間違いなく通報される

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

最近めっきり寝不足状態が板につき

とうとう母から

「何か手伝おうか?」

というお声までかかった

 

 

いや・・・

手伝って貰うとしたら

 

学生時代に私が絵を描くのに没頭して

全く飲まず食わずで気が狂ったようになっている時に

無理矢理力づくで部屋から引っ張り出して止めた

 

って感じの

かなり強烈な『止める』手伝いくらいなんですよね・・・

 

本当は寝れるんですよ?

 

 

寝ようと思えば寝れるんだけど

こういった制作とか絵を描く事に関してだけは

ちょっとばかし気が狂ったようになっちゃうだけなんで

ただちょっと後頭部を強めに殴って頂くだけで良いんです

 

 

でも・・・

 

70歳近いというのに

いまだクマのような力強さの母に殴られると

最悪命を落とすか

後遺症が残りそうでなぁ・・・!!!

 

 

私「いや

  特に手伝って貰いたい事はな」

母「何か作ろうか?」

 

私「え・・・?

  手伝うって発送とかじゃなくて

  レジンを扱う方の手伝う?」

 

母「三つ葉のクローバーとか良いんじゃない?」

 

私「・・・・・・?

  四つ葉じゃなくて?」

 

母「なんで四つ葉?ゲホッ」

 

 

いやむしろなんで三つ葉

 

 

母「トランプの柄で三つ葉のクローバーあるでしょう」

 

 

あ!

トランプの柄の話!?

 

え!?なんで!?

何で突然トランプの柄作ろうとすんの!?

その発想がよく分かんないよ!

 

 

母「面白そうでしょう

  ゴホッ」

 

私「いやっつーかあんた風邪ひいてるんでしょ?

  大人しくしてなさいよ

  鼻声がすげーよマジで」

 

母「鼻声なんて何でもないよ

  ただ熱があるだけで」

 

 

やめてよ!!!!!?

絶対うちに来ないでよ!!!?

お前手伝うって言いながら私を殺す気だろ!!!

 

暗殺者じゃねぇか!!!

 

 

・・・いやでも

母が来て強烈な風邪をうつしてくれたら

それはそれで私もさすがに休む気になるか・・・?

 

 

いや

それでも頭の中ふわふわしながら

あれこれ作りそうで怖いな・・・!

 

(なんかいつもと違ったの出来そう・・・)

とか考えながら没頭しそう

 

 

昨日のブログで

寝不足状態の私に対して

大層心配のコメントを頂いたんですが

幼い頃からこんな感じなんですよね

 

もう自分じゃどうしようもないというか

何かに夢中になっちゃうと

その世界に完全に入り込んじゃって

それしか見えなくなっちゃうんですよねぇ・・・

 

だから母は全力で

私が絵を描くのを止めていたというのもあったんだけれど

トランス状態の私を止められるのは

結局いつだって母だけだった

 

 

母「良いからご飯食べに来なさいって!

  (ずかずか部屋に入って来る)

  あんたずっと寝てないんでしょ!?

  (凄い大声を上げながら私に近付いてくる)

  あんた今気ぃ狂ってるよ!?

  (私のすぐ横に仁王立ち)

  ご飯食べなさいって言ってるのが・・・

  (唐突に木材みたいに硬い母の手が伸びてくる)

  分かんないのかい!!!?

  (腕の骨が折れるんじゃないかっつーくらいの握力で

   手首をひねり上げられる)

  一回部屋から出て他の事やりなさい!!!

  (痛い!と叫ぶ私を無視して居間へ連行)」

 

 

『腕力』と『握力』

 

これしかない

 

 

まぁその当時は

トランス状態から一度離脱しちゃうと

それ以上その絵の続きが

描けなくなっちゃったりして

キャンバスを塗りつぶす羽目になる事もあるので

大層うざったかった

 

うざったかったけれど

あれは母なりの優しさだったのだ

 

 

今回はコメントで頂いた

読者様の優しさ&気遣いを噛み締めて

ちょっと息抜きの日を作ろう!

