ヘリウム缶が販売された時は嬉しかった

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

えーまたハロウィンの大騒ぎで

逮捕者が出たらしいですね

 

 

何なんだろう

日本のハロウィンって何なんだろう

 

 

海外では

ここまで馬鹿騒ぎしているハロウィンなんて

見た事が無いらしいですね

 

もっとこう・・・

ホームパーティー的な要素が強い行事らしい

 

 

日本は『ハロウィン』という言葉に便乗して

ただ大騒ぎしたいだけのように見えてしまうのが残念

 

中にはゴミ拾いを率先して行ったり

善意ある活動をしている人も多く居るのに

常軌を逸した行動を取る人のせいで

あまり良いイメージを持たれなくなるというのは悲しいですね

 

もう名前を

『コスプレ馬鹿騒ぎ祭り』

みたいな感じに変えてしまえばいいのに・・・!

 

 

とは言いつつも

私が住んでいるような田舎では

ハロウィンなんてかなり縁遠い

 

お店の飾りがハロウィン仕様になる

といった程度のもので

それも若者向けのお店ばかり

 

年配層がよく利用するお店や

店主が年配のお店だったりすると

そもそも飾り付け自体していないので

ハロウィンを体感する事も滅多にない

 

仮装して練り歩くなんてもっての外である

 

 

ちょっとした行事を観光協会が催しているらしいけれど

それも近年始めたばかりらしく

知名度もほぼほぼ無いに等しいレベル

 

 

ただ

 

子供は楽しめそうなイベントだ

 

 

小学生以下の子供には無料でお菓子が配られるんですって!

 

 

うらやまー!!!

 

私も小学生以下だったらよかったのにー!

 

 

近所の薬局なんかでも

お子様連れのお客さんにはお菓子を配ったりしている様子

 

いいなぁー

 

私も誰かからお菓子貰いたいなぁー

(お菓子なんて滅多に食べないけど何となく欲しい)

 

 

ただ

私の場合多分

 

幼い頃に『ハロウィン』なるコスプレイベントが普及していたら

絶対そのイベントが催されている場所へは

近付かなかったと思う

 

 

というのも私

 

『着ぐるみ』&『仮装』系のものが

大の苦手だったんですよね

 

 

今はー・・・まぁー・・・

ピエロ以外なら平気だと思う

 

深夜遅くにピエロの仮装をした人と

道路でばったり出くわしたりなんかしたら

多分半狂乱で撲殺しにかかると思う

 

・・・いや待って?

その状況だと誰でもそうなるか?

 

 

とにもかくにもピエロは大の苦手

 

 

そして着ぐるみも大の苦手だった

 

 

あれはまだ私が幼稚園に通っていた頃の事

 

当時私が住んでいた町の隣町には

小さな小さな動物園&遊園地が存在していた

 

 

もうずーっと前に無くなってしまったんだけど

ほんっと!

すげー小ささなんですよ!

 

近所の公園みたいなサイズで

アトラクションだってそんなに多くなかった

 

 

ボタンを踏んだら

音楽がかかりながら進む車みたいなやつとか

コーヒーカップ・・・はあったかなぁ・・・?

 

2階建ての家よりも低いかも知れない

というサイズのボロボロ観覧車に

 

すっげー短いコースのゴーカート

 

・・・え?

後何かあったっけ?

 

 

小さな小さな敷地の中に

それっぽっちのアトラクションが所狭しと並べられていた印象

 

 

動物園も

ヤギとアヒルとカモと狸と・・・

あ!クジャクが居ましたね・・・!

一番の見所がクジャクだったんじゃないかなぁ

 

それくらいしか居ないんだけど

子供なりに遊べる場所だった

 

 

ある日

その動物園に

幼稚園の行事で写生に行く事になったんです

 

私はヤギを描きに行ったんだったかな?

