母の根性も凄い

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

 

いやー今年も来ましたね

 

 

私のブログに

山の事しか書かれなくなるシーズンですよ・・・!!!

 

 

まぁ秋はせいぜい一週間くらいなんでね

お付き合い頂ければ幸いです!

 

 

と言う訳で!

 

連続山潜り2日目は

朝6時半から母と一緒に行ってきましたー!

 

 

ひゃっほーぅい!

 

 

すーごい雨降ってんだこれが

 

 

母も「雨の日は嫌」とかなんとか言ってたはずなのに

乗り気なんだもん困っちゃう

 

 

この日は土曜日だったからか

早朝にも関わらず

車が数台山に停まっていた

 

 

母「ほら!

  もっと早く出ないから先に採られる!」

 

 

いや

 

採られないよ

 

 

連中には負ける気がしないんだ

 

 

山へ潜って1分でこれだ!

 

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んまぁー立派ですね!

 

幸先良いなぁ

 

 

私「ちゃんと探してよ?

  私こっちから行くから

  そっちあんたに任せるからね?」

 

母「んー分かったー」

 

 

・・・分かってなかった

 

 

母は全然

 

分かってなかった!!!

 

 

北海道に住んでいるお年寄りは

かなりの確率で『落葉きのこ採り』をやるんだけど

 

皆すっげー甘いし

見る場所が違う!

 

 

例えば

 

お年寄りはこういう木に向かって進むんですよ

 

 

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落葉きのこって針葉樹の胞子から出るんで

この木を狙うのは良いんだけど

 

私はこういう木の所は一切見ない

 

 

なんでかっちゅーと

 

この木

すっごい高齢なんですよね

 

人間と同じで

木にも出産適齢期が存在している

 

 

この木はパッと見ただけでもう高齢だって分かるし

周りに若木が一切無いんです

 

 

子孫を残す力の無いお年寄りたち

 

よって胞子を出す確率が非常に低い!

 

 

見る価値無し!

 

じゃあどういう木なら良いのかっちゅーと

 

こういうの!

 

 

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若いですねー!!!

ブレまくってますねー!!!(平常運転)

 

人間に例えたら

まだピッチピチの10代~20代前半とかでしょうか!

 

お肌のハリ(木の表皮)が違う!

 

 

そしてお年寄りはね

こういう場所を見る

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この図の赤い部分

 

木の下やらその半径1メートル以内を

非常に入念に見ていらっしゃる

 

 

んまぁー足跡が凄い

 

草が全部なぎ倒されて

木の下にミステリーサークルが出来たみたいになってる

 

 

でも違う!!!

 

根本的に考えてあり得ない!

 

 

木が胞子を飛ばす理由は

「子種をばらまく」

という理由で胞子を飛ばすんでしょ!?

 

 

自分の足元に競争相手ぼんぼん生み落として

一体何になるの・・・!?

 

飛ばすのよ胞子を!!!

 

 

胞子は風に乗ってある程度飛ばされるから

 

 

こう!!!

 

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この赤い部分を探さなきゃ駄目でしょー!?

 

 

でもって欲を言えば

 

風を読んでほしい

 

 

『この山は上から沢に向かって風が吹くから

 胞子が飛ぶとしたらこっち側』

とか

一度立ち止まって風を読んで行動して欲しい

 

 

山に入る前に木を観察して

絶対胞子を飛ばす木を見付ける

 

風の向きを読んでルートを決めて

その木からちょっと離れた辺りをくまなく探す

 

 

これをやってくれないと

全然相手にならないんだよ・・・!

 

 

母「ルカー!」

 

私「あいよー!」

 

母「結構人入ってるわ

  さっき会った人が

  この辺は全部見たって言ってた」

 

私「・・・・・・へぇ?

  その人には目が付いていないのかな?」

 

 

大量にきのこが入った袋を母に見せる

 

 

母「はぁああ!!!?

  あんた馬鹿じゃないの!?

  何それぇ!?」

 

私「あいつらの情報なんてアテにならん

  見たからなんだって言うんだ

  どうせまともに採れてねぇから

  居ても居なくても変わらん!」

 

 

私が唯一敵視しているのは

昨年から山で遭遇するようになった

大層良い目を持った30代男性一人のみ

 

それ以外は敵じゃない!!!

 

 

母のぶら下げた袋を見ると

 

 

たった2つしか入っていない

 

 

私「ちょっと!

  あんたちゃんと探しなさいって言ってるでしょ!?

  あんたは毎年毎年最初で手抜きするから困るもんね!」

 

母「あんた一体どういう探し方してんのさ!

  ちょっと後ろからついて行って見てみるわ!」

 

 

そんなの(腰を落とす

 

別に(まず右手で草をかき分けて右を見る)

 

大した事(左手で草をかき分けて左を見る)

 

してない(凄い量の草を押しのけてグイッ!と進む)

 

 

母「あんたそんなに低い姿勢のまま移動してんの!?」

 

私「あんただったら元々背ぇ低いから

  そんなにつらくないでしょ?

  って言うか去年もこのくだりやったし・・・」

 

母「しかも両手でそんな・・・両方同時なんだ!?

  はぁーっ!

  いやあんたもしかして凄い力じゃないそれ?

  あたしそんなの出来ないわ!

  あっ・・・!

  あんたすっごい力でしょそれ!?

  真似・・・っ・・・出来ないわっ・・・!」

 

 

毎年

まるで(?)毎日のように山に行って

アスレチックばりの動きで山菜採りしてる私の腕力と脚力

舐めるんじゃねぇぞ!?

 

 

私「どうでも良いけどあんた!

