私の事は誰が助けに来てくれるの

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

先日

ちょっとお買い物に出掛けた際の出来事

 

 

片側2車線の道路で

右折の予定があったので右レーンを走っていた

 

帰宅ラッシュの時間帯のせいか

なかなかの交通量

 

対向車線もビュンビュン車が走って来る

 

 

さぁーてそろそろ右折だぞー

と思ったその時

 

道路のど真ん中に小さい物体がある事に気付いた

 

 

なんかゴミ?(0.5秒くらい)

 

 

うわっ!!!

ねっねこ!!!!!

 

 

超錯乱状態でバックミラーで後続車を確認して

がっつり速度を落としつつ

超錯乱状態で左のミラーを確認して

左後ろから車が来ていない事を確かめてから

若干左に寄って猫を全力で避ける姿勢に入ったが

 

対向車線の車が皆

猫ギリッギリの所を走って行く

 

 

私「あぶなあぶな!あぶない!!!

  馬鹿っ!

  この馬鹿っ!!!

  ねこねこねこねこ!!!!!

  わぁもうこの馬鹿!!!(錯乱)」

 

 

ちょっと何!!!?

皆猫が見えてないの!?

ゴミじゃないよそれ!?

猫だから!

 

前方不注意にも程があんだろ!

 

猫跳ねたらあれだよ!?

すっげー嫌な車への感触があって

一生トラウマもんだからね!!?

 

 

私はかつて

上司の運転で道央の方に出張で行っていた際

 

対向車線を凄い速度で走っている車が

キツネを撥ねてしまい

 

そのキツネがこちらへ吹っ飛んできて

運転している上司は

慌てて避けようとしたけれど避けきれず

 

多分一部を轢いてしまったんでしょうね

 

 

あの時の何とも言えない振動と光景が

いまだに忘れられない

 

 

カーブで向かいから走って来た車が

ゴッ!という鈍い音を立てて

飛び出して来たキツネを撥ねたその瞬間

 

 

上司「はっ!はぁっ!!!!!」

 

私「ぶっ」

 

 

ゴリュッ!!!

 

 

私「・・・ぶ・・・」

 

上司「うっ・・・わぁっ・・・」

 

私「・・・部長・・・」

 

上司「・・・・・・・・・・

   後ろの車・・・ガッツリ行ったなぁ・・・」

 

私「・・・・・・・・・・(目を閉じた)」

 

上司「あぁぁぁ・・・・・・・・・・」

 

 

この後

目的地に到着するまでの1時間

上司も私も完全に無言

 

 

精神的ダメージが大き過ぎて

雑談する気も起きやしなかったし

目的地到着後の打ち合わせなんて出来やしなかった

 

 

あれを体験した事がある人は

皆きっとその時の事が記憶に残っているに違いない

 

 

なのに何故皆

子猫が居るそのすぐ横を

平気そうにビュンビュン飛ばして走れるんだ・・・!?

前方をちゃんと見て走ってますかぁ!?

 

 

一瞬にしてすれ違った猫は

まだ小さな子猫だった

 

 

威嚇するような姿勢のまま

道路のど真ん中に固まっており

どうやら車にぶつかったりはしていない様子だったけれど

このままでは時間の問題だろう

 

車通りが少なくなれば

その間にあの猫も道路を渡る事が出来るだろうけれど

周りの様子を見る限り

とてもじゃないけれど車通りが止まる様子は無い

 

 

助けなきゃ・・・!

 

 

かなり強引に「うぉらぁっ!」と掛け声をかけて

全力でハンドルを切ってUターンをした私は

 

かなり強引に左車線に割り込み

 

かなり強引に猫の少し手前で車を停車

はいはい!止まります止まります!!!

縁石ギリッギリでタイヤやっべぇ感じだけど止まります!

 

 

なんっかもう滅茶苦茶迷惑な運転してるけど

こればっかりは許して!

 

 

歩道を走って猫の近くまで移動したものの

 

 

 

私も出て行けねぇ・・・!!!

 

 

帰宅ラッシュ時で直線道路を走る車の速度の

速い事速い事・・・!

