よう採る人は皆敵

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

すっかり今年も

落葉きのこのシーズンが終わりました

 

 

毎年の事だけど早かったなぁー

 

 

「今だ!」と思ったその日から

大体2~3日くらいがピークで

 

 

その後はもう

ボコボコきのこが出る

なんて事も無くなるのに

 

「きのこが出たぞ!」という情報を聞きつけて

後から慌てて山へ入る山菜採りの人達が採ったり

 

虫食いが激しかったりで

とてもじゃないけれど良いきのこには巡り合えない

 

 

だから私は毎年

ピークの3日間くらいは連続で山に入り

それ以降ぴったり山へ行くのをやめている

 

次は来年の春の山菜採りまでお預け!

 

 

なんだけど

 

今回また母に誘われた

 

 

私「もう無いと思うけど行くの?」

 

母「まだあるよ!」

 

私「・・・ふーん

  それはどのくらいあると思ってんの・・・?」

 

母「ポツポツっとは出てるでしょ!?」

 

 

そのポツポツを探すのがどれだけ大変か・・・!

 

 

それにそもそも

もう充分な量は確保したんですよね

 

先週あれだけ採ったら

もうこれ以上は採り過ぎってなもんである

 

欲張りはいかん!

 

 

だけどまぁ

山への誘いを断った事って私

無いんですよね

 

行きますよ!

 

これだ!と思える仕事も今の所無いし

せっかくだから目いっぱい遊んでやる!!!

 

 

朝6時半

 

以前のように母を乗せて山へやって来た私

 

 

 

そこで

山の入り口に停まっている車を見て

ちょっと黙った

 

 

私「・・・・・・・・・」

 

 

服装を整え直し山へ入ると

すぐに向かいから男性が一人歩いてきた

 

 

やはり奴だ・・・!!!

 

 

男性「おはようございます!」

 

母「おはようございまーす!」

 

私「おはようございまーす!」

 

母「どうですかー?」

 

男性「いやぁもうあんまりないですねー!

   もうそろそろ終わりかなーって(爽やかな笑顔)」

 

 

この男性

 

 

私が最近毎年山で遭遇するようになった

30代くらいに見える男性である

 

 

男性が手に持っているきのこを入れるカゴを見ると

そこにはやっぱりもう状態はあまり良くないけれど

大振りのきのこが10~20個ほど入っていた

 

 

 

チィッ・・・!!!

 

 

何を隠そう

私はこの男性を勝手にライバル視している

 

 

んまぁー目が良いんですよ

 

普通の人が見付けられない所までがっつり探して

しっかり採っている

 

そして恐ろしく体力があるのだろう

 

遭遇した時はお互いに

3時間以上山に籠っている

 

 

多分同じ時間同じ山を歩いたら

どっこいどっこいな量を確保出来るんじゃないかと思う

 

 

昨今

山菜採りのお年寄りたちがどんどん引退し

高齢化が進んでいる中

これだけの量を採れる人はなかなか居るもんじゃない

 

 

唯一のライバル(敵)だ・・・!!!

 

 

男性「きのこ美味しいから大好きなんですよ!

   だけどこれから仕事だからもう帰らないと!」

 

母「そうなんだ~」

 

男性「もうあまり無いと思うけど

   頑張ってください!」

 

私「先週あたりがピークですもんね~(にっこり)」

 

男性「そうですね

   もうこれからはほぼ無いでしょうね!

   楽しみが減っちゃうなぁー」

 

 

同じ人種め・・・

 

負けないぞ・・・!!!?

 

 

 

・・・が

男性が言う通り

 

本当に全然無い

 

 

1時間ほど山の中を探していたけれど

ほんっと

全く無い

 

仕事もせずに山に遊びに来ているくせに

きのこの一つも見付けられないなんて

駄目人間も良い所だ・・・!

 

 

 

あ!

ケムリダケだ!

 

この辺りだと珍しいなぁー!

 

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足で踏んで煙を出して遊ぶ

 

 

うわぁー綺麗な景色だなぁー

 

紅葉が素晴らしいー

 

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あまりにもきのこが無さ過ぎて

完全に現実逃避である

 

 

だけど

1時間半が経過した頃

 

急に段々腹が立ってきた

 

 

なんであの男性は採れて

私は1個も採れないの・・・?

 

 

ここで突然の

負けず嫌い爆発である

 

 

ちくしょう!

負けて堪るもんか!!!

 

 

こうなったら凄い

 

今まで一切入ろうとしなかった

とてつもなく激しい草むらにガンガン突っ込んで行く

 

 

絶対・・・

 

絶対負けないんだから!!!

 

 

この負けん気こそが

私が結婚に向いていない最大の理由でしょうね・・・

 

男性を立てるって事が出来ず

必死に負けないように頑張っちゃう

 

 

額から汗をだらだら流し

靴擦れするほど酷い場所へ入って行く

 

 

絶対見付けるんだからぁぁぁーーー!!!

 

 

 

あった

 

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ここまで必死にならないと

あの男性には勝てないのか・・・

 

なら・・・

 

 

やっちゃるけん!!!

 

 

その後も

先週までとは大違いの激しさで山を歩き

汗をだらだら流しながら

ようやく道へ出た

 

 

母「あんたまた始まった・・・!

  一体どこ探してそうなってんの!?」

 

私「あの男には・・・

  絶対に負けない・・・

  でももう靴擦れも出来てるし

  脱水症状で頭痛くなってきた・・・」

 

母「さっきそこで会った人

  1個も採れなかったって言ってたけど・・・

  やっぱ入口で会ったあの人は凄いわ」

 

私「・・・あんな若造には

  絶対負けないんだからぁぁぁーーー!

  (草むらへ突進)」

 

母「はぁ!?まだ入るの!?」

 

 

という訳で

この日の戦果はこちら

 

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母が4つで

他が私

 

 

状態が良い物を選んで来たので

量ではあの男性に負けている気がするけれど

質では圧倒的勝利に違いない・・・!

 

 

ただ

すっげー腰痛い・・・!!!

 

 

父「そういう人となら合うんじゃないのか

  趣味が同じってのは大事だろ

  山菜採りが好きな男探してみたらどうだ」

 

私「・・・・・・・・・」

 

 

馬鹿を言ってんじゃないよ・・・!

 

 

山菜採りシーズンになる度に

取っ組み合いの大喧嘩になるっちゅーねん!!!