思わず咄嗟に隣を見た

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

通っている歯医者さんから電話がかかって来た

 

 

女性「本日4時半からのご予約でしたが

   4時から来て頂く事は出来るでしょうか・・・?」

 

私「はい!」

 

女性「そうですよね・・・え?」

 

私「じゃあ16時に伺います!」

 

女性「・・・あ!そ、そうですか!!!

   ありがとうございます!」

 

 

ただの予約時間の変更依頼だったんだけれど

どうやら断られると思っていたらしく

とてつもなく驚いた様子だった

 

 

大丈夫だよ!

 

だって私

 

 

ぷー太郎だから!!!

 

 

もうあれだよね

断る理由が無いよね

 

24時間自分の好きな時に

好きな行動を出来る環境下で生きていて

たかが30分時間がずれるくらい

どうという事でもない

 

 

15時55分に歯医者へ到着すると

 

 

女性1「ルカさん・・・!

   お時間ずらして頂いて申し訳ありません!」

 

女性2「あぁっ!ルカさん!

    ありがとうございました!」

 

先生「あ!ルカさん!

   ごめんなさいね!

   いやほんと申し訳ない!

   ありがとうございます!」

 

私「・・・・・・・・!!!」

 

 

たかが30分

時間をずらす事に応じただけでこの有り様である

 

 

先生まで!?

 

先生までわざわざ受付に出てきて御礼言っちゃう!?

 

 

すっごいなこの歯医者・・・!

 

 

この日はようやく

以前の歯医者で根の治療をした部分のやり直し作業

 

 

これでようやく私は

左下の歯茎の腫れから解放されるんだ・・・!

 

 

すっかりこの歯医者さんを信頼してしまっており

麻酔を打たないまま削られても

これっぽっちも力む事無く

だらぁーんとして口を開けて寝転がっているだけだった

 

「もう好きにして」状態

 

 

最後の辺りで

被せる歯の形を綺麗に整えている助手さんと

色々な会話をしていた所

 

 

女性「そういえばまた最近も

   〇〇歯科さんから移った患者さんがいらっしゃって」

 

私「あぁーやっぱりですか?

  多いんですか?」

 

女性「私はまだここに来てから

   5年くらいなんですけど

   その間ずっとたくさんの方が

   移っていらっしゃってますねぇ・・・」

 

私「私があっちの歯医者さんに行っていたのも

  5年くらい前ですかねぇ・・・」

 

女性「あそこ

   働いている方や先生が

   コロコロ変わるんですよねぇ」

 

 

え?

 

そうなの?

 

 

女性「つい先日も先生が変わったんですよ」

 

 

は!!!?

 

 

女性「その前の方も2年居たか居ないかですかねぇ」

 

 

え!!!?

 

そうなの!?

 

 

じゃあじゃあ

私が前に治療して貰った若い兄ちゃん(先生)も

とっくに居なくなってたって事!?

 

あの若い兄ちゃんに治療されたら

歯が何本あっても足らないわ!

って思って避けてたけど

あの若い兄ちゃんはすぐに居なくなったって事!?

 

 

女性「助手さんとかも入れ替わり激しいんですよ・・・

   あまり評判も良くないようですし

   何だか変だなぁって・・・」

 

 

変だよね!!?

 

 

でも

なんか理由は分からないでもないんだなぁ・・・

 

 

私が以前行っていた歯医者さんは

とてつもなく腕の良い院長先生が長年やっていた

 

私もその先生には何度も治療して貰っており

いつもとても良い気持ちで治療を終えていた

 

 

・・・が

10年程前にその先生が引退し

運営だけはその人がそのまま仕切りつつ

その人のご夫人を受け付けに配置

 

実際に治療を行う先生は

雇う形で『院長先生』として入れる事になったのだ

 

 

何が問題かって

『ご夫人』である

 

 

んまぁーーー癖の強そうな(いや、強い)人なんですよ!

 

よく喋るんだこれが!

 

そんなに喋り続けてあんた

ラジオ番組の担当でも持ってるんですか?

ってくらい喋る

 

喋るのが仕事みたいな勢いで喋る

 

 

その内容が

 

大体全部『ホワイトニングの宣伝』に繋がる

 

 

『好きな食べ物の話題』→『ホワイトニングの話』

 

『趣味の話題』→『ホワイトニングの話』

 

『今話題の芸能人の話題』→『ホワイトニングの話』

 

 

どんな内容の会話をしていたとしても

最終的にはしっかりホワイトニングの宣伝に持って行く

 

 

すげぇスキルだよ!!!?

 

こっちから「これは無理だろ!?」

って話題を振って話を逸らしても

確実に最後はしっかりホワイトニングの宣伝に持って行くとか

頭の回転が良いにもほどがあるし

 

徹底し過ぎててほんと嫌

 

 

どっかから大金貰って宣伝してんじゃなかろうか

 

 

 

でまぁ本当に大金を掴んだんでしょうね

 

 

以前まではこじんまりとした

小さな歯医者さんだったんですが

 

改築してすげーゴージャスになった

 

 

個室完備

 

機械なんかも最新式の物を設置ですって

 

 

それら全てを取り仕切っているのは

他の誰でもないご夫人である

 

 

「この機械もこの機械も

 最新式の物なんですのよ!?

