

 

 

母「モッカァァァーー!

  ばあちゃんにもそうやってさせてぇ~!!!」

 

 

母の両手が伸びてきて

モカをワシャワシャとやる

 

 

私「ちょっ・・・やめてよ!

  モカはそういう触り方嫌なのっ!

  そんな事したら逃げ」

 

モカ「・・・・・・・・(スッ)」

 

 

モカ

やっぱりその場から立ち去った

 

 

私「ほらぁぁぁーーー!!!

  こっち来んなよーーー!!!」

 

母「モカァァァー

  なんで婆ちゃんには触らせてくれないのー!?」

 

 

こうして

これまでにも何度も母に

モカとの逢瀬を邪魔されてきた私

 

 

 

い・・・

いつかミルクとイチャイチャしてる時に邪魔してやるからな!?

 

 

今に見てろよ・・・!!!?