 

小学生の頃

大縄跳びでタイミングを見計らって

縄跳びの中に入るやつを思い出したけれど

あれとは圧倒的に危険度が違う

 

ミスれば死ぬから!

 

 

行くっいや駄目だ!まだまだ!

次のタイミング・・・!

 

ひっひっふーーーー!!!

ひっひっふーーーーー!!!

 

 

走り出せる体勢のまま

何度も身体をゆらゆら前後に揺らしながら

姿勢を低くして歩道で構えている私は

多分走行中の車の運転手からすれば

道路のど真ん中で固まっている猫よりも気になる存在だっただろう

 

 

そんな事をしている間も

猫のギリッギリ傍を車がビュンビュン走って行く

 

 

はぁっ・・・!

あぶっ!!!

危ないって言ってんでしょぉおお!!!?

お前らどこ見て走ってんだよぉお!!!

こっちは目が乾き過ぎて涙出て来たんですけどぉ!?

 

 

そして子猫も

何度も何度も道路を渡ろうとして

前足を前に出そうとするからなお一層危ない

 

今は無理だから!

絶対危ないから駄目!!!

 

 

しかし・・・

この状態で猫が撥ねられたら

もしかして私

2~3日寝込むレベルの精神的ダメージ与えられるんじゃ・・・!?

 

 

そんな事を考えている間に

絶好のチャンスが巡って来た

 

一台だけのろのろ運転の車が居て

後ろがつっかえた状態でこちらへ向かって来る

 

 

この車が行って

あののろのろが来るまでの間しかチャンスは無い!

 

 

右側から凄いスピードの白い車が通過

 

 

うぉおおよーいドンンン!!!!!

 

 

縁石を蹴り飛ばしてダッシュで猫まで走り

 

 

私「あぁぁぁはいはいはいはい

  猫ちゃんにゃんにゃんにゃんにゃん!!!(錯乱状態)」

 

 

と変質者のように声を出しながら

猫に手を伸ばし・・・

 

 

 

た瞬間

 

 

猫が私にビビって

わき目もふらずに逃げ出した

 

 

すっげー速度で走って来る車の合間を

ほんっとギリッギリ!

ギリッギリ状態で

まるで奇跡みたいに避けて走り抜けて行った

 

何ならもう尻尾とか後ろ脚とか

轢かれてるんじゃねぇのかってくらいだった

 

 

うわっマジか!!!?

ひぃっ!!!

あぶなあぶなあぶなっ・・・

 

 

反対側の歩道に上陸

 

 

えっ・・・

 

 

えぇぇーーー・・・?

 

 

子猫は無事反対側の歩道まで渡り切り

そのままの勢いで見えなくなるまで全力ダッシュ

 

 

あぁー・・・

そう・・・だよねぇ・・・

 

多分野良の子だもんねぇ・・・

 

私みたいなのがいきなり両手を広げて

訳分かんねぇ呪文みたいな言葉を唱えながら

中腰全力疾走で自分に突っ込んで来たら

そりゃー車より怖いわなぁ・・・

 

 

あぁー・・・

いやまぁ無事で・・・良かったですよね・・・

 

ほんっとギリギリ過ぎて

車のタイヤとタイヤの間をすり抜けた瞬間とか

「はぁ!もうダメだ!」と思ったけど

無事で良かったですよぉ・・・

 

 

ただ

 

ここ・・・さぁ・・・

 

 

 

車がビュンビュン両脇を走り抜ける道路のど真ん中で

一人ポツンと突っ立っている私

 

 

 

めっちゃ交通量の多い道路のど真ん中で

ほんっと全然車通り減らない感じなんだよねぇ・・・

 

あぁぁぁ・・・

ほらなんかもークラクションとか鳴らされてんじゃん私・・・

鼓膜が破れちゃいそうだよ・・・

 

でもそりゃそうだよね!?

 

道路のど真ん中で何してんだよ

って思うよね!?

 

あっぶねぇよ撥ねちまうだろ!?

って思うよね!?

 

 

 

えぇー・・・

 

これ・・・いつになったら渡れるんだろー・・・

 

 

 

今度は私が

さっきの子猫状態なんですけどぉおおーーー!!!?