二度と行かないって決めたんです

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

今年ももう12月

 

一年一年があっと言う間に過ぎて行きますね

 

 

という訳で

そんな時期にぴったりのご質問を頂きました

 

 

『初詣には行かないの?』

 

 

これは以前にも

同様のご質問を頂いた事があるような無いような・・・?

 

 

答えは

 

 

『行かねぇ!!!』

 

 

ルカ家って元々そういった風習に従っていなかったんですよね

 

お盆にお盆らしい事をした事も無いし

ひな祭りも子供の日も無かった

 

あったのはクリスマスとお正月くらいなもんなんだけど

 

クリスマスは

母がギラギラしたものが好きなので

しっかりクリスマスツリーを飾っていて

私が「サンタって親じゃん」と大分早い段階で

気付いてしまうまでは

ちゃんとプレゼントらしいプレゼントも貰っていた

 

気付いて以降は現金だったけどな!

 

ケーキもあったし

それなりに料理も豪華だった気がする

 

 

お正月は

親戚の家で凄い料理をごちそうになっていた

 

母の兄なのかな?

 

そのお宅が大層料理上手で

とんでもない量のおせち料理を作るんですよ

 

それを食べに行くのが恒例行事になっていた

 

集まっていたのは3~4家族くらいだったのかな?

 

 

ただ・・・

たまに凄い物がそのおせちの中に入っているんですよね

 

 

エスカルゴとかキャビアとかフォアグラとか

「ここ以外ではお目に掛れない食材」が入っていた

 

私の一番のお気に入りはエスカルゴ!

 

タツムリがどうしてあんなに

弾力のある食感になるのか分からないけれど

バターとパセリで味付けされたエスカルゴはとっても美味しかった

 

当時はまだ幼稚園児なので

キャビアやフォアグラの美味しさは全く理解出来ず

・・・いや

多分あれ今でも無理かも知れない

 

 

そのお宅でおせち料理を食べた後は

自宅に帰って

今度は母がお雑煮を作り

父が年越し蕎麦を作る

 

素敵なお正月でしょう?

 

 

だけどここから

私にとっての地獄が始まるんだ・・・!

 

 

ルカ家では毎年年末年始に

「賭け事」が始まる

 

 

花札

トランプのカブ

 

 

これで

 

お年玉を巻き上げられる

 

 

最初は10円玉でやっているんだけれど

白熱してくると100円玉に代わり

500円玉に代わり

 

気付けばお年玉は消えて無くなる

 

 

誰が強いって

 

母が強いんだ・・・!

 

 

さすがギャンブルの神に愛された女だよ・・・!

 

 

あれは実に素晴らしい現金回収システムだったと思う

 

そうだよね

私達子供がお年玉をもらうって事は

母もよその子供にお年玉を配るって事だもんね

 

ここで帳尻合わせないと

決して裕福とは言えなかったルカ家の家計は火の車だもんね

 

 

ちくしょう・・・!

 

勝ちたかった・・・!!!

 

 

 

年始はだらだら過ごして終了である

 

 

初詣なんて行った事が無い

 

 

初詣って一体何する所なの?

くらい知識が無い

 

 

どうやら初詣では

一年の感謝を捧げたり

新年の無事と平安を祈願するものらしいですね

Wiki参照)

 

これを見ると

何故ルカ家が初詣に行かなかったのか

一気に謎が解ける

 

 

 

 

信じてねぇもんな・・・!!!

 

 

母も私もそうなんだけれど

自分の身に起こる事は全て自分の行いの結果であって

神がどうこうとか関係ねぇ!

という認識なので

 

神に祈ってどうなるもんでもないので

祈る必要が無いと思っているのだ

 

 

まぁそうは言っても

究極にお腹が痛くてトイレで苦しんでいる時

「くぅぅっ・・・神様ぁぁぁ・・・!!!助けてぇぇ・・・!!!」

とか思う時もあるんだけど

 

 

同様に

死後の世界なんかも一切信じておらず

 

死んだ人間に今更あぁだこうだしてどうなる

後悔だのなんだのは生きてるうちにちゃんとしなかったからだろ

 

なんて考えがある

 

だからお盆も何もしないんだろうなぁ

 

 

見る人が見たら『ばち当たり!』と思われそうだけれど

 

人間生きている間に

常に後悔が無いように出来る限りの事をして

精一杯生きましょう!

全ては自分の行い次第だよ!

