私は老害も嫌いじゃない

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

ネットサーフィンをしていた所

こんな記事を見かけた

 

 

『子供が居るお母さんは

 会社の面接を受ける時に

 「子供が熱を出した時、面倒を見てくれる人は居ますか?」

 という質問を受ける事があり、ちょっと困る』

 

 

あぁーーーなるほどね!!?

 

 

いやぁ確かに

私がつい最近まで勤めていた会社も

この質問していたはずだわー・・・!

 

 

この質問には

「子供が熱出しても簡単に休めねぇぞ?」

ってのが多分に含まれていると思う

 

そうじゃなければ

こんな質問をする必要性って無いと思うんですよね

 

 

実際

それでも頻繁に休む人は非難の対象になっていたし

「あれどうにかなんないの?」

と多くの人達から影でコソコソ言われる始末だった

 

 

 

人手が足りていない職場では必ず直面する問題だと思うし

 

「いつ誰が休んでも大丈夫な環境」を維持する為に

会社が人件費を余分に使って人手を増やす

というのはその分だけ利益が減る事に繋がるから

中小企業では早々に取り組める問題ではないだろう

 

 

子育てをしている人達が働きやすい環境を

整備出来ていない会社というのはいまだ多い

 

 

 

まぁそもそも

学費の高騰やら

お母さんたちの意識の問題やら

生活水準が昔よりも高くなっている事やら

その他諸々とにかく色々な要因が重なって

 

お母さんが子育てをしながらでも

必死こいて働かなければならないこの状況にこそ

問題があるんじゃないの?

 

だけど日本は戦後かなりの急成長を果たし

それにあらゆる対応が追い付かなかった結果がこれなんじゃないの?

と考えている私なので

 

企業が悪いとは言い切れないと思っているんだけれど

 

 

 

 

確かにこの質問をされると

何と返答をしたらいいか迷う事だろう

 

 

 

ちなみに私も

「これはなかなか・・・」

と思うような質問を面接でされた事が何度かあった

 

 

 

例えば

私がつい最近まで働いていた会社の面接時

 

私は今で言う『圧迫面接』というものと直面した

 

 

面接の部屋へ入ると

ずらーっと5人もの面接官が座っており

その真正面に座らされた

 

 

5人の内一人は

椅子に足を組んで座っており

携帯電話をいじってこちらを斜めに見る姿勢である

 

 

いくつか質問を受けているその途中で

こんな質問が飛んできた

 

 

面接官「ルカさんは女性で結婚適齢期と言えますね

   今後結婚して出産という事も考えられるんですが

   そうなったらどうしますか?」

 

 

これ

人によってはなかなか困る質問なんじゃなかろうか

 

 

「そうなったらどうしますか?」

って結婚して出産する事になったら

結婚して出産するんだろ・・・!!!?

 

どうもこうもねぇよ・・・!!!

 

お前は一体何を言ってるの・・・!?

 

 

だけどまぁ

その質問の意図が分からないほど鈍感でも無いですよ

 

「そうなったら会社を休む気ですか?

 それとも潔く退社してくれますか?」

って意味なんでしょうよ!!!

 

 

実際に入社後

何人か「寿退社」をする人達を見かけたけれど

「また別の仕事を探す」という女性もチラホラ居た

 

会社と話し合った末の決断だそうだ

 

 

「戻って来ても場所が無いかもよ」

というような事を言われたらしい

 

欠員が出た所をそのまま開けておく余裕なんて無いし

会社が意図しないタイミングで戻って来られても

困りますよっちゅー事なんでしょうね

 

 

働いている側からしたら納得出来ないかも知れないけれど

会社だって慈善事業でも遊びでもない

『本音』ってやつである

 

 

要するに

そういった環境が整っていないからこそ

面接の時点で不安な部分がある人材は排除していく

という方針だったんでしょう

 

入社してから「話が違う!」

というよりはよほどマシな気がする

 

 

 

しかも

この質問をされた時の面接官たちの顔といったらね・・・!

 

 

今まで私の方を一切見ていなかった両サイドの

偉そうにふんぞり返っているおっさん達も

私の方を何とも言えない表情で見て来た

 

 

馬鹿野郎

 

 

答えは一つに決まってんだろ・・・!!!

