よく喋った日 ~その1~

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

珍しく12時から歯医者の予約が入っていた

 

 

いつもは午後なんですよね

 

 

12時から歯医者ってなかなか難しい

お昼ご飯は食べてから行くべきか否か・・・!

 

 

だけど私は

悩んだ結果

昼食を食べずに歯医者へ行く事にした

 

だけどその前にちょっとお買い物!

 

 

せっかく天気も良い事だし

いつも行く市場へ足を運ぶ事にした

 

魚屋さんで美味しそうな八角とタコを購入し

八角は下ごしらえが大変だけど滅茶苦茶美味い!)

 

週一ペースで行く精肉店に行った

 

 

私「今日はねぇー

  塩ホルモン300とー!」

 

お兄さん「あいよ!」

 

私「うわー悩むなぁー

  このステーキ肉も買っちゃおうかなぁ!」

 

お兄さん「あいよ!後は?」

 

私「手羽先はこの間食べたばっかだし・・・

  しゃぶしゃぶ用の黒豚500!

  以上で!」

 

お兄さん「姉さん最近早い時間によく来るようになったね!

    前は夕方とかぎりぎりの時間だったっしょ!」

 

私「あ、そーなんですよ

  私今ぷー太郎なんです

  市場はやっぱ早い時間の方が

  珍しい物とか多くて好きなんだけど

  働いてた時はなかなかねぇー!」

 

お兄さん「ぷー太郎って

    働いてないの!?」

 

私「もう7月中旬頃からのんびりやってるんですよー

  12月までには仕事見付けないとなぁって」

 

お兄さん「うち!バイト募集してるよ!?」

 

私「バイトだけじゃ食ってけねぇや」

 

お兄さん「だよねぇーーー!

    あいよ!じゃあ今日5%引きの日だから

    1,136円ね!」

 

 

バイトかぁ・・・

 

って言うかこの間

ここに肉卸してる会社逃したばっかなんだよなぁ・・・

 

どこもかしこも人手不足だわぁ・・・

 

 

歩いていても

「アルバイト・パート募集!」

「スタッフ募集!」

とでかでか書かれた張り紙が

あらゆる場所に貼られている

 

 

人口に見合わない求人の量だ・・・!

 

 

市場を堪能した後は

薬局へ行ってお買い物

 

 

この辺りだとここでしか売ってない

カリカリ梅が最高に美味しいんだよねぇ!

 

教えてくれたSさんに感謝だなぁー!

 

 

店頭に並んでいた分全てをカゴに放り込み

(塩分過多になりそう)

後はちょっとした飲料類かなぁー

 

レジには長蛇の列が出来ており

私はのんびりと店内を眺めながら待っていた

 

 

すると

 

 

男「あれ?これ・・・カードで良いのか?」

 

 

声がした方を見ると

どうやら私の後ろに並んでいた

年配の男性が発した言葉だったようで

この薬局のポイントカードを見つめている

 

 

私「・・・・・・・・・?」

 

男「・・・・・・あのー」

 

私「ん!はい!」

 

男「あのね?これね?

  お金持ってなくても大丈夫なやつ?」

 

 

あーーーーーー!

 

それねぇーーーー!!!?

 

 

私「なんでも『チャージ』というものがあるらしいですよ

  このカードの中にお金を『チャージ』してあったら

  現金を持っていなくても大丈夫らしいです

  『チャージ』する時にもうお金先に払ってる

  って感じの仕組みですね」

 

男「ほぁぁ~・・・なんだそれ・・・難しいんだなぁ・・・

  それ・・・今いくらとか・・・どこで分かんの?」

 

 

年配の男性は

ポイントカードを裏返したりしながら

必死に見つめている

 

 

私「カードをレジの機械に通すと分かるはずです

  見た目では分からないから不便ですよねぇ~」

 

 

チャージ機能が苦手な人間特有の発言である

 

普通は

「現金を持ち歩かなくていいなんて便利!」

となる所が

こういう理屈で「不便!」になっちゃう

 

 

男「んあぁぁ!