 

という母の考えに

私は大いに賛同しているし

私自身もそう考えている

 

 

神も仏もあったもんじゃないのがルカ家である

 

 

ただ

小学生の高学年の頃に

たった一度だけ当時の友人に誘われて

初詣に行った事がある

 

近所の神社だったかな

 

深夜遅くに家を出て

くっそみたいに寒い中を歩いて待ち合わせ場所へ行き

くっそみたいに寒い中友人を待ち

くっそみたいに寒い中神社へ向かった

 

 

ほんと

 

すっごい寒いの!!!

 

 

北海道の真冬の深夜1時とかなんて

マジで鼻水すらも凍るレベルだから!

 

 

顔面が寒さでヒリヒリ痛くて

耳が取れて落ちそうなほど痛む

 

 

なんだこれ・・・!

 

苦行かよ・・・!!!

 

 

そんな思いでようやく神社に辿り着き

見上げた私は絶望した

 

 

こんな

 

テッカテカになった階段上るの・・・?

 

 

恐らく神社の人が

初詣に来る人の為に除雪をしたのだろう

 

だけど

 

それが結果として階段をより恐ろしい物体に変質させていた

 

 

ホームアローンに出て来る

テッカテカの階段じゃねぇか・・・

 

 

必死に中央の手すりにつかまりながら

両足をずるずる滑らせながら階段を上って行く私

 

 

こえぇ・・・!!!

 

ここで足を滑らせて転落したら

本当に死ぬやつだ・・・!!!

 

 

だけど

命綱とも言える手すりは鉄製である

 

手袋越しでもその鉄の冷たさが伝わって来て

長く掴まっている訳にもいかない

 

 

何これ・・・!?

「初詣一緒に行こう」って誘われた時

一度も経験した事が無いからわくわくしてたけど

初詣ってこんな恐ろしいものなの・・・!?

 

私にはまだ早かったです!

 

というか一生無理ですーーーー!!!

 

 

何度も心が折れそうになりながら

ある一つの不安を出来るだけ考えないようにして

 

ようやく長い階段を上り終えると

 

そこには小さな神社がポツンと建っていた

 

 

右側には

しっかり窓が閉め切られた

明らかにぬくぬくな小屋があり

その中には年配の女性が一人

 

 

友人に習って

上からぶら下がっている鐘(でっかい鈴?)を鳴らし

手を合わせて目を閉じる

 

 

・・・・・・・え?

 

 

これは

 

何を考える時間?

 

 

当時ネットがあればすぐにでも調べただろう

 

これは何をする時間なんですか・・・!?

 

 

横目でちらちらと隣の友人を確認し

友人が身体を起こした瞬間

 

私も目をカッと開いて身体を起こした

 

 

そして

 

おみくじを引いた

 

 

友人「じゃあ帰ろっかー!」

 

私「・・・・・・・・・・」

 

 

え・・・・・・・っ?

 

 

これだけ・・・?

 

 

温かい所で食べ物を食べたりとか・・・

そういうの無いの・・・?

 

 

こ・・・これだけの為に

私はこんな寒くて険しい道のりを必死に歩いて来たのですか!?

 

 

マジかよ!!!

 

初詣って修行かなんかなの!!?

 

 

つま先が凍りそうなほど冷たいし

もうどこもかしこも感覚が無くなりそうなほど

冷え切ってるんですけど!?

 

 

 

そして私達は帰路につこうと

 

 

ついほんの少し前に

必死に上って来た階段の前に立った

 

 

上から見るとなお一層テッカテカーーー!!!

 

 

階段を上りながら

必死に考えないようにしてたけど

 

 

行きより帰りの方が圧倒的に命がけじゃねぇか・・・!!!

 

 

 

ちなみに

 

私は一度も転ばずに階段を降りられたけれど

 

 

友人は一度転んで

20段くらいを凄い勢いで滑り落ちて行き

とてもじゃないけれど自分の身も危険過ぎて

助けられる状況じゃなかった

 

 

 

え?

 

ねぇ

毎年家族で来てたけど

今年は家族と来られないから私を誘ったって言ってたけど

毎年こんな思いしてたの?

 

健康祈願で怪我してどうすんの?

 

元も子もないってこういう時に使う言葉だよね?

 

 

友人「お尻痛い・・・!!!(涙目)」

 

 

 

お前もう初詣来るのやめろよ・・・!!!?