 

 

私「生涯結婚する気も出産する気も一切ございませんので

  そういった点で会社にご迷惑をお掛けする事は

  無いかと思います」

 

 

ばーかばーか!!!

 

質問する相手間違えてんだよばーかばーーーか!!!

 

 

もうこの時には私は既に

「生涯独身を貫くぞ!」

と決めていたので

答えなんて決まりきっていたのだ

 

 

しかし

この答えに今度は面接官たちが一斉に動揺した

 

 

こんな返答をした人は初めてだったのだろう

 

 

面接官「そ、そうなんですか・・・?」

 

中年「おっほ・・・(笑)」

 

偉そう「そんなの分からないじゃない

    先の事なんて分からないでしょ」

 

私「自分で決めている自分の将来の事なのに

  分からない

  という事は無いと思うのですが」

 

偉そう「・・・うちには若くてそこそこかっこいい営業マン

    たくさん居るよ?」

 

 

・・・・・・・・・え?

 

 

偉そう「結構社内でデキちゃって

    みたいなのもあるけどね?

    せっかく育てた事務員がそれで辞めちゃうんだよ」

 

私「・・・あ・・・はぁ・・・そうなんですか

  それは・・・大変ですね・・・?」

 

 

何?

 

何それ?

 

どういう情報???

 

ちょっとよく分からないんだけど

それを聞かされて私はどうしたら良いの?

 

 

偉そう「そうならないとは限らないでしょ?

    綺麗な顔してるし

    そのうち誰かと付き合ってけっこ」

 

私「私に限ってはそういった事は無いですね」

 

中年「え、絶対なのそれ?」

 

私「絶対に、ですね」

 

 

ここで

 

 

全員黙った

 

 

この面接

15~20分くらいやったのかなぁ?

 

もっと色々な質問をされて

そこは何度か記事にしていたんだけれど

最初の5分くらいで私の採用は満場一致で決まっていたらしく

 

後の10~15分は

もう何だろう

他の人達にもするような質問だとか

 

偉そうな人が興味本位で質問をしてくるだけの時間だったっぽい

 

 

でもこの質問は

今の時代だったら完全にセクハラでしょう!!?

 

 

子供が居るお母さんも面接で嫌な質問されて困る

って事があるらしいけれど

 

子供が居なかったら居ないでこういう質問されるんだよ!

 

 

皆変な質問されて困る

それが面接ってもんなんだよ!

 

今も昔も

痛くも無い腹を探られるのが面接なんだよ・・・!!!

 

 

 

ただ

この時居た偉そうな人(実際偉かった)に私は大層気に入られ

よくご飯をご馳走して貰った

 

 

月一くらいかな

 

高級焼肉店へよく連れて行って貰っていた

 

 

そしてそこでその偉そうなおじさんは

お酒が入って無限ループ状態で

いつもこう語っていた

 

 

偉そう「面接の時のルカは良かったよなぁ~!

    こいつ自分が女だって自覚あるのか!

    って思ったねあれ!!!」

 

私「・・・・・・・・・・・・」

 

 

女だから結婚して出産するのが当たり前

みたいに言わないで貰いたいな・・・

 

 

生物としては種の保存は当然だし

なんなら生きているうえで最も重要な物なんだけれど

私みたいな例外だって居るんだよ・・・

(今から10年以上も前なので

 その時はまだ異質扱いされていたし

 周りも非常にうるさくあれこれ言ってきた)

 

 

ただ自分が

生物の本能という部分に大きなエラーを起こした個体

みたいなもんだと理解しているので

強く反論する事も出来ない

 

 

私だって若い頃は自分が

普通に結婚して普通に出産して家族を築く人生を送る

と思っていたよ・・・!

 

それがどこでどうして「独り身最高!」になったのか

よく分かんねぇんだよ・・・!

 

 

偉そう「もっと男に愛想よく可愛くして

    結婚して子供産めばいいじゃないの~」

 

 

こいつ

ぜってぇいつかセクハラで訴えられるに違いねぇ・・・!

 

 

 

そう思っていた矢先

 

セクハラ・パワハラ圧迫面接で出向になった

あの偉そうで

本当はただの老婆心でのお節介だったであろうおじさんの事は

 

なんだか一生忘れられない気がする・・・!