野球は肩が駄目になる

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

あれはもう2年程前だろうか

 

当時ブログにも書いた事があると思うんですが

当時33歳にしてようやく

野球のルールを覚えた事があったんですよ

 

 

学生時代は

体育の授業には一切参加せず

見学すらもしていなかったサボり魔の私は

スポーツ全般

ルールが全く分からない人間に育った

 

部活にも入っておらず

そもそもスポーツ観戦をしても

興奮した事なんてただの一度も無い

 

スポーツで汗を流そう!

なんて爽やかなセリフを聞くと

(え・・・?

 一銭の得にもならないのに何故・・・?)

と本気で疑問に思ってしまうほどに

スポーツには興味が無かった

 

 

しかし

 

33歳になった頃

社内に野球のルールを非常に上手に

面白く教えてくれる女性が居て

ようやく野球のルールを覚える事が出来た

 

分かると何だかそれなりに面白い気がする!

 

と思ってそのシーズンの野球の試合は

何度かTVでも見た

 

 

まぁ

 

もう忘れたんですけどね・・・!

 

 

あの時自分でも勉強をして

わざわざ覚えたくせに

『あまり興味の無かったもの』については

優先的に記憶から削除される

非常に都合の良い脳みそを持っているもんで

 

あっと言う間に忘れた

 

 

忘れたなって事に気付いたのは

もう1年くらい前の事で

実家のテレビで野球が放送されていたのを見た瞬間だった

 

 

要するに1年くらいしか

野球のルールを自分の脳に保存しておけなかった

 

 

野球なんてね!!!

 

見なくたって別に困らないしね!!!

 

 

 

そんな私なんだけれど

先月

退職した会社の人達と集まり

 

キャッチボールをやりました

 

 

実に

生まれて初めてのキャッチボールである

 

 

我が家の父は

子育てとは非常に縁遠い人間であり

酒乱で子供に暴力を振るう事はあっても

決して子供と遊んだりしてくれるような人ではなかった

 

なので生まれてからこれまでに私は

キャッチボールなんてやった事がただの一度も無かったのだ

(授業もサボってたしな・・・)

 

 

最初は

皆がキャッチボールをしている姿を

ボーっと眺めているだけだったんだけれど

 

その内に声を掛けられ

私と元上司の2人でキャッチボールをするように

周りからやたらと勧められた

 

 

私「どうやってやるのか分からん

  この・・・グローブ?

  右手で良いの?」

 

R「右利きですか?」

 

私「・・・・・・・・・・多分」

 

 

どっちだろう・・・?

 

正直自分でもよく分からないんだけど

 

 

私「箸と鉛筆は右手

  それ以外は左手」

 

R「うーん

  じゃあグローブは左手で良いと思います!

  これをギュッとはめてー

 

私「んー指先余ってるけど良いの?」

 

R「ルカさん手ぇちっちゃ!!!

  あたしの手と比べたら子供の手みたい・・・!

  ボールが飛んできたら

  こうやって構えてキャッチです!」

 

私「んー・・・」

 

 

何だかよく分からないけれど

まぁとりあえずやってみるか!

 

 

元上司から離れた位置に立ち

グローブを構えた

 

 

上司「投げるよー」

 

私「うぃーす」

 

 

元上司は

私が完全な初心者である事を気遣い

とっても優しくボールを投げてくれた

 

 

見事にキャッチ!

 

 

私「こんな感じ?」

 

R「え!?キャッチ出来たんですか!?」

 

H「初めてにしては上手くない?」

 

Y「凄い上手い!」

 

 

よしよし!

 

えーーーっと・・・

じゃあ・・・・・・・・・・・???

 

 

私「ボール・・・

  投げます・・・?」

 

上司「えぇよー」

 

 

あれ?

投げ方は教えて貰っていないぞ・・・?

