犯罪には向いている

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日ふらっとお寿司を食べに行きました

 

 

たまに無性に食べたくなるんですよね

 

この時期だと(いや若干遅いけど)生サンマが最高!

 

 

行ったのはちょっとお高い回転寿司屋さん

 

回らないお寿司屋さんでもよかったんだけれど

さっさと食べてさっさと帰りたい!

という衝動が強くて回る方に行った

 

寒いんだもん

 

北海道もう完全に冬なんだもん

 

美味しい物バクバク食べて

さっさと暖かい家に帰りたかったんだもん

 

 

お昼時だった事もあってか

既にカウンターはほぼ満席状態

 

私はおひとり様なのに

テーブル席へ案内された

 

 

そのテーブル席なんだけど

レーンからかなり離れた場所にあり

 

タッチパネルで注文をしましょう!

というシステムだった

 

タッチパネルで注文をすると

そのテーブル席専用のレーンに商品が流れて来る

 

注文していない商品はほとんど流れて来ない席

 

 

さっさと食べてさっさと帰りたいから

何なら今日は多少鮮度について我慢をしてでも

レーンに流れている物を食べよう

と思っていたけれど

 

もうこの時点で私の予定は崩れた

 

 

テーブルに用意されていたタッチパネルを手に取り

おしぼりで綺麗に拭いてから

 

いざ!

注文!!!

 

 

と思ったけれど

 

メニュー画面を開けない

 

 

人差し指で何度ボタン部分をタッチしても

画面がスタート画面から切り替わらない

 

 

なんだこれ・・・

 

反応鈍いな・・・

 

 

タッチペンが無いか辺りを見回すが

どうやらそういった類の物は存在していないらしい

 

 

仕方なく

今度は中指でタッチしてみた

 

 

すると

 

5度目くらいのタッチでようやくメニュー画面へ進んだ

 

 

なんだもう!

反応が鈍いなぁ!

 

てきぱき進んでくれよ!

 

 

ただでさえお腹がグーグー鳴っていて

もう全然待てない!

という状態なのにとんでもないお預けを喰らった気分である

 

 

メニュー画面の最初のページから

「本日のお勧め」の画面へ進もうと

中指でポン!

 

・・・ポン!

 

・・・ポン!!!

 

ポポポポポポポポン!!!

 

 

進まない

 

 

人差し指でポン!

 

・・・ポン!

 

・・・ポン!!!

 

ポポポポポポポポン!!!

 

ギューーーーーーッ!!!

 

 

進まない

 

 

薬指でポン!

 

・・・ポン!

 

・・・ポン!!!

 

ポポポポポポポポン!!!

 

ギューーーーーーッ!!!

 

ポーーーーーーンーーーーー!!!

 

 

くっそ!

 

腹立つなぁ!

なんだこれ!!?

 

 

思わず周りの席を見渡す

 

他の席の人達は

何ら問題無くタッチパネルを操作している模様

 

 

・・・へぇ・・・

 

あ・・・そう・・・ですか・・・?

 

 

もしかしたら指先がカッサカサとか

指先がひんやりしているのが原因かも知れない

 

 

そう思った私は

温かいお茶が入った湯飲みを手に持ち

しばらく待機した

 

 

そして

 

人差し指でポン!

 

 

ようやく進んだ!

 

やっと本日のお勧めだよ・・・!

長い戦いだったぜ!

 

どれどれ

八角のお寿司かぁー!

これ絶対美味いやつだ!

 

まずはこれ!

 

ポン!

 

これをー1皿!

 

ポン!

 

・・・ポン!

 

・・・ポン!!!

 

ポポポポポポポポン!!!

 

ギューーーーーーッ!!!

 

ポーーーーーーンーーーーー!!!

 

 

いんぎぃぃぃーーーー!!!

 

 

30回くらいタッチして

ようやく1回反応するかしないかのそのタッチパネルのお陰で

 

私は

 

食べる事よりも注文する事に必死だった

 

 

お腹が空いてペコペコで

今すぐにでも食べたい・・・!

 

なのにそもそも注文がままならないってどういう事だ!

 

 

最初に注文した商品が手元に届き

それを食べてから

ずっとタッチパネルと格闘

 

食べたい物は決まっているのに

注文が出来ない・・・!

 

 

そうこうしている間に

何かもうお腹の空きが無くなって来た気がする・・・!

 

 

いつもだったら

回転寿司の時は

12~15皿くらいを10~15分くらいで食べて

さっさと店を後にするのに

 

20分経っても私が食べたお皿は

5枚ほどだった

 

 

タッチパネルの操作に疲れ切って

呆然と正面を見つめていると

 

ようやくそこに店員さんが通りかかった

 

 

今まで皆忙しそうで声を掛けにくかったけど

今がチャンスだ!!!

 

 

私「あ!すみません!」

 

店員「はいー!」

 

私「タッチパネルが反応しなくて困っているのですが」

 

 

店員さんの目の前で

必死にポコポコと画面を叩いて見せる

 

 

店員「そうでしたか

   少々お借りしますね」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

店員「どちらの商品を注文いたしましょう?」

 

私「あ!このトロ3貫乗せを!」

 

店員「かしこまりました」

 

 

私のすぐ目の前で

指で画面をタッチする店員さん

 

ポン!

 

すると

すぐに次の画面に切り替わった

 

 

・・・・・・・・え?

 

 

更に

 

 

店員「一皿でよろしいですか?」

 

私「はい」

 

 

ポン

 

 

注文が完了した

 

 

 

・・・・・・・・・・・え?

 

 

店員「えっと・・・

   指の指紋がある部分でタッチして頂くと

   反応しますので

   やってみてください~」

 

私「あ、どうも、ありがとう、ございました・・・?」

 

 

去って行く店員さんを

悲しい気持ちで見送り

 

テーブルに置かれたタッチパネルに目線を落とす

 

 

さっきの店員さんがやっていたように

人差し指の指先の真ん中辺りで・・・

 

 

ポン

 

・・・ポン!

 

・・・ポン!!!

 

ポポポポポポポポン!!!

 

 

うん・・・・・・

 

分かってたけどさ・・・

 

 

 

そして

両手を広げて

手の平をじっと見つめた

 

 

 

私の指

 

 

寿司屋で働いていた辺りから

 

 

 

ほぼ指紋が無いんですけどーーーーー!!!?