 あたくしがしっかり選んで!

 患者様の事を考えて!

 導入いたしましたのよ!?

 たーいへんだったんですからぁー!」

 

って言ってた

 

 

 

この人と一緒に働くの

 

 

絶対辛い

 

 

働いている人達の入れ替わりが激しい

という話を聞かされても

なんら疑問に思う所が無い

 

間違いなく原因はあの人だろうなぁ・・・

 

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

女性「患者さんとしても

   先生があまり頻繁に変わられると

   安心して任せられない

   って気持ちになりますよね」

 

私「そうですねぇ・・・」

 

 

・・・・・・・ん!?

 

この歯医者さん滅茶苦茶良い!

今後ずっとここに通う!

 

って思ってたけど

そう言えばここの先生も大分高齢だよねぇ!?

 

ここの先生は後何年くらいイケるんでしょう・・・!?

 

 

女性「少しでも皆さんに

   良い気持ちになって帰って頂けると良いんですけど・・・」

 

私「!!!!!

  いやもう最高ですよ!?

  アイスをね!?

  こんなにバリバリ食べられたのなんて

  本当にもう5~6年ぶりなんですから!

  こんなに幸せな事なんて無いですから!

  感謝しています!」

 

女性「そうですかぁ~?

   それなら良かったですー!」

 

 

うん

 

今日も可愛い

 

 

私「気付いたんですけど

  この歯医者さんでは

  溺れないなって思ったんですよ」

 

女性「・・・・・・おぼれ・・・?」

 

私「今まで行っていた歯医者さんは全部

  治療中に溺れそうになるんですよね」

 

女性「・・・お水でですか?」

 

私「違うんですよ・・・

  治療して削っている時とかって

  助手さんとか先生が

  バキュームみたいなので

  口内の唾液吸い取ってくれるじゃないですか」

 

女性「あぁ!」

 

私「あれがこの歯医者さんだと凄い絶妙で

  全く唾液が溜まらないんですけど

  他の歯医者さんでは滅茶苦茶溜まるんです・・・!

  喉の辺りまで唾液が溜まってゴボゴボなるんですよ

  「あぁっもうっ!もう飲み込まないと溺れ死ぬ!」

  ってなるんですよ」

 

女性「えぇ~!?」

 

私「このままじゃ陸で溺れ死んでしまう!

  って思って口開けたまま喉の奥だけ使って

  必死に唾液を飲むんです

  色々削ってきっと破片とか混ざってるから

  絶対飲みたくない感じなんですけど

  溺れ死ぬくらいならと思って飲み込むんです」

 

女性「つらいー!」

 

私「そうなんです

  辛いんです

  歯医者さんは辛い場所だと思っていたんです

  目をかっぴらいて

  溺れそうになるのや痛みと闘う場所だと思っていたんです」

 

女性「それは・・・先生とか助手さんが

   あまり・・・あれなんですかねぇ・・・」

 

私「そしてそのせいで

  気付いてしまった事があるんです」

 

女性「はい?」

 

 

そう

 

私はこの歯医者に通い始めてから気付いてしまった

 

 

私「歯を削った時とか

  詰めたところ削った時とか

  その後口をすすいだら

  めっちゃ汚いのいっぱい出るじゃないですか」

 

女性「あぁーそうですねぇ」

 

私「今まであんなの出た事無かったんですよ」

 

女性「え」

 

私「今までこういうの全部飲み込んでたんだな!

  だから今までは口すすいでも出てこなかったんだな!

  って気付いちゃったんですよ・・・!!!」

 

女性「あぁぁぁ・・・!」

 

私「もう怖くて他の歯医者さんへは行けないです!」

 

女性「それは・・・何て言うか・・・

   色々お話聞いてると・・・

   トラウマになりますねぇ・・・」

 

 

そう!!!

 

トラウマだよ!!!

 

 

そしてそんな

和気あいあいとした雰囲気の中

私の隣の席で治療を受けている真っ最中の子供(男の子)が

付き添いで来たお父さんと

もう一人の助手さんにクイズを出して遊んでいた

 

 

少年「次に言う中で一番面積が狭い都道府県はど」

 

父「志村けん!」

 

 

!!!!!?

 

 

少年「・・・ちょっとぉ!

   まだ問題最後まで言ってないじゃんっ!」

 

助手「少年君はたくさんの事を知ってて

   本当に頭が良いんだねぇ!」

 

父「ユーチューバーになればいい」

 

少年「動画見るのは好きだけど現実的じゃないー!」

 

助手「本当に賢いなぁ!」

 

 

いや

 

待って?

 

 

問題言い終わる前も何も

都道府県はど(こでしょうか)」

までしか聞いていないのに

完全にそれに被せて

 

志村けん』ってダジャレが咄嗟に出たお父さんの方が

すっげー賢いと思うんですけど!!!?