 

見様見真似でやってみるか・・・

 

右手にボールを持って

大きく振りかぶった

 

 

するとボールは

元上司の手前辺りで一度バウンド

 

 

上司「もっと思い切って投げてえぇよー」

 

H「今までの恨みつらみをボールに込めて!!!」

 

Y「言いたい事いっぱいあると思うけど

  それを全部力に変えて!!!

  その為にその組み合わせでのキャッチボールだから!!!」

 

R「元上司さんの眼鏡狙って!!!」

 

上司「えぇぇえ!!?」

 

私「・・・・・・・・・・・」

 

 

元上司が投げて来たボールを

上手に左手でキャッチをする

 

 

なるほど・・・

 

何か皆言いたい放題言ってるけど

私別に元上司に恨みもつらみも無いんだけどなぁ・・・

 

 

しかし・・・

 

そうか

 

眼鏡の辺りを狙って・・・

 

 

ボールを持った両手を胸の辺りで構え

右を向いて

左足を上げて

 

 

おりゃぁぁあああ!!!

 

 

スパァーーーーン!

 

 

届いた・・・!!!

 

 

上司「へあぁぁああ!!!?

   こっわ!こっわ!!!

   ほんまに眼鏡狙ってきた!」

 

Y「マジで!!!?

  もう届いたの!?」

 

R「やっば!ルカさんやっば!」

 

H「元々運動神経良いんだなぁ!

  ルカーほんとは狙うの胸元だからー」

 

A「え、マジであれ初めてっすか?」

 

 

もっと褒めてもっと褒めて!

 

なんか楽しくなってきた!

 

 

上司「ちょっと今の怖かったけど・・・

   でもえぇ感じやったよ

   そんな感じ」

 

私「あはっ

  楽しくなってきた!」

 

 

何度も元上司とキャッチボールを繰り返す

 

 

すると何だか

 

年齢が10歳も離れていない元上司が

 

 

お父さんに思えて来た

 

 

あぁ私

こんなお父さん欲しかったんだよなぁ・・・

 

お父さんってこんな感じなのかなぁ!?

 

 

私「たの・・・しーーーーーい!

  (おとうさぁぁぁーーーん!あそぼぉおお!)」

 

スパァァーーーン!

 

上司「僕はちょっとこわいぃぃ!

   でもどんどんうまくなってるー!!」

 

 

この時私は

すっかり忘れていた

 

私が若い頃交際していた

やたらバッティングセンターが好きな男性に連れられ

生まれて初めてバッティングセンターへ行った時の事

 

 

最初は見ているだけだったが

バットの持ち方を教えられ

渋々バットを持ってボールが飛んでくるのを見つめ

 

三度目のボールで

全力で振りかぶった所

見事にバットにボールが当たり

とてつもなく遠くまでボールが飛んで行った

 

 

それが面白くてガンッガン打っていた所

 

それから3日間

手の平から背中から腰まで

上半身が全部筋肉痛で全く動けなくなり

「もう二度とバッティングセンターなんか行くもんか・・・!」

と思ったものだった

 

 

面白い事を見付けると

その時だけ急激に燃え上がって

あっと言う間に冷える

それが私である

 

THE・アルミホイル女

 

 

 

私「キャッチボールって面白いですねー!」

 

上司「せやろー」

 

私「ぜぇ・・・ぜぇ・・・

  ただ・・・暑い・・・」

 

上司「そこ日ぃ当たっとるから・・・」

 

 

言われてみれば

元上司の立っている場所は木陰だ・・・!

 

これは分が悪い・・・!

 

 

私「もう・・・疲れて来たんすけど・・・」

 

上司「ほなもうやめよかー」

 

 

いやーそれにしても

キャッチボール楽しかったなぁー!

 

誰か家でも一緒にやってくれる人が居たら

また誰かとやりたいなぁー

 

グローブとボールさえ買えば出来るから

お手軽さも良いよね!

 

 

 

翌日から4日間

 

 

私の右肩は

まるで脱臼でもしているんじゃないか

ってくらいパンパンに硬くなり

筋肉痛で肩が上がらなくなった

 

 

もう

 

二度とキャッチボールもやらねぇわ・・・!!!