なんっか腑に落ちねぇな!

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

えーちょっと前に

実家の母から「レジン」と「ビーズ」の本を貰った

 

というお話を記事にしたのですが

 

 

あれから私

 

 

実は

 

 

悔しくて堪らなかった・・・!!!

 

 

母に対して感謝さえすれど

一体何が悔しいのか

ってお話なんですけど

 

 

あの本を

「これから学べるものなんてねぇよ」

と思ってテーブルの上に放置していたんだけれど

 

ふとした手持無沙汰の時に

ペラペラとページをめくってみたんですよ

 

 

あの

 

レジン作品の雑さよ・・・!!!

 

 

枠からレジン液がはみ出したまま固まっていたり

表面がぐちゃぐちゃしていたり

 

それを見ながら思い出した

 

 

母はこれを私に渡す時

「これ見て勉強するといい」

と言っていたのだ

 

 

 

・・・はぁあ?

 

こんなの

レジン遊びを始めた初日やら2日後には卒業してますけどぉ!?

 

 

 

私は元々

何かを作ったり始めたりする時に

全く知識を頭に入れない状態で始める事が多い

 

習うより慣れろスタイル

 

 

人や本から習ってしまうと

先入観のような物が植え付けられて

それ以上を目指すのが困難になるどころか

 

型にはまった物の考え方から抜け出すのが難しくなる

 

 

だから敢えて本やネットでは調べずに

自分なりにあれこれ考えて練習してきたけれど・・・

 

 

 

本を見る限り

あの判断は正しかった

としか言えない

 

最初にこういった本やら知識を与えられていたら

むしろレジンでの作品作りに

それほど魅力や可能性を感じなかった可能性すらもある

 

 

って言うか

 

これを見て「勉強しろ」って・・・

 

 

 

 

この程度(またはそれ以下)だと思われてるんですか・・・!!!?

 

 

多少の謙虚さは持っているはずの私だけれど

さすがにこれ渡されて勉強しろなんて言われると

ムッとくるものがある

 

これよりは絶対マシだよ!!!?

 

 

 

よくよく考えると私

 

ガラス工房の時もそうだったけれど

 

 

完成品を母にプレゼントした事ってあまり無いんですよね

 

 

大概が試作品や失敗作の中で

そこそこ良いけれどお金は取れねぇ!

みたいな物だった

 

お金が取れないから

ガラス工房で働いていた当時は

従業員に配布していたんですよ

 

「ガラスではこんなのも作れますよ~」

という事をアピールする為に

従業員がそれぞれ身に着けて仕事をするスタイル

 

あれこれ試作品を作ったり

新しい商品を開発する人は

私とそれ以外には2人くらいしか居なかったんだけれど

 

それでも私が導入した立体的な作品に関しては

慣れない人が作ると失敗の確率が非常に高くて

従業員全員がもう既に持っている

という状態に陥った

 

 

そういう時は

仕方ないからパーツだけ自腹で購入して持ち帰る

 

 

そうやって持ち帰った物をよく母に渡していた

 

 

要するに・・・

えーっと

 

ゴミを渡していた訳ですね!!!

 

 

酷い!

 

 

正直

作家さんが作った美しい十数万円のランプを

値段なんかは一切秘密にしてプレゼントして

(今だと3倍以上の値がつくほどの人気作家になっている)

 

「掃除機かけてる時に木っ端みじんにしちゃった!

 え?これ高いやつだったの?

 一応テープで貼って繋げたけど?」

 

と言ってきやがった母に

どんなに素晴らしい物を贈っても

意味なんか無いと思っていた

 

 

テープでベトベトになったランプを見た時は

もう笑うしか無かったもんね

 

怒りを通り越して

腹抱えて笑った

 

 

この人の手にかかれば

どんな芸術作品もゴミ同然か!!!

 

 

ミーハーな母は

「この作家の作品は凄いんだぞ!高級品なんだ!」

みたいな事を言われれば

とっても素直に

「それがこのお値段!?

 じゃあ買います!

 じゃあ大事にします!」

と言われるがままにその価値を信じて疑わないけれど

 

あんまりこう・・・

 

美的センスとかは・・・

 

 

無いと思うんですよね・・・

 

 

 

私自身もセンスの有無については自信が無いけれど

 

母は多分本当に分かっていない

 

私よりも全然分かっていない

 

 

どんなに

「こりゃー完璧な美しさ!」と思う物を作って

母に見せたとしても

 

どんなに

「これはこれからきっと伸びる作家の作品だぞ!」と思う物を

母に見せたとしても

 

「へぇー・・・

 これどうするやつ?」

 

とか言われちゃう

 

 

泣いちゃう

 

 

もういいよ!