 

 

クレヨンを使って絵を描いて

 

ふとトイレに行きたくなった私は

きったなくて小さな公衆トイレへ向かった

 

 

すると公衆トイレの脇にある

石造りのベンチの所に

・・・あれは何だったかなぁ・・・

 

うさぎかクマのどちらかだったと思うんだけど

そんな着ぐるみを着た人が座っていた

 

 

当時の私はまだ着ぐるみにはしゃぐような

純粋な心を持っていた

 

(なんでこんなに臭いんだろう・・・うぉぇっ!)

と思う事は多々あったけれど

それでも着ぐるみが大好きだった

 

 

それを見付けた瞬間

 

あ!

うさぎさんだ!

(だかクマさんだ!)

 

と思った私は駆け寄ろうとしたが

 

 

次の瞬間

 

 

 

着ぐるみの人が頭を取った

 

 

 

え・・・っ?

 

 

 

頭を取った着ぐるみの人は

水筒から飲み物を飲み

 

タバコに火を付けて一服を始めたのだ

 

 

な・・・なんだこれは・・・

一体何が起きているんだ・・・?

 

 

なんで首からおじさんが生えているのか

全く理解できなかった当時の私は

画版を首からぶら下げたまま

ただただそこに呆然と立ち尽くし

着ぐるみの人を見つめていた

 

 

しばらくすると

着ぐるみの人がこちらに気付いた

 

 

おじさん「お」

 

 

そして

タバコをその辺でグシャグシャッと消し

(当時はそんなもん)

頭を装着して再びこちらを見て

 

 

両手を広げて来た

(今更「さぁおいで!」的なアレかな?)

 

 

 

えっ・・・

 

 

こわぁぁぁああああああ!!!!!

 

 

ぎゃぁぁあーーーーーー!!!

 

なんっだこれなんっだこれなんっだこれ!?

 

 

完全にパニック状態に陥った私は

トイレへも入らず

全力疾走で元居た場所へ戻り

 

皆に必死に伝えた

 

 

私「あっちに居たのが頭がおじさんだった!!!

  ほんとなの!

  来て!!!?」

 

 

多分こんなような

随分と訳の分からない説明をしたと思う

 

 

その後

皆を連れて元の場所へ戻ったけれど

おじさんはその場にはおらず

 

恐らく遊園地の方に帰ったんじゃないかな?

 

 

結局そのままおじさんを発見する事は叶わず

家へ帰宅した私は

必死に母にその時の状況を伝えた

 

 

すると

 

 

母「そうだよ

  ウルトラマン仮面ライダー

  全部中に人入ってるの

  じゃじゃ丸もピッコロもポロリもそう

  あぁいうのは体力使う仕事だから

  大体男の人が入ってるんじゃないかなぁ」

 

私「・・・・・・・・・・」

 

 

そのすぐ後に

サンタさんの正体をも知ってしまった私は

まだ同年代の皆は夢と希望を持ったままなのに

一足先に夢も希望も無い世界の住人になり

 

その上

 

「着ぐるみが臭いのは汗をかいても

 洗濯出来ないから臭いんだ」

 

という臭さの事情まで知ってしまい

 

 

着ぐるみを着た人が風船を配っていても

母に風船を貰って来て貰うようになった

 

 

私「臭いから行きたくない

  でも風船は欲しい

  あれ(着ぐるみ)嫌い」

 

母「はいはい」

 

 

唯一夢のあるフワフワ浮かぶ風船が好きだったのは

 

 

もちろん貰って早々に

 

 

中のヘリウムガスを吸って声を変えて遊ぶ為である

 

 

私「ワレワレハ!ウチュウジンダ!

  キャッハハハハハーーー!!!」

 

母「あんたせっかく貰って来たのにまたすぐ吸って!

  勿体ないからやめなさい!

  何がそんなに楽しいの!?」

 

 

馬鹿野郎・・・!

 

同年代の子供たちよりも一足早く

着ぐるみの中が大体おっさんだと知った私に

これくらいの楽しみは残しておいてくれよぅ・・・!!!