  訳分かんないね!

  いやぁ・・・

  嫁さんにこれだけ渡されて

  ティッス買って来いって言われてなぁ

  よく考えたら金持ってなかったわ・・・」

 

 

ティッスね・・・

 

 

私「もし何かあったら貸しましょか

  それ200円くらいですよね?」

 

男「いやぁそんなわけにはいかないよ~

  戻して嫁に金貰ってまた来るわぁ~

  なんなら手間賃も取るわ!」

 

私「あははは」

 

男「あははは」

 

 

いや

万が一の事も考えて

このおじさんがお会計終わるまで

様子見ておいてあげよう・・・(心配)

 

 

すると今度は目の前が何やら慌ただしい様子

 

 

店員「車までお持ちしましょうか!?」

 

女性「いやいや!

   すぐだから大丈夫大丈夫!」

 

 

どうやら商品を大量に購入した女性が

てんやわんやな状態になっているらしい

 

前の人の横からのぞき込んで見てみると

そりゃーもう大物が入った買い物袋が

大量に女性の腕やら手にぶら下がり

持ち切れない分が床に置かれている

 

 

あら・・・まぁ!!!

 

 

女性「ありがとね!」

 

 

女性は60代だろうか

 

大丈夫かなぁ・・・

 

と思っていたら

よく見ると荷物の隙間から杖が見えた

 

 

あれ!?

 

おばちゃん足腰どっか悪いの!?

 

 

慌てて自分が持っていたカゴをその場に置き

走っておばちゃんの所へ行った

 

 

私「私持つわ!」

 

女性「えっ・・・!?」

 

私「私こう見えて力持ちなんすよ!

  そっちに持ってるのも貸して!

  持つ持つ!運ぶ運ぶ!

  どうせレジ待ってるだけだから!」

 

 

おばちゃんは私の事と荷物を交互に見た

 

 

女性「・・・じゃあ・・・悪いけど」

 

私「うんうん!どんと!お任せくださいな!」

 

 

床に置かれていた袋を持ちあげ

おばちゃんの腕に引っ掛かっていた袋を奪い取った

 

 

私「まだ持てる!

  そっちもください!」

 

女性「このくらいは自分で・・・!」

 

私「大丈夫!

  1個も2個も変わらないっすから!」

 

 

結局全ての荷物をおばちゃんから奪い取り

車へ向かうと

 

車は障害者専用の場所に停められており

お店から出てすぐの場所にあった

 

 

女性「そこ置いてくれていいから!」

 

私「んー大丈夫ですよー

  ドア開けて頂ければ崩れないように積みますからー」

 

 

おばちゃんがガチャガチャと鍵を探す間

 

のんびりと空を眺めた

 

 

私「あぁー

  今日は本当に良い天気ですねぇー

  雲いっこも無いですよー」

 

女性「んー・・・ねぇー・・・気持ちいいねぇー

   うーんでももうちょっと寒いね!

   歳取って来ると寒いの辛くてねぇ!

   あーほんとごめんなさいね!」

 

私「なんもっすよー!

  じゃあお気を付けて!」

 

 

おばちゃんに手を振って挨拶をし

ようやく店内に戻ると

丁度私の順番が回って来る所だった

 

 

いやー丁度良い時間潰しになったなぁー

 

ウィンウィンってこういう事を言うんだろうな

 

 

私の後ろに並んでいた年配の男性も

どうやら無事

ポイントカードでお支払いを済ませる事が出来た様子で一安心

 

 

よーし!

次は歯医者だ!

 

 

治療中

愛想の良い助手さんが

色々な話題を振ってくれる

 

 

助手「よく〇〇の方に飲みに行くんですけど

   ルカさんは〇〇方面行かれますかー?」

 

私「わひゃひふぁおふぁけのみゃふぁいんふぇ

  ふぁまにふぃふぁいふぁふぁいふぇふ

  (私はお酒飲まないんで

   たまにしか行かないです)」

 

助手「そうなんですかー?

