ここの子になる
皆様こんにちは
ＬＵＫＡでございます
先日
歯医者さんへ行った時の事
この日はようやく
私が最も気になっていた歯の治療に着手した
以前の歯医者で銀歯を被せて貰ったものの
その根本の治療が悪かったらしく
膿が溜まるようになってしまっており
疲労が溜まった時なんかは
その歯茎が腫れ上がり
歯茎から血が出る事が多々あったのだ
しかし
銀歯を外した結果
新たな事実が判明した
銀歯の隣の歯が虫歯になっていたのだ
女性「今まで隠れて見えていなかったけれど
ここに虫歯が・・・」
私「あ！やっぱりですか！？
そんな気がしてたんですよ！
なんっかこう舌先が変に引っ掛かる部分があって・・・
この銀歯凄く大きくて
隣の歯をギッチギチに押して来てたから
歯間ブラシとかも入り込めなくて
全然磨けなかったんです！」
女性「なるほど・・・
本当は先に銀歯の下の治療と思ったんですが
こっちを先にやっちゃいますね・・・！」
先生と交代し
先生が歯の状態を確かめる
先生「これ結構しみてなかった？」
私「いえ・・・？
全然しみてなかったと・・・
ただ舌ざわりで何かあるような気がしてたくらいで」
先生「そう・・・？
とりあえず麻酔打って
削って行きますからね」
はーい！
以前麻酔を打ってもらった時に
大層上手に打ってくれたので
何の心配も無く
安心しきった状態で麻酔を打ってもらった
うん！
痛くない！
・・・が
何故だろう
全く麻酔が効いている雰囲気が無い・・・
唇は結構ベロンベロンになっている感覚があるのにも関わらず
肝心の歯の根元部分には
しっかりと感覚が残っている気がする
いや
でも前回は素晴らしい麻酔っぷりだったし
心配しなくても大丈夫だろう
女性「麻酔の確認の為に空気かけますね～」
私「はーい」
シューーーッ！
私「アガッ！！！！！！！！！」
歯から顎に向かって針をぶっ刺されたみたいな
激痛が走った
空気を当てるのをやめてもなお
ズクンズクンと痛みが残る
女性「しみますね！？」
私「・・・・・・・・・（脂汗）」
い・・・
今まで隠れていた部分に
こんな恐ろしい激痛スポットが存在していたなんて・・・！
ここから
予想外の事態に陥った
先生「麻酔もうちょっと追加しますから～
ごめんなさいね・・・！」
こちらこそごめんなさいね！？
・・・が
女性「麻酔の確認の為に空気かけますね・・・」
シューーーーッ！
私「ビクンッ！！！」
まるで水の無い場所ではねる魚のように
全身がビクンッ！とはねた
女性「まだしみますね・・・！？」
私「・・・・・・・・・（コクリ）」
な・・・
なんか暑い・・・
痛みが凄まじすぎて暑い！
先生「もう一度だけ麻酔打ちますね・・・！
麻酔効かなくてごめんなさい！」
いやむしろ
麻酔効かなくてごめんなさい！！！？
えっなんで？
なんで麻酔効かないの？
前回別の場所の時は
あんなにもすんなり麻酔が効いたのに
こんなに麻酔が効かないなんて
私自身に何か問題があるんですか！？
別段薬類を服用している訳でもないし
体調が悪い訳でも何でもないのに一体どうして・・・！？
女性「怖いと思いますが・・・
もう一度空気・・・かけますね・・・？」
私「・・・・・・はい！！！（気合）」
シューーーッ！
私「！！！
・・・・・・・（我慢）」
女性「・・・しみてますよね・・・？」
あ
バレました・・・？
だってだって！
もう何度も何度も麻酔打って貰って
申し訳ない感じなんだもん！！！
「麻酔効きました」って装って
痛いの我慢したまま削って貰った方が
いいような気がしたの・・・！
先生「うーーーーーん・・・
もう顎まで痺れてると思うんだけど・・・」
私「あ、はい
もう左側半分ほぼ感覚無いんです
だけどこの歯の部分だけ痛くて・・・」
先生「普段からずっとしみてたの
凄く我慢してた？」
私「・・・・・・・・いいえ？」
普段なんて
何ともなかったよ・・・？
私「我慢出来ます」
先生「うーーーん・・・
バキュームの空気当たるだけでも痛いと思うから
バキューム無しで休み休みやってみようか
ごめんなさいね・・・」
や・・・
優しい・・・！！！
私の人生において
これほどまでに人に優しくされた事なんて
いまだかつてあっただろうか・・・！？
（あるだろうよ）
虫歯を削り始めると
私の身体は全身ギッシギシに固まるほどに
力が入った状態が続いた
いだいいだいいだいいだい！！！
ものっすげぇぇぇぇぇ突き抜けるように痛い！
私は元来痛みに鈍感な人間だけれど
これはさすがにいてぇわ！
もういっそ
抜いて貰った方が絶対スッキリするレベルで痛い！
いや
でも今までのこの部分の痛みに比べたら・・・
ん？？？
痛みを我慢しながら
ふと思い出した
思い起こせば
銀歯の部分の治療を終えた直後から
その下の歯茎が腫れるようになり
最初の頃は毎日痛かった
その歯の部分のみならず
周囲４本くらいの歯を巻き込んで
常に痛かったし
顎まで痛くなるもんだから