  真面目にちゃんと探しなさいよ!?」

 

 

あぁ・・・

 

母に任せた所は

また明日見直ししたいなぁ・・・

 

絶対取りこぼしあるもんなぁ・・・

 

 

私「あ」

 

母「うん?」

 

私「ここ間違いなく取りこぼしあるから入るぞ」

 

母「あたしもっとこっちから入る」

 

 

・・・・・・ふぅーん

 

 

その直後

 

10個ほどのきのこを見付けた私

 

 

ほら・・・

 

だから言ったのにさ・・・

 

私について来ていれば

楽しい思い出来たのに・・・

 

 

私「この辺は駄目だ

  胞子出してない」

 

母「そうなの?」

 

私「においが違う

  出よう(スタスタスタ)」

 

母「そう?

  本当にないの?」

 

私「あ

  でもこの木はあるな」

 

母「え?」

 

私「においしない?

  この木だけは多分胞子出して・・・

  ほらあった」

 

母「え!?」

 

 

 

目と鼻が良いんですよね

 

山へ入ると途端に視力と嗅覚が上がる気がする

 

 

こんなのだって見付けちゃう

 

 

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大層人が歩いて

草がなぎ倒されたここにもね

 

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あるんですよ!

 

落ち葉と草をかき分けてかき分けてー

 

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ほらー!

 

もう全然他の山菜採りの人達に負ける気しないー!

 

 

では

 

この日の戦果発表!

 

 

まずは母からー!

 

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15個くらいでしょうかね

 

まずまずでしょう

 

 

最初から本気を出してくれていれば

もっと良い戦果を出せたはずなんだけど・・・

 

 

そして私の戦果がー

 

 

どん!!!

 

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たーーーのしーーーーい!!!

 

横から見るとこう!

 

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どれも大層立派で大満足

 

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ほらぁー綺麗でしょー!?

 

ただ今回ちょっと気になったのが

これ

 

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傘の下にポコポコ何か出てる

 

こんなきのこが複数あった

 

 

私「なんだろこれ」

 

母「分かんない」

 

私「集合体恐怖症の人が嫌がりそう」

 

母「なにそれ?」

 

私「高所恐怖症とか閉所恐怖症とかあるじゃない

  あれと一緒で

  何かが密集しているのが怖いと思う人ね

  例えばそうね・・・

  虫のたまごとか?」

 

母「そんなの誰でも駄目でしょ!?

  あたしだって虫のたまごなんて嫌だよ!

  あんたくらいしか平気な人居ないわ!!!」

 

 

あ!

 

それもそうか!

 

 

父「うわぁー!

  まーたすーごい量だなぁー!

  どっかに卸して来たらどうだ!?」

 

私「資格無いと駄目なんでしょー?

  それに・・・」

 

母「もったいなくて人になんてやれないよね」

 

私「ん~金額次第かなぁー

  これだと2万くらいになる?」

 

父「なるなる!」

 

私「こういう仕事があったら

  プロにだってなれる気がするんだけどなぁー

  この程度じゃ駄目かなぁー」

 

母「いやぁあんたはなれるだろうね

  この量採れるのはおかしいくらいだから

  ただ一年中出来る仕事じゃないから

  そこが問題なんじゃない?」

 

私「冬は狩猟・・・とか?」

 

母「でもやっぱり土曜日だと

  結構人入ってるもんだよね

  朝もっと早くないと駄目なのか」

 

私「私は9時とか10時とか

  そのくらいの時間帯が好きだなぁ」

 

母「それじゃ他の人達が採った後でしょ?」

 

私「え・・・?

  他の人達が・・・何を・・・採った後?」

 

母「・・・あぁ・・・そうだろうね・・・

  あんたは他の人が入った後だろうと

  関係無しに見付けられるわ・・・

  普通の人が見ない所見てるからね・・・

  今日だってあたしたちより先に

  3人だか4人入ってたよ

 

私「皆見てる場所間違ってるんだもの

  私より採ってる人となんて会った事ある?

  見る場所間違ってるから収穫量が少ないんだよ

  なんで毎年入ってて分かんないのかなぁ・・・

  張り合いが無いから嫌なんだけど

  あ、ただ一人すっげー小癪な採り方してる奴居たなぁ

  多分きのこ見付けても裏返して見て

  よほど綺麗な状態のやつしか採らないスタイルの

  香水つけた奴1人居たと思う

  鼻やられて営業妨害も良いとこだった」

 

母「あ!女の人1人居たわ!」

 

私「あぁー多分それだー

  虫食いしてそうなの全部見逃してたのはだからかぁー

  私もあれは採らなかったけど

  お爺ちゃんとかなら採るレベルの全部放置してたから

  最初は何かと思った

  はぁー女性かぁー納得ー」

 

 

実家にある業務用フリーザーの場所を

無理矢理空けて確保

 

 

今日の収穫はこの空きスペースに入れまーす!

 

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うーん

 

フリーザーがもう一台欲しい・・・

 

 

母「いやでもあんたは異常

  まず体力が異常だわ

  それと負けず嫌いね」

 

父「こいつ熊と大差ないからな」

 

私「まだまだイケるよ

  今からもう一回行く!?

  出来れば最初に入った所

  もう一周しっかり見たいんだけど!」

 

母「嫌だよ!

  もう疲れたから!

  明日にしよう」

 

 

・・・・・・・・えっ

 

 

母「明日も6時ね

  あたし明日仕事休みだし

  どこまででも付き合えるわ」

 

 

まさかの

 

 

3日連続山潜りー!!!?

 

 

と言う訳で

 

今年の秋の戦果報告は

まだ続きそうです・・・!!!