   結構おいしいお店多いんですよー!」

 

私「ふぉのふぁいふぁひゅーひんふぉ

  いっふぁんふぇふふぇふぉ

  ふぁふぁふぃっふぇおふぃふぇふぁ

  ふぉいふぃふぁっふぁふぇふ

  (この間友人と行ったんですけど

   〇△ってお店が美味しかったです)」

 

助手「あ!そこ行った事あります!

   入って右手と奥に

   小上がりがある所じゃないですか?」

 

私「ふぉー!!!

  (そぉー!!!)」

 

 

いや

 

って言うか

なんで私こんな大口開けて喋ってんのに

通じてんの?

 

そして何で毎回私が大口開けてんのに

ガンガン喋りかけてくるの?

 

私も喋って良いのかどうか毎回悩んじゃうからこま・・・

 

いや!

多分喋って良いんだよね!?

 

めっちゃ私の口に手ぇ突っ込んでおきながら

質問とかかなり多いのはそういう事だよね!?

 

なかなか凄い状況になってるけど

これは正しいんだよね!?

 

 

そしてずっと前から気になってたんだけど

この助手さん・・・

 

治療の時・・・

 

 

その・・・

 

 

ふくよかな部分が頭部に超当たるぅ・・・

 

 

助手「どこかお鍋が美味しいお店とか無いですかねぇ

   もつ鍋が凄い好きなんですよー」

 

私「ふぃーふぇふふぇ~!

  ふぉーふぁ!

  ふぉふぁりのふぉふふぉーっふぇ

  いっふぁふぉふぉふぁふぃふぁふ?

  (いーですねぇ~!

   そーだ!

   隣の食堂って行った事あります?)」

 

助手「・・・・・・・・・・?

   あ!隣の食堂ですか!?

   行った事無いです!

   行った事あります?」

 

私「ふぁふぃんふぇふふぉー

  ふぁふぇふぉふぁふぇふぁふぁふっふぉ

  ふぃふぃふぁっふぇふぇ

  (ないんですよー

   だけど前からずっと気になってて)」

 

助手「私もなんですよ!

   だけど何となく行く勇気出ないんですよねぇ

   ルカさんちょっと行ってみてください!」

 

 

えぇーーーーまさかのご依頼ー!

 

 

私「ふぃっふぇふぃふぉーふぁふぁー・・・

  (行ってみようかなぁー)」

 

助手「行ったらどうだったか教えてください!

   それ次第で・・・あたしも行きます!」

 

 

おぉ!?

なっかなか良い性格してるなぁ!?

でも可愛いから許す・・・!

 

分かったよ!

おばさんが行ってみてどうだったか

次の時教えてあげるよ!

 

 

 

この歯医者さんのすぐ横には

ずーーーーっと前から

一軒の食堂がひっそりとたたずんでいる

 

 

美味しかったらきっと噂になるはずなんだけど

一切噂を耳にした事が無い

 

そう

 

良い噂も悪い噂も

一切耳にした事が無いのだ

 

 

気になるー!

 

 

繁盛している雰囲気も無いのに

これだけ長い間営業しているって事は

気付かないだけでそれなりにお客さんが居るのだろう

 

 

私「ぐぅーーーー」

 

助手「くぅーーーー」

 

私「ふふぁっ!」

 

助手「やーだー!

   今同時にお腹鳴りましたよね!?

   お腹すいたー!

   もう13時だもんなぁー!」

 

 

この日もやっぱり奥歯の根の治療だけをやって

助手さん達が皆休憩に入るタイミングで

私も治療終了!

 

 

助手「お会計610円です!」

 

私「やっす!!!」

 

 

助手のお姉さんの

ふくよかな部分を頭部で堪能出来てこの価格

(同じ女としてただただそのふくよかさが羨ましい)

 

 

男性患者さんがやたら多いのはきっと

先生の腕だけじゃないはずだ・・・!!!