お祭りの思い出 ~その2~

皆様こんにちは

LUKAでございます

 

昨日に続き

本日もお祭りの思い出話

 

 

お祭りと言えばカタヌキでしょう!

とカタヌキ以外の話は一切していなかったけれど

 

私が幼い頃のお祭りでも

金魚すくいやヨーヨー釣りなんかもあったし

他にも色々あった記憶がある

 

お祭りの端から端まで

カタヌキ屋を探して見て回って

戻って報酬内容が良いカタヌキ屋へ直行する

というだけの行動しか取っていなかったから

いまいち記憶が薄いけれど色々あったよ

 

あった・・・さ

 

えーっとえーっと・・・

輪投げ屋さんやスマートボール?もあったよね!

 

べっこう飴も売られていたなぁー

 

ハッカパイプなんて物もあった・・・よね?

キャラクターの形になっていて笛みたいな形のやつ!

まぁ私はハッカが苦手なので

一度も買った事が無かったですが・・・

 

え?

これだけ?

私の記憶に残っている屋台ってこれだけ?

 

カタヌキ屋以外マジで何にも見てなくない?

 

 

でまぁ

あれは多分

私が買ったやつじゃないと思うんだけれど

 

我が家に

『ひよこ』がやって来た事があった

 

 

昨今のお祭りでは見かけなかったけれど

昔はお祭りで『ひよこ』が居たはずなんですよね

 

カラーひよことかね!

 

ひよこに塗料を塗って販売されていたんですよ

 

今だったら動物愛護団体から

滅茶苦茶批判受けそうなやつ!

 

 

多分だけど

あのひよこはお祭りで誰かが買ったか何かして

我が家にやって来たんだと思う

 

『1羽だけじゃなかった』

という事以外

実際何羽居たのかも記憶が定かじゃない所を見ると

私はまだ本当に幼かったんだと思う

幼稚園児の頃とかなのか

それよりも前なのか

 

現在は兄もこのブログを読んでいるようなので

後日覚えていたらちょっと聞いてみようと思っている

 

 

ただ

そのひよこについては

マジで一生忘れられない記憶が残っている

 

 

 

我が家にやって来たひよこは

 

ふわふわで可愛かった

 

 

手に乗せるとふわっふわで

コロコロしていて可愛かった

 

幼い私の目には

(足がめっちゃリアルで気持ち悪い・・・)

という風には写ったけれど

その足の気持ち悪さを差し引いても充分可愛かった

 

 

ただ

手をクチバシでつつかれた時は

 

本気で嫌だった

 

 

動物が大好きな母は

つつかれようが噛まれようが

「可愛いねぇ~これくらい大した事ないでしょ~」

って言っちゃうようなムツゴ〇ウさんタイプの人間で

私が動物に噛まれたりした際には

「あんたあれくらいでビビっちゃって!」

と笑う人間である

 

ちくしょう・・・!

馬鹿にしやがって・・・!!!

 

馬鹿にされたくなかったので

その母の前では平気そうな顔をして見せていたけれど

 

じっと皮が剥けた手を見つめながら

(何これ超怖い生物じゃん・・・)って思っていた

 

 

最初はこのひよこ達を

ただのプラスチックのケースの中に入れた

 

母が大量に飼っている

コオロギやら鈴虫を入れてあった大きめのケースに

新聞紙を敷いてその中にひよこ投入

 

 

ひよこ達は元気いっぱいに

 

 

ケースの壁にガンッ!ガンッ!と

体当たりして暮らしていた

 

 

(何これ

 可愛い容姿に相反して超狂暴じゃん・・・!

 私ひよこ好きじゃないかも・・・!)

 

 

 

その何日か後

 

 

ひよこの内1羽の頭部の毛が抜けて

血が出ていた

 

 

恐怖である

 

まだ幼い私が見るにはあまりにグロい状態だった

 

 

な・・・

何これぇぇぇ!!!

 

ひよこの頭が・・・頭がぁぁぁ!!!

 

 

どうやら

数匹のひよこの間で喧嘩が勃発しているらしく

やたら1羽のひよこだけが

他のひよこから攻撃をされているらしい

 

人間社会にもいじめというものが存在しているけれど

ひよこ社会にもそういうものがあるなんて・・・!

 

 

頭から血を流しているひよこに対して

飛びつくようにして攻撃を加えるひよこ

 

 

「仲良くしなさい!」

みたいな事を言いながらケースに手を突っ込むと

私の手が強烈な攻撃を受けた

 

 

私「いだい!!!」

 

 

(何これもう怖い!!!

 全然可愛くなんかない!

 こんな生物いやぁぁあああ!!!)

 

 

私はすぐに

泣きながら母に訴えた

 

「ひよこが喧嘩してるーーーー!!!」

 

 

もう自分の力じゃどうにも出来なかった

 

恐ろしくて

ケースの中に手なんて突っ込めなかった

 

人間(私)よりも

ひよこの方が圧倒的に強かった

 

 

今でも蛾と蝶々に対してだけは

異様な脆弱さを見せる私だけれど

さすがにもうそんなに弱くない

 

動物に噛まれるくらいどうって事ないさ!

 

蛾と蝶々だって

・・・ほ、本気になれば・・・!

 

私が本気を出せば勝てるんだからっ・・・!!!

 

 

だけど

この当時はひよこにすらも勝てやしなかった

 

恐ろしくメンタルが弱い子供である

 

 

母がケースの中を見て

ひよこの喧嘩を止める為に

ある工夫をした

 

 

ケースの中に間仕切りを入れたのだ

 

やたら攻撃を受ける1羽だけを

隔離して保護する作戦である

 

 

・・・が

 

ちょっと目を離したすきに

攻撃的なひよこがその間仕切りをよじ登って

頭から血を流しているひよこが居る方に入り込み

これでもか!というくらい攻撃を加える

 

 

何度も何度もこれが繰り返され

頭から血を流したひよこがフラフラしてきた

 

 

(あわわわわわ!!!

 こえぇええええ!!!

 ひよここえぇぇええ!!!

 小さくて可愛いと思ってたけど

 全然これっぽっちも可愛くねぇ!!!)

 

 

その度に母を呼び

頭から血を流しているひよこを保護して貰う

 

もう自分はケースに手を入れない

 

ひよこに泣かされたくないもんっ・・・!

 

 

 

それから一体どうしたのかは分からないけれど

 

ひよこは我が家から居なくなった

 

 

恐らく欲しがっている誰かにあげてしまったのだろう

 

 

それから数年後

 

吹雪の日の銭湯帰り

空から降ってきた雀を拾った私

 

連れ帰るまでの間に手をクチバシでミンチにされた

 

 

結果

 

私はいまだに

あまり鳥類が好きな方ではない

 

猿以外の動物は全般好きなんだけれど

鳥類は「大好き!」ではなく「まぁ・・・好き」という程度

 

フクロウやタカやワシやカラスやオウムは

賢いから好きだけれど

それ以外の鳥類に対してあまり良いイメージは無い

 

 

理由は

 

「鳥類は皆狂暴!!!」

 

これに尽きるんだ・・・!

 

 

猛禽類はクチバシで攻撃を受ければ

手を貫通する事もあるから危険

なんて言われているし

 

私がよく行くペットショップでも

猛禽類を自由に撫でられるけれど

撫でていると店員さんから

「自己責任でお願いします」

なんて言われる

 

 

でも

 

馬鹿言ってんじゃないよ

 

 

私にとっては

ひよこの方がよほど危険だ・・・!!!