 

 

と言う事で

 

 

パーツの買い出し&商品の発送に行って来ました

 

 

あれぇ!?

何か違うぞー!?

 

違うけど

何か目的が無ければ出掛けらんねぇんだなぁこれが!

 

ただいつもと違うのは

のんびりお買い物をしてきた

という点ですかね

 

いつもだったら

「さぁパーツ買って! 

 さぁ郵便局寄って!

 っしゃぁ帰るぞ!!!」

みたいな流れなんですけど

 

今回はちょっと遠回りをして

景色を眺めながら車を走らせた

 

 

その日は青空が見えていて

大層良い天気だった

 

 

・・・なんだけど

 

突然

スコールが降り出した

 

 

天気雨ですね

 

 

ザァーーーーっとバケツをひっくり返したような雨が降り出し

あっと言う間に道路に水たまりが出来ていく

 

 

あらあら!

凄い雨だわー

青空が見えているのにこんな凄い雨珍しい!

 

なんて事を考えながら車を走らせていると

 

一人の青年が道路で立ち止まっているのが見えた

 

 

青年は白い半袖のシャツに

学ランのズボンを履いている

 

 

学生さんが学校帰りに突然の雨に打たれて

呆然としているのかな?

 

と一瞬思ったけれど

その青年の後ろ姿は

どうやら空を見上げている様子

 

 

思わず私も空を見上げると

 

 

そこには大きな虹がかかっていた

 

 

私「わぁー虹だぁー

  大きくて綺麗だなぁー」

 

 

思わず車の中で声を漏らしつつ

ブレーキを踏んで車を停車

 

虹はすぐに消えちゃうから

ちょっと眺めようかな

 

 

すると

すぐ斜め横の辺りに居たその青年が

こちらを見た気配を感じて

 

私も青年の方を見た

 

 

青年は

とてつもなく良い笑顔で

虹を指差して口を動かした

 

 

車の窓を閉め切っていたので

もちろん声は聞こえないんだけれど

多分あれは

 

「綺麗ですね!」

 

と言ったんだと思う

 

 

 

素晴らしくない?

 

 

青年は背格好から多分

高校生くらいだと思うんですよ

 

高校生の時に

綺麗と思ったものを人前で「綺麗」と言えるって

相当凄い事じゃないですか?

 

 

私は思春期真っ只中だった高校生の頃

綺麗なものを口に出して「綺麗」なんて

素直に言えた試しがなかった

 

前にもこういう学生さんと遭遇した事が

あったような気がするんだけれど

こういう若者の感性と素直さって素晴らしくない?

 

人として見習うべきじゃなかろうか

 

 

マジでどんな育て方をしたら

こんな素直で素敵な子供が育つのか教えて欲しい

 

子供居ないから活かす術無いけど

秘訣みたいなものがあるなら是非聞きたい!

 

 

良い意味で

親の顔が見てみたい!!!

 

 

青年のその行動にすっかり感銘を受けた私は

窓を開けて声を掛けた

 

 

私「ビニール傘あるからあげようか?」

 

青年「あ、ありがとうございます

   でも濡れるの嫌いじゃないから大丈夫です!

   凄いですよね

   こんな大きい綺麗なの初めて見たー

 

 

うぉおおお・・・・!!!

 

 

親ぁぁぁああ!!!

 

 

良い仕事してんなおい!

 

 

あんた達の息子はどこからどう見ても最高の息子だよ!

学力とか素行とかその辺の事は全然知らんけども

この感性と素直さだけでも最高だよ!!!

 

 

青年は

嬉しそうな表情で虹を見つめ続けている

 

その青年と虹を交互に見つめる私(不審者)

 

 

 

ちょっと親御さんに挨拶したいから

家まで案内してくんねーかな!!!?