見えなかった部分も見えてくる

 

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

新しい職場にもあっという間に慣れ

毎日楽しく仕事をしている私でございます

 

 

いやー

 

慣れるの早い

 

こんなに慣れるのが早いというのも

何か人間性に問題があるんじゃないかと思ってしまう

 

 

職場の人たちも

最初のうちは「おはようございます!」という

丁寧な挨拶だったけれど

 

もうすっかり「おはよう!」という

フレンドリーな挨拶に変わってきたし

 

ちょいちょい雑談する機会も

仕事をあれこれ依頼される機会も非常に多くなってきた

 

 

これがまた嬉しいよね・・・!

 

 

どんどん仕事くださーい!!!

 

 

 

入社から2週間ちょっとが経過したんですが

今現在私がやっているのは

 

・支払い関連

・収支報告

・検品作業

・集金

労務費算出

・勤怠管理

・受発注

・備品管理

・走行日報管理

・電話応対

・来客対応

・見積作成

 

こんな所だろうか

 

社内の人たちが20人程度しか居ないので

一人でやってもたっぷり時間が余ってしまう

 

 

この中で

私が最も「たーのしーい!」と感じているのは

 

『集金』

 

個人のお宅へ訪問して

「集金に来ました~!」

ってお爺ちゃんやお婆ちゃんと会話をして帰る

というお仕事なんですけど

 

 

皆さんご存知の通り

 

 

私は極度の方向音痴だ

 

 

 

んまぁぁぁぁーーー道が分からねぇの!

 

 

カーナビがついてりゃ良いんだけれど

そんな素敵な物は車に備わっていない

 

なので

集金に伺うお宅の住所から地図を表示して

その地図を印刷してファイルに挟み

それを見ながら必死に家を探す

 

 

これがね

 

お店屋さんだったりすりゃ分かりやすいんですよ

 

 

けど

個人宅だから本当に分からない

 

住宅が密集していて

どこが『道路』なのか分からないようなエリアだと

本当に迷子になる

 

 

気が狂いそう

 

地図を見ながら進んできても

途中で自分が今どこを走っているのか

全く分からなくなる

 

 

え?

なんで地図のここにある家がもう横にあるの?

途中に2本道路があるはずだったのに

道路なんて無かったけど???

 

 

え?

地図に無い分かれ道が存在しているんですけど

これは一体どういう事???

 

 

え?

道路に見えたから入って来たけど行き止まりってどういう事?

じゃあこの道は一体何なの???

 

 

何度も何度も道路脇に車を停車させ

必死に地図を確かめながら慎重に進んでいく

 

ようやく辿り着けた時のあの安堵感よ・・・!

 

 

迷子の子供が視界に自宅を捉えた瞬間みたいな

とてつもない感動が待っている

 

それが・・・面白いんだわ・・・!

 

 

多分これだけ色んな所を走っていたら

1年もすれば私

方向音痴は克服出来なくとも

私が住んでいる地域一帯には相当詳しくなると思う

 

 

それと

この集金業務をやっていて気付いた事があるんだけど

 

 

私って普段

本当に道路以外の何も見ていなかったんだなぁー

と思った

 

いつも通っている道でも

集金で迷子にならないようにと周りを必死に見ながら進んでいると

「え!?ここにこんなのあったっけ!?」

と新たな発見の連続である

 

 

大層大きな建物でも

今まで一切私の視界に入っていなかったんだなぁー

 

不思議

 

 

それともう一つ

 

 

『変な家がたくさんある』

 

 

あの・・・

毎年冬になると妙な雪像を作るのが

私の恒例行事みたいになっているんですけど

 

あれを私は『ちょっと異常』と自覚していた

 

近所から見たら絶対おかしいと思われるやつだ

って分かってやっていた

 

 

だけど

 

もっとおかしい家いっぱいある

 

 

例えば今日見付けたのは

 

 

 

家の大きな窓に

 

 

不気味な手作りの人形を吊るしてある家

 

 

 

見た瞬間二度見した

 

「ふぇぁ!!!?」って声が出た

 

 

カーテンレールから吊るしてあるのかなぁ・・・

 

かなり立派な洋風の家なんだけれど

その立派な家の窓に似つかわしくない

布で適当に作った感じの不気味な人形が

多分・・・首の位置でぶら下げられている

 

髪の毛は毛糸かなぁーあれ・・・

 

 

夜に家の中の明かりをつけ

外からあの人形を目撃してしまったら

そりゃーもうびっくりする事だろう

 

「ヒッ!」って声が出るやつ

 

 

あれは一体何の意図があってやっているのか・・・

 

 

いや

 

我が家の雪像だって不気味だ

 

・・・が

あれには何の意図も無い

 

そう考えると

首の辺りから折れてカーテンレールにぶら下げられた

あの不気味な人形にも

何の意図も無いのかもしれない・・・

 

 

おかしな人が居たもんだ

(人の事言えない)

 

 

 

それ以外の業務に関しては

とりあえずもうすっかり慣れてきたので

何の問題も感じてはいないのだけれど

 

 

今現在

かなりザルな部分が多くて

それをがっつりまともさんに相談した

 

 

私「発注書が6割存在していないんですよ

  発注書が存在していないのに納品書があって

  請求書があるんです・・・」

 

まとも「・・・・・・・・・・え」

 

私「誰が何の為に発注したものなのか

  はたまた本当に発注したのか?

  というのが全く不明な状態で納品書が存在していて

  その納品書と請求書を一致させて支払っているんです」

 

まとも「なになに!?どういう事!?」

 

私「その上納品書と請求書に差異が発生した場合

  請求書の内容に従って支払っているんです」

 

まとも「ちょっと待って!!!