持って帰るからぁぁぁーーー!!!

 

 

もうあんたになんか見せてあげないんだからぁぁぁーー!!!

(若い頃の私)

 

 

 

結果

 

私の母は私が普段どんな物を作っているのか

これまでどんな物を作っていたのか

どの程度の技術を持っているのか

 

誰よりも全く知らない人になってしまっている気がする

 

 

母が知っているのは

 

私がガラス工房で最初に制作して失敗した

花を挿すと倒れる花瓶やら

 

釜で焼く時間調整を誤ってデロデロになった薔薇やら

 

最初に色の配色やら硬化を試した

レジン玉の数々でしかないのだ

 

 

 

その末の

この初歩中の初歩なレジンの本なのだろう

 

 

「これ見て勉強しなさい」

 

 

 

う、うん

ありがとう・・・

 

 

私には

眼鏡のフレーム型のネックレスを作るような

奇抜さが足りないって事かな・・・?

 

 

本をペラペラとめくりながら

煎れたお茶をすすり

 

頭を抱えた

 

 

一度出来上がった物を母に見せる必要があるのだろうか・・・?

 

 

じゃないとまた

こういう本を買って来てしまう可能性が

あるんじゃなかろうか・・・?

 

 

いやいやそれより何より

心の中で悔しさが凄い勢いで寄せては返している

 

 

この悔しさを・・・

 

払拭したい・・・!!!

 

 

 

という訳で

 

先日実家に

私が過去に作ってメルカリで販売し

売れ残っている商品やら

最近試作をしてみたものの

販売するにはあまりに手が掛かり過ぎた物を持って行った

 

 

私「手袋を装着して下さい」

 

母「え、なに」

 

私「私は今から

  私のプライドを守る為に

  あなたに私の作品を見て貰おうと思います

  だけど汚す訳にはいかないので

  手袋をはめてください」

 

母「なんでも鑑定団みたいだね」

 

 

袋に入った作品を

1つずつじっくり見て行く母

 

 

母「へぇー・・・」

 

私「へぇーじゃないんですよ!

  どう思います!!!?

  あの本を私に渡して来た時

  私は大層悔しかったんですよ・・・!?

  あの人がどういうつもりで本を出したか知らないけど

  さすがにあれには私負けてませんから!?」

 

母「うん(半笑い)」

 

私「あの本を渡されて「勉強しなさい」と言われた時の

  私のあの悔しい気持ちが分かりますか!?

  これを見て

  悪かったなぁ~申し訳ないなぁ~と思いませんか!?」

 

母「これ買う」

 

私「えっ」

 

母「あたしの分と

  人にあげるやつ買う」

 

私「えっ?

  あ、はい、どうも」

 

母「これも良いね・・・

  へぇー・・・」

 

私「こ、こんなのもあるけど?」

 

母「あぁ~これも良いんでしょ~!

  でもこれだとあたし使い道無いから・・・」

 

私「これは試作品で作ったやつだから

  あげてもいいけど・・・?」

 

母「うん貰うわ

  あぁー綺麗なんでしょー・・・

  ふぅーん・・・」

 

 

そう?

 

欲しくなる?

 

へぇー!

 

あそー!?

 

へへへっ!(すっかり上機嫌)

 

 

母「じゃあこれお金」

 

私「まいどー!」

 

 

悔しさを晴らす為にやって来た事を

すっかり忘れて上機嫌でお金を受け取る私

 

 

ややしばらくして

 

 

ハッとした

 

 

私「違う違う違う違う!!!?

  うっかりしてた!

  そうじゃなくて!

  あの本で勉強しろって言った事

  失礼だったと思いません!?」

 

母「・・・・・・・・・

  申し訳ございませんでしたぁぁ!!!」

 

 

よっし・・・!!!

 

 

母「あんたの事だからこれだけ集中してるし

  何か凄い事やってんじゃないかな

  って思ってたけど

  見た事無かったからよく分かってなかった

  確かにあの本は・・・酷かった・・・!」

 

 

そうでしょうそうでしょう!!!?

 

 

さすがに枠からあんなにだらだら液垂れしたまま固めて

ほーら素敵でしょう!?

なんて事はやらないよね・・・!

 

 

 

そしてその後母は

 

私から購入した物や

私があげた試作品を

 

 

 

ラクタのような

・・・いやガラクタだ

 

ちょっと綺麗な模様の石ころなんかが物が入れられた箱に

 

 

じゃらじゃらっと乱雑に突っ込んだ

 

 

 

 

・・・・・・・・・・え?