終いには『頭が痛いのか顎が痛いのか分からない』
みたいな状態にまで陥っていた
常に膿が溜まっている状態だったのだから
それも当然の事だろう
血が出る時は
歯茎がめくれてぺろぺろしている時だってあった
痛くないはずがない
だけど
あまりにも毎日痛みを感じている内に
これが平常運転に変わっていた
これは別に痛い訳じゃない
疲労が溜まって血が出る程腫れた時こそが
本当に痛い時なんだ
そもそも
生きて行く上でそれほど支障が無いのだから
こんなものはなんて事無いのさ！
指がもげかけた時に比べたら
小さな問題だよ！
そう思うようになっていた
だから本当は
銀歯の隣の虫歯も
銀歯の歯茎に引っ張られて常に痛い状態が
もう５～６年も続いており
隣の歯が痛いような気がした時もあったけれど
てっきり歯茎の痛みなんだろうと解釈していた
そうだ・・・！
痛かったわ・・・！！！
さっき
「痛いの我慢してたんじゃない？」
って聞かれた時に
「いいえ？何言ってんの？痛くなかったよ？」
みたいな返事したけど
あれ嘘！！！
真っ赤な嘘です！
嘘ついてごめんなさい！！！
医者に嘘ついてどうすんだ自分！
本当は何年も痛かったけど
３６５日痛くない日が無かったから
感覚が麻痺してきてただけだった・・・！！！
そんな事を思い出しながらも
虫歯がどんどん削られて行き
先生「うん、これで削り終わったから
後は埋めるだけだね」
私「ふぁい・・・」
先生「多分ね
相当今まで痛いの我慢してたんだと思うよ？
これだけ麻酔打って効かないって事は
今まで痛みがずっとある状態に慣れていて
神経が敏感になっちゃってるって事だから」
う・・・うん
そうみたいですね・・・
その後
知覚過敏に塗る薬を塗って貰っている最中も
私は脂汗をだらだら流す程の痛みに耐える羽目になった
女性「ごめんなさい・・・痛いですよね・・・！
何度も重ね塗りして
しみないようにしますから・・・！」
私「ふぁい！！！（覚悟）」
その後
空気を当てても全くしみなくなるまで
６回も薬を塗って貰った
『空気をあてる』なんて行為をした事が無かったから
これまでそんなに気にならなかっただけであって
実際にはこれほどまでに酷い状態だったとは・・・
歯科助手の女性も思わず
女性「こんなにも酷いじょうた・・・
あっごめんなさい・・・！
えっと・・・言い方が悪いですけど・・・
酷い状態ですね・・・！！！」
って言っちゃってた
ポロッと本音が出ちゃってた
銀歯を外した部分に仮歯作ってはめて貰うと
それまで舌先が引っ掛かって気になっていた部分も
綺麗に整えられた上に
高さも「これでもか！」ってほどにピッタリ！
しっかり歯磨きが出来るように
適度な間隔があいた状態になっていた
うわぁ！
気持ち良い！！！
こんな素晴らしい状態になったのは
本当に何年ぶりだろうか・・・！
思えば以前の歯医者で治療して貰ったその日から
ずーっとこの銀歯に違和感を感じながら
生きて来た気がする
やっと・・・
やっと口内環境が正常に整って来た気がする・・・！
しかし
この日の治療は何と
２時間半かかった
歯医者で２時間半て！！！
ごめんなさいね！？
何かもうほんとお手を煩わせて申し訳ない！
なんって手のかかる患者なんでしょうね！？
私「本当にすみません・・・！
でもありがとうございます！」
先生「いえいえ！
こちらこそこんなに時間が掛かっちゃって
ごめんなさいね！」
女性「すみません！！！」
えぇぇぇぇ！！！？
先生達が謝る事なんて何も無いよぉぅ！！！？
先生も助手さんも
大人気の歯医者さんで
常に複数の患者さんの間を行ったり来たり
とてつもなく忙しそうに働いているのに
こんなに長時間場所を占領しちゃってごめんなさい！
先生「あ！それと！
麻酔全部で６回も打ったから
２～３日歯茎がグジャグジャになると思うけど
ちょっとだけ我慢して下さいね・・・」
女性「今日入れた仮歯
もし調子が悪かったらすぐにご連絡ください！」
好きだぁぁぁあああああああああ！！！
歯茎のグジャグジャなんて
今まで腫れあがっていた状態に比べたら
屁みたいなもんだよ！
ほんと
屁！！！
女性「今回は
前回保険証が無かった時の分も含めて
２回分のお会計になりますので・・・
ちょっと・・・お高いです・・・」
私「ゴクリ」
女性「２，３００円です」
私「はぁぁああ！！！？
安いぃぃいいい！！！」
女性「え！？本当ですか！？
２，０００円越えるなんて滅多にないので
「大丈夫ですか？」
って声を掛けようと思っていたんですけど・・・」
私「いやいやいやいや！
むしろ２，３００円で大丈夫ですか！？
これだけの治療をして貰ったら
前の歯医者さんだったら６・・・
いや７，０００円はくだらない！」
女性「そんなにですかぁ！？」
私「そんなにですぅ！！！」
新しく入った仮歯の感触を
舌で触ってみたり
歯を噛みしめたりして確認しつつ
帰りの車を運転しながら思った
私
この歯医者に住みたい！！！