    ・・・・・・・嘘だよね?」

 

私「ちょっと3月分を全部洗いだして

  データにしたんですが・・・」

 

まとも「・・・・・・・・・・・

    ・・・・・・・・・・・

    ・・・・・・・・・・・」

 

私「これは会社的にありなんですか?」

 

まとも「いや・・・」

 

私「・・・まぁ・・・無しですよね!?

  じゃあちょっと今後

  納品書があって発注書が無い場合

  確実に発注書を出すように回覧して

  口うるさく言っていく方向でよいですか?」

 

まとも「お願い!

    朝の打ち合わせの時にあたしからも

    全員にそれ徹底するように言うわ!

    え・・・って言うかいつからそんな事に・・・」

 

私「後はまぁその

  恐らく相当無駄な事をやって時間を潰し

  本来やらなければならない事をやっていないんです

  あ、これは故意にではなく

  知識が不足しているから、という理由だと思うのですが」

 

まとも「それは多分そうだろうなって薄々気付いてた・・・

    だけどそうやって時間潰してるから

    あたしの仕事が全然減らなくて

    全然そのあたり見てあげてる時間無かったんだよね」

 

私「これは私の方でやり方を変えていっても

  問題無いのでしょうか?」

 

まとも「ガンガンやって・・・!?

    今までそのあたりの経理処理とかの知識ある人が

    あたししか居なかったから手が回らなかったの!

    訳分かんない無駄な仕事とか全部削って!」

 

私「分かりました!

  社内で保管するだけのファイルに貼るテプラの角

  1枚ずつハサミでカットして

  可愛い形にして貼ってるのとかやめさせますね!」

 

まとも「え???

    なん・・・え???」

 

私「こういう・・・可愛い形に・・・

  200枚くらいあるシール

  1枚ずつ丁寧にカットしてましたよ・・・?」

 

まとも「あ・・・そうなんだ・・・へぇ・・・」

 

私「データの入力ミスも激しいですし

  もっと重要なデータの入力に時間を割くように

  各データの重要性から教えていきますね」

 

まとも「そんなかぁぁぁぁ!!!

    えっルカさんから見て

    無駄な仕事はどのくらい削減出来そうで

    必要な仕事はどのくらい増えそう!?」

 

私「色々見直ししてみたんですが・・・

  ここ1年ほど支払い関連に関して言えば

  全く支払い日に処理が間に合ってませんよね?」

 

まとも「そうなの」

 

私「あれは確実に間に合うようになります

  月末の忙しい時期にやるべきではない作業を

  暇な月中に移行しようかと思っております

  そのやり方で増える業務はまかなえるとして・・・

  無駄作業に関しては・・・

  1人不要になるくらいまで削減出来るかと・・・

  ただそこまでやっていいかどうかの判断が」

 

まとも「やって!!!?

    やろう!!!

    って言うかずーーーーっとそれがやりたかったの!

    やりたくても手が回らなくてつらかったの!

    お願い出来る!?」

 

私「分かりました

  じゃあちょっと色々定着するまで

  がみがみうるさい人として

  頑張ってやっていきますね」

 

まとも「ありがとう!!!」

 

 

やった・・・!!!

 

 

全力で仕事やって

全力で業務削減する許可が出たぞ・・・!?

 

 

まとも「この会社おかしいんだよねぇ

    いまだに集金とかやってるのもおかしいし

    銀行とネットで繋がってるんだから

    銀行振り込みして貰えばいいのにさぁ」

 

 

あぁ・・・

確かにそれはそう思ってた

 

 

まとも「給料とかも手渡しだし」

 

私「・・・んぇ!!!?」

 

まとも「え?知らなかった?

    給料とかその他諸々手渡しなんだよ」

 

 

最近気になってたんだよ・・・!

 

なんで私いまだに口座番号聞かれてないんだろう

ってすっげー不思議だったんだよ・・・!!!

 

 

まさかの給料手渡し制度・・・!

 

 

いや・・・えっと・・・

昔ながらの『顔を見てねぎらいの言葉をかけながら手渡し』

みたいなのも悪くないと思うけど・・・

 

 

まとも「おかげで給料日はほぼ仕事にならないでしょー

    ほんっとおかしいんだわ色々!」

 

 

そ・・・

 

そうか・・・

 

でも私は

こうやってまともな人が一人居てくれるだけで

随分と心が救われる気がするよ

 

以前の会社だと

皆だらしなかったからどうにもならんかったし

 

 

 

こうして

新たな任務を受けた私は

活き活きと仕事に夢中になっていた

 

 

しかし突然

 

会長夫人が20歳の子に対し

「あんたこれまだ終わってないの!?

 一体何やってんの!!!」

と強烈な怒りをぶつけた

 

 

あわわわ・・・

 

それ私も「いつになったらやる気かな」って思ってて

途中まで私がこっそり入力しておいたやつ・・・!

 

 

20歳「はーいやりまーす」

 

 

がみがみ言う会長夫人を適当にあしらい

のんびりとデスクの上を片付け

言われた仕事にようやく取り掛かる20歳の女の子

 

 

だから・・・

意味が分からん『テプラの角を可愛く切る』なんて作業

しなければいいものを・・・

 

 

会長夫人が消えた瞬間

ボソッとつぶやいた

 

 

20歳「マジ最悪

    お前がやれよって感じ」

 

 

最初は

「会長夫人の20歳の子に対する当たりが

 異常なまでにきついなぁー」

と思っていた

 

 

・・・が

 

 

あの・・・

 

 

 

会長夫人82歳で

椅子に座るだけでも「いだいっ・・・」って声漏らしてるのに

 

 

まだ働かせるつもりですかぁ・・・!!!?